ハーバード・ケネディスクールからのメッセージ

2006年9月より、米国のハーバード大学ケネディスクールに留学中の筆者が、日々の思いや経験を綴っていきます。

思いがけない再会

2007年10月23日 | 友人
   様々な大学や研究施設がひしめきあい、街全体が“知のクラスター”の様相を呈しているここボストン・ケンブリッヂ。日米間の相互理解、交流の深化を目的として1980年に設立された「US-Japan Program」も、そんな“知のクラスター”のアトラクションの一つです。  毎年、このプログラムを利用して中央省庁や民間企業、業界団体から選ばれた10名程度の中堅職員・社員がResearch . . . 本文を読む

成都からやって来た開拓者

2007年09月11日 | 友人
 「オリエンテーションで配られたファイルに入っていたClass AdvisorのBio(biography:経歴)の中で、Yoichiroのを見てすごく鼓舞されたんだ。色々聞きたいことがあるのだけれど、ランチでも食べに行けないかな?」  来週からの授業スタートをひかえ、ごった返すケネディスクールのラウンジで興奮気味に話しかけてきたのは、今年MPP(Master in Public Policy) . . . 本文を読む

ケネディスクール生の活躍

2007年08月02日 | 友人
  学期中は学校あるいは図書館に殆ど「軟禁状態」であったケネディスクールの学生達は今、世界中に散らばっています。  教室で培った問題意識と専門知識をリアルワールドにぶつけ世界に貢献する機会として、あるいは視野を広げ、人間として成長するために、さらには将来の就職の足がかりとして、殆どの学生達は世界各地でインターンやボランティアに励んでいます。  確かに、常にアドレナリンが分泌され、問題 . . . 本文を読む

別れ、そして再会

2007年08月01日 | 友人
    朝7:30に起床。子供たちにスープを配ったあと、パンと紅茶の朝食を済ませ、子供たちの寄宿舎を2時間ほどかけて掃除。10時を回ったあたりで寮母さんのベリスと畑に出向き、摘んできた大量のスクマ(レタスに似た野菜)とニンジン、トマトを昼食用にひたすら刻む…  7月16日から約2週間毎日続けてきた作業ですが、今日は少し気持ちの持ちようが違います。そう、早いもので慣れ親しんだ . . . 本文を読む

新婚旅行は・・・・

2007年03月06日 | 友人
 「日本に行くことにしたんだ!色々教えてくれよ。」  統計の授業が終わると、クラスメートのメキシコ人、ラモンから思いがけない嬉しいメッセージが。彼はケネディスクールにやってくる以前は、メキシコ大統領府でフォックス大統領(当時)の直属のスタッフとして活躍してきた人物で、クラスのディスカッションではいつも存在感を発揮します。しかも、同じくメキシコ人のフィアンセは現在ハーバードビジネススクールで学んで . . . 本文を読む

アドリアン

2006年12月15日 | 友人
   アドリアンはSocial Studiesを専攻するハーバード大学の3年生。大学が提供するTutor Service(個人指導サービス)を通じて出会い、10月以降、毎週2回、1回1時間程度の英会話のパートナーとしてお世話になってきました。  今振り返ると、もう随分と昔のことのように感じますが、秋学期が始まった当初、僕が所属するMaster of Public Policy Pro . . . 本文を読む

韓国人と日本人

2006年11月29日 | 友人
 ケネディスクールに来て以来、韓国人の友人に対して尋常ならぬ親近感を抱いていること(“片想い”でなければよいですが・・・)については、「Japan Korea Trip 2007」でも触れましたが、今日また、一人の韓国人の友人と非常に印象的な時間を過ごすことができました。  キム・ソンフンさんは、同じMPP(Master of Public Policy)プログラムに所属する二年生の先輩。韓国で . . . 本文を読む

グラハム

2006年11月01日 | 友人
 中間試験真っ最中の今日この頃、寝不足とプレッシャーで滅入りそうになる時に癒しと活力の源になるのが、やはり友人との会話です。   ところで、この国旗がどこの国のものか分かります?答えは、友人グラハムの母国バハマの国旗です。彼は、5年間、ウォールストリートで会計士としてキャリアを積んだ後、ケネディ・スクールに乗り込んできたクラスメート。9月よりミクロ経済学のProblem Set(毎週課される宿題 . . . 本文を読む