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11月第4週の木曜日。ちょうど日本も「勤労感謝の日」の祝日ですが、アメリカのThanks giving dayは日本のお正月に当たる日になります。学校も水曜日から日曜日まで5日間の連休。ほとんどのお店や図書館も閉まり、普段大勢の学生でにぎわうCambridgeの町やハーバードのキャンパスは閑散としています。多くのアメリカ人は実家に帰って家族や親戚同士で集まり、おせち料理ならぬ、Thanks giving のための特別の料理を楽しみます。
という訳で、今日はアメリカライフを満喫するため、親しくしているCambridge生まれCambridge育ちの近所のおっちゃんが企画したホームパーティーにお邪魔してきました。
Thanks givingといえばTurkey(七面鳥)が有名ですが、午後4時ごろからスタートした食事会では、ダイナミックな七面鳥に加え、以下のような欠かせない伝統料理がテーブルいっぱいに並べられました。
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☆ Gravy[グレービー]・・・七面鳥をローストしたオーブンの板に落ちた肉汁と内臓からできたスープ。
☆ Mashed Potato〔マッシュポテト〕・・・Gravyをつけて食べると、もう止まりません!
☆ Cranberry Jerry〔クランベリーゼリー〕・・・クランベリーを甘辛く煮て固めたもの。デザートではなく、七面鳥につけて食べる。
☆ Sweet Potato〔スィートポテト〕・・・甘いサツマイモ。おせち料理の金団みたいな位置づけでしょうか。
☆ Wine Glazed Brussel Sprouts〔ワインで味付けしたメキャベツ〕
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Thanks givingの由来をご存知の方も多いかと思いますが、まさに、ここNew Englandから始まったものです。
1620年8月15日、イギリスから宗教的自由を求めて現在のマサチューセッツ州プリマスにたどり着いた約100名の清教徒 Pilgrim Fathers(ピルグリム・ファーザーズ) ですが、厳しい冬の寒さと飢え、そして伝染病の蔓延で、入植後半年で半数以上が亡くなってしまったのだそうです。そんな時、彼らに救いの手を差し伸べたのがネイティブ・アメリカンのWampanoag(ワンパノアーグ)族。彼らが教えてくれた土地の耕作方法や魚の捕り方などのおかげで、翌年の秋には豊作に恵まれたピルグリムファーザーズは、ワンパノーアグ族を招待し、共にご馳走をいただいたそうですが、このエピソードがThanks givingの由来とのことです。大地や海の恵み、友人の有難さ、家族の大切さ、つまり、自分を育んでくれている全てに感謝する日ということですね。
僕も最高な料理を素敵な友人達と堪能できる平和なひと時に感謝しつつ、七面鳥とマッシュポテトを食べ続け、午後6:00には文字通り、満腹で動けなくなってしまいました。。。
しかし、僕にとって最高の「神の恵み」は、何といってもこの5日間のお休み!大分後れを取ってしまっていたリーディング、レポートや2週間後に迫ってきている期末試験に向けて、「恵みの休日」を存分に活用したいと思っています。