食堂かたつむり (ポプラ文庫)小川糸ポプラ社このアイテムの詳細を見る |
先日公開になった『食堂かたつむり』が急に見たくなって、その原作を読んでみました。
小説を読むのは久しぶりだったのですが、これが面白い! 一気に読んでしまいました。
まず、情景が目に飛び込んでくるような表現。
そして何よりも料理の描写。描写というよりは料理スタイル、あるいは思想とでもいうのでしょうか。主人公の倫子がおばあちゃんから教わった料理法は素材の命を大切にし、素材の全てを使って最大限美味しくなるよう料理するという思想。
小説ではいろいろな料理が出てきますが、一番印象的だったのが豚1頭をして切り分け、内蔵から頭まですべて料理するところ。同じ経験をしたら、たぶん食材を無駄に捨てたり残したりなんてことができなくなるのでしょうね(それ以前にができないと思いますが)。
ストーリーとしては倫子の母に対する葛藤が全編を通して描かれているのですが、ストーリー後半で母への誤解が明らかになってくるのですが、そのときには・・・。
まぁ、ストーリーは映画の作品紹介でもご覧ください。
映画『食堂かたつむり』公式サイト | 作品紹介
映画も当然観るつもりですが、原作をどのように表現しているか楽しみです。
食堂かたつむりの料理オカズデザイン,小川糸ポプラ社このアイテムの詳細を見る |
コミック 食堂かたつむり小川糸 鈴木志保ポプラ社このアイテムの詳細を見る |