遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

泳ぎ続けなければ生きていけない

2015-04-21 23:20:27 | たわごと
マグロやサメのように泳ぎ続けなければ生きていけない魚が、人ごとのように思えません。絶賛自転車操業中の遺伝屋です。こんばんは。
高い体温で速く遠く=マグロやサメ、生存に有利―極地研など(時事通信) - goo ニュース
クロマグロやホホジロザメなどは体温が海水温より高い魚は、通常の変温の魚より2.7倍速く泳ぎ、年間の回遊距離は2.5倍長かったそうです。魚って、変温動物だと思ってたんですが、体温のある魚がいたんですね。彼らが泳ぎ続けるのは浮き袋がないからだと思ってました。

火曜日は講義や会議がぎっしり組まれている曜日でして、終わったと思って自室でぐったりしていると、学科長がいいタイミングでいらっしゃいましてな・・・臨時会議開催ですと・・・


目が覚めたよ。



それはそうと、やっぱ速いってことはいいことなんですねぇ・・・。
リニア新幹線が世界最高速度603キロを達成、経済性に疑問の声も (2)
JR東海が開発中の超電導リニア中央新幹線の実験線で時速603キロでの走行に成功し、鉄道としての世界最高速度を更新しました。海外の新聞でもけっこう報道されています。時速600キロ越えは耳目を集めるでしょう。日本の技術大国っぷりは、たいしたもんです。いい印象を持ってもらえたんじゃないでしょうか。それでも、ブルームバーグの記事だけは、経済の側面からネガティブな論評をしています。こういうニュースこそ拾って読むべきでしょう。
〈以下引用〉
「成長過程にある発展途上国にとってであればいいだろう。しかし人口が減少している日本にはそうではない」と、アトランティス・インベストメント・リサーチのエドウィン・マーナー社長は話す。「資源の配分を間違えている。新幹線の需要は限られているだろう」という。日本は高速鉄道の世界市場で中国やフランスと激しい競争を繰り広げており、安倍晋三首相の売り込みにも関わらずリニア新幹線技術の海外での採用はこれまでに1件もない。

さらにたたみかけてくれます♪
ただ米国と英国では、高速鉄道の建設費用や不透明な需要が懸念となって反対の声が上がっている。
米カリフォルニア州では860億ドル(約10兆円)の高速鉄道計画が難航している。連邦議会がこうしたプロジェクトに対する予算を削減したためだ。同計画に対する訴訟も起きている。英国では26年に開業予定のロンドンとバーミンガムを結ぶ高速鉄道計画が反対に遭っている。英国経営者協会は同計画費用の500億ポンド(約8兆9000億円)が高すぎるとして、政府に中止を求めている。

先進国では、高速鉄道のために新たな土地の確保に金がかかりすぎるんです。たとえば、NYとDCの間を結ぶとして、新規に鉄路を作るとどんだけ金がかかると思います? 日本みたいに建設に有利な需要予測をでっち上げるなんてことを、他の国では公的な機関がやらかさないので、必要かどうかでさえきちんと議論されてしまうんですよ(それが普通なんですが)。原油価格が上がりに上がって、電気で動く高速大量輸送手段が必要にならないと難しいですな。もちろん、そうなってからでは遅いんですが・・・化石燃料が得難くなってしまったら、電気で移動しなければなりません。日本のもつ鉄道網は素晴らしいインフラです。主な島には橋が架かってますし・・・需要無視して架けた橋やトンネルが。w
それから電気自動車の場合、走行距離には不安がありますが、かえってそれは小さな島で便利に機能するでしょう。『ガラパゴス』であることの利点を思いっきり利用すべきです。国内交通インフラについては、日本は島国なので冒険ができるのです。

月と金星がきれいな夜でした(上の写真)。

本日のお酒:BUDWEISER + 高知米焼酎 とさ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする