「天道虫(てんとうむし)の会」

私たちは、今井信子さんのライフワークでもある「ゆらぎの里」での音楽活動に賛同して、「天道虫の会」を立ち上げました。

第13回ゆらぎの里ヴィオラマスタークラス2017レポート

2017-02-25 19:27:25 | 日記

「ゆらぎの里ヴィオラマスタークラス」のサポーターとして、ビデオ撮影やタイムキーパー等を担当していらっしゃる諸角様が他のサイトに掲載されているレポートをご了解を得て掲載させて戴きます。

小樽ヴィオラマスタークラス2017を振り返って(その1)(諸角憲治)

今年の第13回ゆらぎの里ヴィオラマスタークラス(小樽ヴィオラマスタークラス2017)には、例年同様13名の受講生が参加しました。受講生の国・地域別ポートフォリオは日本7名、台湾3名、韓国2名、中国1名で、6名が初参加でした。

今回今井信子さんをサポートする演奏家の顔ぶれは、バッハスペシャリスの大槻晃士さん、専属ピアニストの草冬香さん、ヴィオラアシスタントの山本由美子さん、大島亮さん及びファイト・ヘルテンシュタインさん、ゲストチェロ奏者奥泉貴圭さん、そしてヴィオラ奏者で編曲者の小早川麻美子さんといういつものメンバーに加えて、ピアノアシスタントとして上野学園から若い2名のピアニスト、古賀大路さん及び高橋優介さん、米国からゲストチェロ奏者ポール・賢司・ウィアンコさん、そしてゲストチェンバロ奏者吉見伊代さんが初めて参加されました。新しい風が吹き込まれたように感じました。

受講生のレッスンは1月3日午後からスタートして12日まで行われ、13名の受講生は各々4回のレッスンで研鑽を重ね、1月14日に小樽市民センター・マリンホールにて開催されたヴィオラブーケコンサートで大いにその成果を披露しました。1月9日に恒例のニューイヤーコンサートが、1月15日に今井信子さんが「二つの四季を聴き比べる贅沢」と表現されたヴィヴァルディとピアソラの四季の作品をメインのプログラムとする「フォーシーズンズコンサート」が小樽市民センター・マリンホールにて開催されました。小樽ヴィオラマスタークラスは今年13年目を迎えて、初めて東京にその活動の輪を拡げて、1月16日に「フォーシーズンズコンサート」を浜離宮朝日ホールにて行うという快挙を達成しました。「フォーシーズンズコンサート」は小樽及び東京にて共に大盛況でした。

2017年の干支は「丁酉(ひのととり)」です。丁(ひのと)は、従来の主流がなお持続する中、下から新しい力が伸びてくる、また、幹を表すとされ、木が成長し繁茂する姿ともいわれるようです。酉(とり)は、元来酒を醸造する器の象形文字で醗酵を表し、その意は、成る・熟する、中にある新しい力が溢れ出てくるとされています。今回の小樽ヴィオラマスタークラスから見えたもの、レッスンからコンサートのリハーサルに至るまで期間中一貫として肌で感じたものは、今井信子さんの底知れぬ気迫です。その気迫は、今井信子さんが春秋社から出版された「今井信子 憧れ ヴィオラとともに」のタイトルにある「憧れ」、そして終章「ノー・リスク、ノー・グローリー」を思い起こさせる程に凄まじく、今年の小樽ヴィオラマスタークラスは、まさに何か新しい力が溢れ出てきたと感じる出来事だったように思います。その今井信子さんの気迫に寄り添うように対応されたヴィオラマスタークラス実行委員会事務局代表の高野るみさんのこれまた凄まじい気迫には感服いたしました。

「ヴィヴァルディ四季」小樽マリンホール (実行委員会フェイスブックより)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東京公演終了です。 | トップ | 第13回ゆらぎの里ヴィオラマ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事