「天道虫(てんとうむし)の会」

私たちは、今井信子さんのライフワークでもある「ゆらぎの里」での音楽活動に賛同して、「天道虫の会」を立ち上げました。

小樽ヴィオラマスタークラスin台湾(その3 終)

2016-02-27 13:53:46 | 日記

諸角様の投稿最終回は諸角様の感想です。

最後に「小樽ヴィオラマスタークラスin台湾」で感激したことをまとめてみました。 

 1. 台湾にてヴィオリスト育成及び演奏活動をひたすら地道に続けて来られた富澤直子さんと今井信子さんを講師として同じような主旨で小樽ヴィオラマスタークラスに取り組まれている高野るみさんの熱き思いが今回の企画を通してこんなに素晴らしい形で高雄で結実したことの感激を、小樽ヴィオラマスタークラスの演奏者と高雄市の若き演奏者によるリハーサルそしてコンサートで味わいました。 2016年も含めて何回も小樽ヴィオラマスタークラスに受講生として参加したEn Chi ChengさんとChing Han Linさんが地元でその腕前を披露したことは本当に涙が出るほどの感激でした。今井信子さんのいつもの笑顔の中に想像を絶するほどの感激に浸っておられるお気持ちがはっきりと見てとれました。 

 2. 小早川麻美子さんは、東京のヴィオラスペースで高雄から来られ富澤直子さんにお会いしたことが縁で、8年前富澤直子さんが高雄市で企画・運営された第1回目のヴィオラスペース台湾に出かけたそうです。今回彼女の編曲したヴィヴァルディの四季及びバッハのブランデンブルグ協奏曲第3番、第6番などの作品が、今年第8回ヴィオラスペース台湾で演奏されたことは、本当に素晴らしい「サプライズ」でした。 

 3. 13日の公開マスタークラスや14日及び15日のコンサートに、たくさんの人たちが参加しました。とりわけ、15日のコンサートには、当日学校の期末試験を終えたたくさんの子供たちが参加して、会場は大盛況で会場最後列の後でビデオ撮影する私の横には20人程の観客が立ったままで演奏を聴いておりました。私の隣で音響を担当していた方がこれほどのコンサートは、高雄では10年ぶりではないかと言っておりました。 

 4. 今回の企画・運営を遂行する若いスタッフたちやランチ、ディナーで物凄く元気なおばさんたちの温かいおもてなしには目を見張るものがありました。皆さんそれぞれ様々な役割を担当していて、彼等地元の方々の支援活動でスケジュールが、気持ちよく進行したと思います。国立高雄師範大学のリハーサル室で、前述の2009年第1回東京国際ヴィオラコンクールで第4位に輝いたWei-Ting Kuo(ウエイティン・クオ)さんのお父様がランチを用意して運ぶなどのお手伝いをして支援活動に参加している姿が印象的でした。

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小樽ヴィオラマスタークラスin台湾(その2)

2016-02-27 13:47:43 | 日記

諸角様の転載その2です。 

「小樽ヴィオラマスタークラスin台湾」は13日から15日までの日程で、その内容は以下の通りです。 

 1.1月13日(水):国立高雄師範大学にてヴィオラマスタークラス公開レッスン

 

(1)2つの個人レッスン:講師は大島亮さん及びファイト・ヘルテンシュタインさん 

(2)2つのグループレッスン(野平一郎作曲バッハのシャコンヌ~4台のヴィオラのために~及びモーツアルト作曲ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲):講師は今井信子さん 

(3)大槻晃士先生:バッハ・レクチャ-&個人レッスン 

2.13日から15日までの間午前、午後国立高雄師範大学及び高雄市音楽館にて小樽から参加した演奏者及び高雄市の若い演奏者が参加して14日及び15日のコンサートのためのリハーサル 

3.14日及び15日19時30分より高雄市音楽館にてコンサート 

14日のプログラム:

 (1) バッハ/コダーイ:ファンタジア・クロマティカ  

     ヴィオラ:Zi Yu Shen

(2) マルティマー:ヴィオラソナタH.355

     ヴィオラ:Ching Han Lin   ピアノ:草冬香

 (3) ピアソラ:ル・グラン・タンゴ

    ヴィオラ:ファイト・ヘルテンシュタイン  ピアノ:草冬香

 (4) ブラームス:ヴィオラ三重奏 作品114

     ヴィオラ:大島亮  チェロ:奥泉貴圭  ピアノ:草冬香

 (5) ブルッフ:ロマンス 作品85

     ソロヴィオラ:今井信子  

     弦楽四重奏(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ):

     Viola Space Taiwanの演奏者

 (6) ベンジャミン:序奏とアンダンテ 作品5

     ヴィオラ:ファイト・ヘルテンシュタイン、Ching Han Lin、

     今井信子、Shen Zi Yu、En Chi Cheng、大島亮

 (7) バッハ:ブランデンブルグ協奏曲第3番(小早川麻美子編曲)

     Viola Space Taiwanの演奏者及び

    小樽ヴィオラマスタークラスの演奏者 

 15日のプログラム:

 (1) ヴィヴァルディ:四季(小早川麻美子編曲)

