ハーバード・ケネディスクールからのメッセージ

2006年9月より、米国のハーバード大学ケネディスクールに留学中の筆者が、日々の思いや経験を綴っていきます。

官民協働ネットワーク Crossover21 異業種ディスカッション大会のご案内

2009年03月10日 | 日々の出来事

 

 政治家や官僚だけが政策作りや公共サービスの提供を独占する「政策社会主義」を脱却し、大学、シンクタンク、企業、NPOなど、社会を構成する様々なプレーヤーが、組織や分野の垣根を越えてより良い政策作りにむけて時に競い合い、時にともに汗を流す、そんなアイディアと労働の横断的な自由市場、「政策市場」構築の担い手となりたい・・・

  そして、そんな「政策市場」の中で、組織の看板に頼ることなく、自分自身の能力と経験、そして人的ネットワークを糧に挑戦を続けることのできるプレーヤーでありたい・・・

  入省前に省庁横断的な同期と取り組んだ「行政セクショナリズム研究会」のレポート「行政セクショナリズムの分析及び解消のための行政改革構想 -我々が切り拓く未来-」の中に刻んだ初志を行動に移すべく、省庁横断的な同期、そして同年代のNPO職員、民間企業で活躍する先輩たちと2002年春に立ち上げたのが「官民協働ネットワークCrossover21」。

  青いクサイ思い一つで走り始めたあの春から早7年。

  これまで年に一回のペースで開催してきた「ディスカッション大会」、金融経済、NPOと行政との協働、政策市場の実現などのテーマ別に分かれた月一回の勉強会や交流会、そしてメーリングリストやウェブサイト上での会員が係るイベントの情報交換や意見交換などを中心に活動を続け、これまでの参加数は約700人にまでなりました。

 とくに、毎年一回開催してきた「政策市場創設に向けたディスカッション大会」には、国家公務員、地方公務員、学生、会社員、NPO・NGO職員、会社員、主婦、大学教授、国会議員、地方議会議員、ベンチャー企業家、会計士、弁護士、教師、医師、ジャーナリスト等など、多様な文脈の中で生きてきた人々が、しかし、「公のあり方」に主体的な問題意識を持つという意味では共通する「人財」達が日本全国から毎回100名近くも集います。

    

    (過去のディスカッション大会の様子)

  「さまざまな人財が業種の垣根を越えて答えのない公の問題についてとことん議論するケネディスクールのような場を創りたい!」

 卒業して9か月が過ぎ日々高まるこんな思いを胸に、3月28日に第7回となる異業種ディスカッション大会を下記の要領で開催します。詳しくは下記をご覧いただき、お申込みは官民協働ネットワークCrossover21のウェブサイトにてお願いします。

 本ブログを通じて、あるいは書籍「ハーバード・ケネディスクールからのメッセージ~世界を変えてみたくなる留学~」を通じてお会いした皆さんと、直接お話をできるのを楽しみにしています。

  

-----------------------------------------------------------
官民協働ネットワークCrossover21主催
            異業種ディスカッション大会Vol.7
~危機を乗り越えCHANGEを創り出す新時代の官民協働に向けて~
-----------------------------------------------------------

◇官民協働ネットワークCrossover21とは

官と民、営利と非営利、学者と実務家、専門家とジェネラリスト・・・
私たちの身の回りにある様々な目に見えない「壁」を乗り越え、
公の問題解決に向けて協働するきっかけを創りだす触媒、
それが官民協働ネットワーク Crossover21です。

職場から一歩はなれ、より広い視点で社会について考えたい、
日常の生活や仕事では出会うことのない人々と議論をしたい、
官民の壁、業種の壁を越えた将来の協働のきっかけを掴みたい、
社会問題の解決に向け「自分には何が出来るかだろうか?」を考え、第一歩を踏み出してみたい、
Crossover21の異業種ディスカッション大会は、そんな想いに応えます。


◇第7回ディスカッション大会の概要

2002年の立ち上げ以来、毎年恒例の「異業種ディスカッション大会」には
「好奇心」「向上心」「公共心」を持った100名を超える多様な人財が全国から集います。

 ●日時: 2009年3月28日(土) 13:30 受付開始
  □ 第一部(ディスカッション)14:00 ~17:50 
  - 14:00-14:10 ご挨拶と問題提起 (Crossover21 スタッフ代表 池田洋一郎)
        ~官民協働ネットワークCrossover21が目指すもの~
  - 14:10-14:30  ディスカッションの目的と進め方について 
         (Crossover21 スタッフ 佐藤正弘)
  - 14:30-16:30   ディスカッション(グループ・ワーク・セッション)
  - 16:30-17:30   各グループからプレゼンテーション
   □ 第二部(懇親会)18:15 受付開始、18:30 ~20:30 
    - 場所:ベルサール西新宿Room4(都営大江戸線都庁前駅徒歩3分)
     (※ 詳細は下記ウェブサイトをご覧下さい)
       http://www.bellesalle.co.jp/bs_nishishinjuku/#

