「天道虫(てんとうむし)の会」

私たちは、今井信子さんのライフワークでもある「ゆらぎの里」での音楽活動に賛同して、「天道虫の会」を立ち上げました。

ヴィオラマスタークラスの諸角さんからの報告(その5)--地域活動--

2015-02-11 20:53:25 | 日記

小樽のヴィオラマスタークラスは、毎年国際的にも高い評価を得ているようです。 

 一方私が大変注目していることの一つに、ヴィオラマスタークラス実行委員会事務局代表高野るみさんが、地道に展開している地元とのふれ合いの輪を拡げる活動です。今年もヴィオラマスタークラス実行委員会を支える「街づくりの会」の皆様とのふれ合いは、先ず「どうしんNAKAご近所LIVE」でのNAKAサロン演奏会に始まり、演奏会後の交歓会では「街づくりの会」の皆様と、今井信子さん、アシスタントの先生、受講生、聴講生等がこぞって大騒ぎするほどの大盛況でした。

街づくりコンサート

 

 受講生から兄貴と愛称される大島亮さんが中心となって、受講生が、「子ども会」や「杜のつどい」に出かけていって地元の方々との交流をはかることも、非常に意義ある活動です。

杜のつどい

また、今年のヴィオラマスタークラスの「公開レッスン」は、受講生によるヴィオラ・ブーケコンサートに先立って小樽市民センター・マリンホールにて開催されました。 

そう言えば、2013年に小樽市議事堂コンサートにおいて披露された、今井信子さんの「小樽ふれあい観光大使」任命式が思い出されます。

観光大使任命式

 

掲載を終えるにあたって(事務局 砂岡)

全5回に渡って、諸角さんの記事を紹介させて戴きました。諸角さんは、毎年縁の下の力持ち的存在で、レッスンの進行、レッスン内容のDVD作成等、記事中に紹介のあった高野るみさんと共にヴィオラマスタークラスには欠かせない存在です。

 

夕食会模様を記録する諸角さん

 

公開レッスン(小樽マリンホール)でベル係りと記録を担当する諸角さん(右端) 

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ヴィオラマスタークラスの諸角さんからの報告(その4)--編曲者--

2015-02-08 21:06:37 | 日記

今年のヴィオラマスタークラスで、今井信子さんはバッハ等のバロック時代の作品が当時どのように演奏されていたかにこだわり、それを学ぶ場を設けました。決めたらトコトン徹底してやり切る今井さんのパワーには驚かされます。シューベルトの歌曲にこだわり、歌曲集「冬の旅」やセレナード等を演奏会のプログラムに入れたこともありました。2013年、詩の朗読とともに演奏された「冬の旅」は、小樽だけでなく、ザ・フェニックスホール(大阪)や武生国際音樂祭でも披露され、聴衆の心を揺さぶりました。ヴィオラは人間の声に近い音を出す楽器ですから、声楽家に代わってヴィオラがピアノと歌曲を演奏するのも聴衆の心に馴染むとつくづく思いました。 

 今井信子さんは、今年もアンサンブルのレッスンに力を入れておられます。ここ数年、チェロの奥泉貴圭さん、ヴァイオリンの島田真千子さん、井上静香さん及び北野紫帆さんが参加しています。ヴィオラ独自の作品が少ない中、ヴィオラマスタークラスのニュー・イヤーコンサート等で大変重要な役割を担っているのは,作曲家の小早川麻美子さんです。

彼女はヴィオラの受講生としてもヴィオラマスタークラスに参加しておりますが、今井さんの依頼でヴィオラが演奏できるように編曲をなさり、ヴィオラの演奏作品の幅を大きく拡げております。今年の演奏会では、ヴィヴァルディ:協奏曲集四季から「春」(ヴィオラ合奏曲版)、メンデルスゾーン:弦楽四重奏第4番第1楽章(ヴィオラとピアノ)が披露され、また2014年に初めて演奏されたモーツァルトのヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲K364(弦楽四重奏曲版)、J.S.バッハ:ブランデンブルグ協奏曲第3番第1楽章BWV1048(ヴィオラ合奏版)もプログラムに入りました。これらの作品の演奏は、演奏会場の聴衆の物凄い拍手喝采を浴びるほどに感動的でした。2013年のヴィオラマスタークラスFarewell Partyで、小早川麻美子さんが、「編曲に集中すると目がつぶれそうになります」とふとつぶやいた言葉に私は非常に感激したことを思いだします。 

 小早川麻美子さんが編曲された主な作品は下記の通りです。 

2013年

・モシュコフスキ:2つのヴィオラとピアノのための組曲(原曲ヴァイオリン)

・スメタナ:交響詩「わが祖国」からモルダウ(ヴィオラ四重奏版)

・マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」から間奏曲(ヴィオラ四重奏版)

・メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲(2つのヴィオラとピアノ)、 

 2014年

・モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲K364(弦楽四重奏曲版)

・ショスタコーヴィチ:2つのヴァイオリン(ヴィオラ)のための小品

・ヴィヴァルディ:協奏曲集四季から「冬」(ヴィオラ合奏版)

・J.S.バッハ:ブランデンブルグ協奏曲第3番第1楽章BWV1048(ヴィオラ合奏版) 

・クライスラー:愛の喜び(2つのヴィオラとピアノ)

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ヴィオラマスタークラスの諸角さんからの報告(その3)--アシスタントの方々--

2015-02-06 15:14:20 | 日記

今井信子さんの強力なアシスタントもいつもの顔ぶれです。今井信子さんのレッスンを受講する一方聴講生等のレッスン受け持つ京都市立芸術大学音樂学部及び相愛大学音樂学部非常勤講師の山本由美子先生及び最多参加回数を誇り、リサイタルでも好評を博している大島亮さんは今や重要な存在です。

ピアニストの草冬香さん、田中利恵(オランダ在住)は、受講生のレッスンのピアノ伴奏に、及び他の2つの練習場で受講生の練習のためのピアノ伴奏にフル回転の目まぐるしいスケジュールをこなします。

今年も今井信子さんは、個人レッスンだけでなく、アンサンブルで演奏するという貴重な機会を若い演奏家に与えております。そのために、今井信子さんは、昨年同様に既にチェリストとして活躍中の奥泉貴圭さん、ヴァイオリニストとして実績豊富な島田真千子さん、井上静香さんを呼びました。

2年前に受講生として参加した若手ヴァイオリニストの北野紫帆さんにも声をかけました。彼女は個人レッスン及びアンサンブルの受講生として参加しました。

本当に超過密なレッスンスケジュールを疲れを忘れたようにこなす今井信子さん(真夜中あるいは早朝自分の演奏のおさらいをしていると思います)、この過密スケジュールを独りで作り上げるヴィオラマスタークラス実行委員会事務局代表の超人的主婦高野るみさん、そして毎日の活動がスムースに行くように高野るみさんを支援する地元の今井信子ファンの皆さんの姿が走馬灯のように浮かんできます。

【“超人的主婦” 高野るみさん】

 

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ヴィオラマスタークラスの諸角さんからの報告(その2)--受講生たち--

2015-02-03 20:33:39 | 日記

第11回ゆらぎの里ヴィオラマスタークラス開催期間中の天候は、日程前半晴天に恵まれ、中頃猛吹雪に襲われ、10日ANAツアー参加者歓迎演奏会&今井信子さんを囲む夕食会、11日ニューイヤーコンサート、12日受講生によるブーケコンサート等日程の後半は、吹雪はおさまり通常の雪模様に落ち着きました。

さて、今年の小樽のヴィオラマスタークラスの受講生は12名で、海外からの参加者は4名でした(ドイツ、中国、台湾、香港)。ご存知の方も多いと思いますが、ドイツ人のファイト・ヘルテンシュタイン君は、第1回東京国際ヴィオラコンクールで第3位及び聴衆賞を受賞しました。現在スイスのバーゼル交響楽団の主席ヴィオラ奏者です。今井信子さんによると、受賞後の彼の成長には物凄いものがあるとのことです。

上海から参加した沈子钰(Shen Zi Yu、シェン・ズー・ユー(ドイツ語のウムラウトに近い発音))さんは、2013年第11回ライオネル・ターティス国際ヴィオラコンクール(英国)で、15歳の最年少で第一位に輝き、天才少女として脚光を浴びた女性です。

香港からは、ティム・ウェイ・ラム君が、ヴィオラに加えてヴィオラ・ダ・ガンバを持って参加しました。彼にとって3回目の参加となります。

台湾から参加のエン・チー・チェン君は、現在米国カーティス音楽院に留学中で、連続3回目の参加です。

日本からは、桐朋学園大学在学中の河相美帆さん、田原綾子さん、鈴木慧悟君、東京藝術大学在学中の渡部咲耶さんが昨年に引き続き参加しました。

数年前参加したことのある東京藝術大学在中の有田朋央さん、桐朋学園大学在学中の中恵菜さんは著しく成長して戻ってきました。桐朋学園大学在学中の山本成君及び小林聖心女子学院高等学校2年生の桂田光理さんは初めての参加です。

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「天道虫(てんとうむし)の会」のご案内

「天道虫(てんとうむし)の会」のご案内   ―小樽ゆらぎの里での今井信子さんの音楽活動を応援する会の発足― 2014年6月23日   私たちが敬愛する今井信子さんが小樽「ゆらぎの里」朝里川温泉で始めたヴィオラマスターコースは、今年の正月で10周年を迎えました。此の間多くの教え子がここから育ち、年々今井先生に憧れ慕う俊秀のアーティストも多くこの地を訪れるようになり、先生を囲み、手伝い、研鑽し、コラボレートする世界にも類のない活動の拠点として高まっています。 この度、私たちは、今井信子さんのライフワークの一つでもある「ゆらぎの里」での音楽活動に賛同して、それぞれの立場でできる支援を行うとともに、それぞれのネットワークを通してこの活動を知ってもらい、多くのクラシックファンに珠玉のコンサートに触れていただくお手伝いをしようと、「天道虫の会」を立ち上げました。 皆さまには、「天道虫の会」の活動にご理解いただき、それぞれにできるご支援・ご協力いただければ幸いです。この会へ参加いただける方は発起人までご連絡ください。会員には、会のシンボルとなる竹製てんとう虫のバッチをお渡しします。 発起人メンバー 高野るみ、諸角憲治、砂岡茂明、樋口義洋、青木真也、須藤正實 <天道虫の会の由来>  天道虫は、太陽=天道(今井信子さん)に向かって飛ぶ習性があるという由来から名付けました <ホームページ> http://blog.goo.ne.jp/igainet  会の活動、小樽での音楽活動、今井さんの演奏活動など適宜掲載します。