     Viola Space Taiwanの演奏者及び

    小樽ヴィオラマスタークラスの演奏者

 (2) シューマン:幻想小曲集 作品73

     ヴィオラ:En Chi Cheng  ピアノ:草冬香

 (3) クララ・シューマン:3つのロマンス

    ヴィオラ:今井信子  ピアノ:草冬香

 (4) バッハ:ブランデンブルグ協奏曲第6番(小早川麻美子編曲)

     Viola Space Taiwanの演奏者及び

    小樽ヴィオラマスタークラスの演奏者 

 両日とも演奏会は大盛況で、終了後サイン会は興奮さめやらぬ聴衆の長蛇の列でした。

 

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小樽ヴィオラマスタークラスin台湾(その1)

2016-02-27 13:32:11 | 日記

マスタークラスの “自称” 「ベルマン兼ビデオカメラマン」でご苦労されていらっしゃる諸角様が他のサイトに投稿されたものを、ご本人の了承を得ましたので三回に分けて転載いたします。

 

2016年1月11日に「第12回ゆらぎの里ヴィオラマスタークラス(小樽ヴィオラマスタークラス2016)」の全日程は無事終了しました。ニューイヤーコンサート大盛況の感激覚めやらぬまま、翌12日今井信子さん、小樽ヴィオラマスタークラス実行委員会事務局代表の高野るみさんはじめ小樽ヴィオラマスタークラス2016の演奏者及び支援スタッフ一行14名は台湾・高雄に向けて出発しました。今井信子さんをサポートする高野るみさん及び他12名の台湾ツアー随行メンバーは、バッハ博士大槻晃士さん、アシスタント講師でヴィオリスト大島亮さん及びファイト・ヘルテンシュタインさん、チェリスト奥泉貴圭さん、ピアニスト草冬香さん 上海出身の受講生Zi Yu Shenさん、台湾出身の受講生En Chi Chengさん及びChing Han Linさん、高野るみさんの右腕的存在鹿島淑子さん、ピアノの譜面めくりの達人として欠かせぬ存在の佐野友美さん、毎年山形県酒田市から小樽ヴィオラマスタークラスに参加している酒田フィルハーモニー管弦楽団の熱きヴィオリスト兼事務局長の堀寿人さん、そしてベルマン兼ビデオカメラマンの諸角です。 

 今年は今井信子さんの意向を受けて、8年前から台湾・高雄市でViola Space Taiwanを企画運営する富澤直子先生と12年前からゆらぎの里ヴィオラマスタークラスを企画・運営する高野るみさんが協力して、第8回Viola Space Taiwanにて「小樽ヴィオラマスタークラスin台湾」が開催されることになりました。高野るみさんが、第8回Viola Space Taiwan日本語版のプログラムで、「台湾からは2010年の小樽ヴィオラマスタークラスに台湾からWei-Ting Kuo(ウエイティン・クオ)さんが初参加されました。彼は高雄出身で現在シカゴ交響楽団でヴィオラ奏者として活躍されています。富澤直子先生との交流もこの時から始まりました。」と述べております。Wei-Ting Kuoさんは2009年第1回東京国際ヴィオラコンクールで第4位に輝いた若者で、今井信子さんが台湾にこんなに素晴らしいヴィオラ奏者がいるのかと驚いたと語っておられました。以前私も今井信子さんから、若いお弟子さんと一緒に東京で開催されたヴィオラスペースを聴きに来られた富澤直子先生を紹介されたことを思いだします。 

その後も下記のように、台湾から有望な若者が小樽ヴィオラマスタークラスに参加しています。

2012年  En Chi Cheng、Shih Hsien Tsai

2013年  Ting Ru Lai、Ching Han Lin

2014年  En Chi Cheng、Ching Han Lin

2015年   En Chi Cheng

2016年   En Chi Cheng Ching Han Lin

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「天道虫(てんとうむし)の会」のご案内

「天道虫(てんとうむし)の会」のご案内   ―小樽ゆらぎの里での今井信子さんの音楽活動を応援する会の発足― 2014年6月23日   私たちが敬愛する今井信子さんが小樽「ゆらぎの里」朝里川温泉で始めたヴィオラマスターコースは、今年の正月で10周年を迎えました。此の間多くの教え子がここから育ち、年々今井先生に憧れ慕う俊秀のアーティストも多くこの地を訪れるようになり、先生を囲み、手伝い、研鑽し、コラボレートする世界にも類のない活動の拠点として高まっています。 この度、私たちは、今井信子さんのライフワークの一つでもある「ゆらぎの里」での音楽活動に賛同して、それぞれの立場でできる支援を行うとともに、それぞれのネットワークを通してこの活動を知ってもらい、多くのクラシックファンに珠玉のコンサートに触れていただくお手伝いをしようと、「天道虫の会」を立ち上げました。 皆さまには、「天道虫の会」の活動にご理解いただき、それぞれにできるご支援・ご協力いただければ幸いです。この会へ参加いただける方は発起人までご連絡ください。会員には、会のシンボルとなる竹製てんとう虫のバッチをお渡しします。 発起人メンバー 高野るみ、諸角憲治、砂岡茂明、樋口義洋、青木真也、須藤正實 <天道虫の会の由来>  天道虫は、太陽=天道(今井信子さん)に向かって飛ぶ習性があるという由来から名付けました <ホームページ> http://blog.goo.ne.jp/igainet  会の活動、小樽での音楽活動、今井さんの演奏活動など適宜掲載します。