ケネディスクールに集まった約100人の聴衆の前で自らの痛ましい経験を、時に涙しながら語られたのはYong-Soo Lee(リ・ヨンス)さん。今年79歳になるそうです。
「私は韓国の子ではなく、朝鮮の子です。」という自己紹介で始まった悲痛な体験談。一つ残念だったのは通訳が極めて限定的だったこと。彼女が張り裂けるような声で語るストーリを3分の1か、時には4分の1くらいに“要約”し . . . 本文を読む
Spring Exerciseの谷間にあたる穏やかな土曜日の午後3時少し前。来週から本格化するグループ・ワークに向けた作業を朝から続けていた僕は、厚ぼったいSpring Exerciseのファイルをいったん閉じて図書館を後にしました。
自分の中で未だ解決のつかない葛藤を抱えながら。
向かった先は、ケネディスクールBelfer Center5階のBell Hall。柔らかな春の日差し . . . 本文を読む
FDA。公式にはFood and Drug Administration:連邦食品医薬品局。でも実際は・・・
「Funded by the Drug industry At your expense!!」(あなたの犠牲の上に立つ、製薬業界からの手数料で賄われるFDA)
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Spring Exerciseのテー . . . 本文を読む
新薬の安全性審査を担当するFDA(Food and Drug Administration:連邦食品医薬品局)の審査官。新薬を手にする患者に向かって
「こいつはスゴイ痛み止めでね。(副作用で)心臓が爆発したって何にも感じることはないですよ・・・」
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FDAによる新薬の安全性チェックを揶揄する風刺画。
「安全な医薬品の番人」と . . . 本文を読む
日本はゴールデン・ウィーク。ケンブリッヂはようやく訪れた美しい春。そんな素敵な季節を尻目に朝から晩まで図書館やミーティングルームにひきこもり、寝不足で目を血走らせた240名のMPP(Master in Public Policy)の一年生。そんな僕らが最近よく発する呪文があります。
「ペデューファ!」
「ペデューファぁa!!」
この訳の分らん呪文のような言葉が、今回 . . . 本文を読む
という訳で、「Safe Medicine(安全な医薬品)」のテーマで昨日より始った2週間のケネディスクールの“集中特訓道場”Spring Exercise。
このテーマでパッと思いつくのが、現在、日本で大きな議論になっているインフルエンザ治療薬タミフルの副作用が原因と見られる異常行動の問題。また血友病の患者に非加熱製剤が使用されたことによる薬害エイズ事件も、未だ多 . . . 本文を読む
今日のボストンの気温は20度を超えました。多くの木々にはまだ寒々しい裸のままですが、表情のない凍土で長らく覆われていたハーバード・ヤードは柔らかな緑の絨毯に衣替えをし、その上をリス達が嬉しそうに駆けていく姿や、寝転がって読書にふける学生の姿が目に付くようになりました。道端に咲く可愛らしい春の花に、つい足を引き止められてしまいます。
そう、春です。とうとうボストンにも春がやって . . . 本文を読む
寿司、キムチ、お好み焼き、そしてカラオケ・・・
本格的な春の訪れを感じさせるやわらかい風が吹くなか、Korea-Japan Tripの思い出を皆で分かち合う機会、Reunion Partyが開かれました。場所は去年のTripに参加して感動し、今年のトリップにもガールフレンドを連れて参加してくれたルーマニア人アドリアンのマンションのパーティー・ルーム。しかも、今年の参加者だけで . . . 本文を読む
先日(4月10日)の朝鮮日報に興味深いコラムを見つけました。
「“マニュアル大国”日本」(上) (下)
書き手は東京に駐在する朝鮮日報の韓国人記者。日本のコンビニエンスストアーの店員や工事作業員、あるいはバス運転手の徹底した顧客志向のサービスの質の高さに注目し、そのカギを探る内容(詳しくはリンク先を参照して下さい)。
記者はこうした高品質のサービ . . . 本文を読む
ケネディスクールに限らず、アメリカの大学・大学院の特徴の一つが学期中と休みとの間の極めて明確な「メリハリ」。
学期中はそれこそ寝食の時間も削ってリーディングやレポート、グループワークに終われる日々ですが、その後にはなが~~い休みが待っています。ケネディスクールを例に取ると、現在格闘中の春学期は5月20日前後に実施される期末試験を持って終了し、その後9月の上旬までの丸々3ヶ月以上が夏休み!!
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