『院展』のあとは名古屋駅に戻り、JR名古屋高島屋『北大路魯山人展』を鑑賞。
JR名古屋高島屋のページ:10階 催会場 | JR NAGOYA TAKASHIMAYA
本当は昼過ぎに名古屋に着いてすぐに観ようと思っていたのですが、会場がメチャ混みだったので、後回しにしました。これが正解で、夕方には混雑が比較的解消されていました。
この展覧会では魯山人の作品200点(主に陶磁器)と、会員制料亭『星岡茶寮』で使用された食器約30組も展示。
繊細な染付の器もあれば、伊賀焼、備前焼のような素朴な器もあり、魯山人の多彩さが伺えます。
ワタシ的にインパクト大だったのがアワビ型の大皿で50cmはあろうかというモノ。これに料理が盛られて出てきたら、お客さんはビックリするでしょうなぁ。
また、今年は日本・ポルトガル修好150周年ということで、壁画『桜』(幅約4m)と『富士』(幅約2m)が日本に里帰りして本展示の目玉となっています。特に『桜』のほうは、木の板に桜の花びらを貝殻のほか焼き物や鉛を使って象嵌しているところがオモシロイ。ワタシ的にはこれを見られたことが一番の収穫というところでした。
名古屋へ出て美術鑑賞三昧です。
まずは伏見駅近くにあるキヤノンギャラリーで宮本卓写真展『CANON OPEN 2009 一打精彩』を見ました。
続いて同じく伏見駅近くの富士フォトサロン名古屋で『09全日本スポーツフォトコンテスト入賞作品展』も見ました。
そして栄の三越で『再興 第94回 院展』を鑑賞。
三越 名古屋栄店のページ:第94回 院展 | 三越 名古屋栄店
93点の作品はいずれも2m級以上の大作ばかり。会場スペースが限られているので、全体を見るのがちょっと苦しかったです。
ワタシ的には『不二一元』(井出康人氏)、『終宴の雨』(杉村眞悟氏)、『ビジュアライザーガール』(前畑裕司氏)が好みでしたが、全体的に似た画風のものばかり(笑)。ちょっと好みではありませんでした。
写真を元に絵に直しているのが明らかなものには「写真のままでいいんでは?」と思うものも。
そんな感じの作品群でした。