 ●費用:第一部:2,000円、第二部:3,000円

 ●申込: 下記ウェブサイトの専用フォームからお申し込み下さい。
     http://crossover21.net
(※ 申込み期限は3月23日(月)ですが、定員(120名)に達し次第締め切らせて頂きます)
 
 ●お問い合わせ : contact@crossover21.net
  -当日連絡先 池田洋一郎:080-5872-0275
                   桜井順   :090-9011-7757


◇ 異業種グループ・ワーク・セッションについて
 ●大テーマ:危機を乗り越え"CHANGE"を創り出す新時代の官民協働に向けて
 ・お申込み時:希望するテーマを下記より2つ選択して下さい
       (人数調整の関係上、ご希望に添えない場合がございます)。
 ・当日一週間前:スタッフより参加グループをお知らせ致します。
 ・当日:
  ① 各グループで下記テーマについてディスカッション(2時間)
  ② 各グループが全体に向けてグループ・ワークの成果をプレゼンテーション(1時間)
  ③ 参加者全員で「No.1プレゼンテーション」を投票。懇親会でNo.1グループを表彰

 ●グループ・ディスカッション・テーマ
  1. 政治:「日本の首相・大臣、替わり過ぎじゃないか!? 
       政治の質を高めるために私たちが出来ることは?」
  2. 経済:「グローバル競争に打ち勝ち、日本企業を元気にする
       イノベーションとは?」
  3. 金融:「危機に打ち克つ、Sustainableな金融とは?」
  4. 教育:「どうする初等教育?~学校・保護者・地域~」
  5. 食糧:「私たちは何を食べて生きていくのか?~安全・担い手・自給率~」

  ・各グループの人数が10名前後となるよう頂いたご希望を下にスタッフが調整致します。
  ・各グループではCrossover21のスタッフがファシリテーターを務めます。


◇官民協働ネットワークCrossover21 のこれまでの活動

 2002年の立上げ以降、Crossover21は年1回の異業種間ディスカッション大会の開催やインターネット、メーリングリスト上の議論や情報交換、毎月のテーマ別勉強会等を通じて、様々な分野の“人財”が出会い、協働のきっかけとなるような場を提供しています。

 現在Crossover21には、ビジネス・パーソン、中央官庁・地方自治体職員、政治家、
NGO職員、会社員、教師、医師、主婦、学者、弁護士、会計士、学生、発明家など、
実に様々な分野で活躍している約500名が会員となっています。

-----------------------------------------------------------
◇官民協働ネットワークCrossover21 第7回ディスカッション大会実行委員

 赤田剛史(保険会社)池田洋一郎(財務省)植木武志(商社)上村一郎(広告代理店)大谷竜(産業技術総研)川田慎也(防衛省)久保田崇(内閣府)坂田顕一(シンクタンク)桜井順(会計検査院)佐藤正弘(内閣府)田中麻依子(メーカー)中野和美(証券会社)中山元太郎(環境省)能勢雅樹(国税庁)原大輔(出版)東慶一(大学生)福嶋慶三(環境省)星野智子(NGO職員)松本宏太(内閣府)
-----------------------------------------------------------


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
初めまして! (吉川 聡司)
2009-07-04 22:11:35
 初めて投稿させていただきます。
大阪で医者をやっている26歳のものです。
池田さんの本を読ませていただき非常に感銘を受けました。いろいろと共感できるところもたくさんありましたし、是非お話したいと感じました。
僕自身は、現場で医療をしているものですが、現場の一個人の力だけでは限界を感じています。
もちろん、現場で人を救う人間が必要なのはわかるのですが、制度自体の改革が必要であると痛切に感じます。
そんな中、池田さんの本を読ませていただき感動し、最後には涙してしまいました。
一度、連絡いただけないでしょうか?
メールアドレスを載せておきますのでご連絡いただければ幸いです。
monimoniwo@gmailcomです。gmailとcomの間に.(ピリオド)を入力してください。
返信する
英語の勉強方法 (本の読者)
2009-08-07 02:23:26
はじめまして、本、読ませていただきました。

池田さんの米国での経験を

本という形で私も疑似的、間接的に経験させていただき、私も憧れと意欲がわきました。

しかし、

私も当初の池田さんと同様の問題を抱えていて、

英語が全然できません(笑)

本の巻頭にでてくる1年30万円で通い放題の英語学校の名前、

さしつかえなければ教えていただけないでしょうか??

通い放題という点が大変、魅力的です。

あと、池田さんの場合、お仕事しながらの英語の勉強だと思いますが週どれくらい英語にふれられたのでしょうか??
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。