「Harvard松下村塾」にてエズラ・ボーゲル ハーバード大学名誉教授の指導のもと、日本のソフトパワーについて昨年11月から約半年間、8名のメンバーで行ってきた研究を取りまとたレポート、「日本のソフトパワー -日本が発信できる価値とは何かー」が今日ついに完成しました。
A4判で55ページ、約5万字にもなったレポートは、大きく4つのパートに分かれます。
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4月から5月にかけて日本からボストンへやって来た友人をケネディスクールに案内する機会が何度かありました。アメリカの公共政策大学院への留学を近い将来の目標として考え始めたばかりの、あるいはケネディスクールをキャリアチェンジのきっかけと位置付け、出願を具体的に検討し始めた彼らが、異口同音に口にする質問、それは、
「ケネディスクールとはどんなところ?」
というも . . . 本文を読む
午後4:30、2時間半に亘ってとにかく書き続けた統計学の答案を提出し、鉛筆の跡で真っ黒になった左手のヘリを眺めながら教室を後にした僕は、心の中でこう叫んでいました。
「ようやく終わった!」
そう、ケネディスクール1年目が今日をもって終わったのです。クラスメートの大半も今日の統計学の試験が最後という人が多く、晴れやかな表情の仲間に大勢出会います。中には既に飲み会モードのヤツらも . . . 本文を読む
早いもので昨年9月から始まったケネディスクールライフ一年目も、週明け月曜日の統計学の期末試験を残すのみとなりました。入学当初、正に右も左も分からない中、また、怒涛のようなネイティブ・スピーカーのペースに圧倒されていたころ、様々な形でサポートをし勇気づけてくれた、そしてその後ケネディスクール内外で多くのイベントを一緒に企画してきた2年生の先輩たち、一年プログラムのミッドキャリアに所 . . . 本文を読む
「公共組織の戦略的経営」の最後の二回の授業でテキストとして使われた、国土安全保障省(DHS:Department of Homeland Security)の元首席監察官(Inspector General)Clark Ervin氏著の「Open Target」はスゴイです。米国の国土安全保障が如何にスカスカか、DHSがいかに使えない組織か、徹底的にこき下ろした暴露本で、読んでい . . . 本文を読む
2001年9月11日の同時多発テロ以降、アメリカで支配的なキーワードとなった「国土安全保障(Homeland Security)」。The Strategct Management of Public Office(公共組織の戦略的経営)の担当教授であり、1980年代後半から90年代前半にかけてホワイトハウスの中枢で活躍してきたElaine Kamarck教授をして、「私がホワイ . . . 本文を読む
思わずジャケットを取りたくなる、初夏を思わせるような春の夕暮れ。ハーバード・ヤードすぐ横のサマーストリート沿いにあるエズラ・ボーゲル先生宅1階の部屋は、季節感のない異様な熱気に包まれていました。
昨年11月からこれまで半年間にわたって、ボーゲル先生の指導のもと、Harvard 松下村塾で「日本のソフトパワー」というテーマで研究を続けてきたことは既にこのブログでもたびたび紹介し . . . 本文を読む
透き通るような春の青空に映えるハーバードのメモリアルホール。一年で最も美しい季節がボストンにやって来ました。2年前の5月上旬、その年の秋の出願に向けてキャンパス・ビジットのために生まれて初めて渡米し、ワシントンDC、ニューヨークを経て、ボストン、そしてケネディスクールを訪問したあの日を思い出すような爽やかな季節です。
その時、ケネディスクールを案内してくれた友人に「こんな美しい街で勉強 . . . 本文を読む
昨年10月末に29歳を迎えるにあたって始めた「ケネディスクールからのメッセージ」も、気が付けば今日で100番目の記事を迎えることになりました。
100回目の節目を迎えるにあたって、改めてブログを綴る意味について自分なりの思いをまとめておきたいと思います。
まず、忙しい日々の中、あるいは無数のウェブサイトの中から「ケネディスクールからのメッセージ」を訪問して頂き、そして長々とした記事を読 . . . 本文を読む
「Safe Medicine(安全な医薬品)」というテーマの下、2週間にわたって続いてきたケネディスクールの「春の集中特訓道場」Spring Exerciseもようやく今日で終止符を打ちました。
この2週間、600ページにわたるリーディングや様々なウェブサイト等を使ったサーベイ、David Kessler元FDA長官を含むゲストスピーカーやMPP(Master in Publ . . . 本文を読む