フランスが生み出した芸術音楽 “ESPACE D’ALTOS”
2017年は、アントワン・タメスティがプログラム構成を担当して5年目となり、満を持して、タメスティの母国「フランス」をテーマに開催します。フランス人作曲家による作品だけではなく、フランスに触発されて生まれた作品まで、ヴィオラを基調に様々な作品を取り上げます。タメスティによるユニークなアイディア満載のフレンチ・セレクションに大いに期待が高まります。
名古屋|NAGOYA
5月24日(水)公開マスタークラス 愛知県立芸術大学
5月25日(木)コンサート 電気文化会館ザ・コンサートホール
東京|TOKYO
5月27日(土)&28日(日)公開マスタークラス
5月30日(火)&31日(水)コンサート
上野学園 石橋メモリアルホール
大阪|OSAKA
6月1日(木)公開マスタークラス 相愛大学・南港ホール
6月2日(金)コンサート
あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール
ヴィオラスペース2017に寄せて・・・アントワン・タメスティ
音楽家、アーティストの表現活動は、おのずからそれぞれの文化的なバックグラウンドと密接に関わりを持っています。ヴィオラスペースに自分の祖国フランスの色を加えたいということは私の長年の夢でもありました。
昔から数多くの作曲家たちがフランスの芸術文化の影響を受けてきました。今日フレンチ・スタイルと呼ばれる様式は19世紀にはベルギーやスイスにまで広がっていました。今回のヴィオラスペースでは、その作品にフランスの影響が色濃く見られるヴュータン、武満、ストラヴィンスキーといった作曲家による名曲の数々をご紹介します。ヴュータンはベルギー人ですが、パリを拠点に大活躍した作曲家です。ストラヴィンスキーは長年フランスに滞在し、フランスの文化人との交流も盛んに行いました。そして武満は、フランス印象派、とりわけドビュッシーの影響を受けたことを公言していました。もちろん、フランスを代表する作曲家として忘れてはならない3人、ドビュッシー、ラヴェル、フォーレにも光を当て、それぞれの傑作のうちヴィオラのための作品を取り上げ、また現代のフランス人作曲家の作品も紹介します。
http://www.tvumd.com/program/detail/?