遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

スコッチに勝てるか?

2015-01-17 23:12:28 | 
センター試験初日終了=大きなトラブルなし(時事通信) - goo ニュース
世界史で出題ミスがあったみたいです。しかも受験生に指摘されて判明。相変わらず、どこそこで何分遅れたとか、しょうもない報道があります。ほんにしょうもない。

「マッサン」で脚光、日本のウイスキーはスコッチに勝てるか (THE WALL STREET JOURNAL)
水割りやハイボールでなんとかかんとか嗜んでいるレベルじゃ、あんましウィスキーの文化が育つようには思えないんだけどねぇ。
正直、昭和の時代から『山崎』も『余市』もあったんで、ずっと前から品質はスコッチと同等レベルのウィスキーはあったと思うんだけど・・・種類がすごく少ない状況は今になっても変わりません。その点で負けてると思う。他にマイナーな銘柄もありますが、腰を据えてウィスキー造りをやれる会社はもうニッカとサントリーだけでしょう。キリンも造って製品を出してますけど、どうですかね・・・
記事中、『発酵時に生成されるアルコール以外の不純物「コンジナー」から風味が醸し出される』とあります。スコッチウィスキーの多様性の源のひとつが「コンジナー」なんでしょう。それは、醸す場所と会社を変えないと産まれません。たった二社じゃあ・・・
ハイレベルの高価なものがあっても同等とはいえないと思うんですよ。その文化が根付いた土地には低級なものから高級なものまで多様な製品が造られています。日本酒や焼酎はそうでしょ。錦織選手が一人すごくても日本がテニス王国になったとはいわないじゃないですか。フィギュアスケート界のようになれば、胸を張って「日本はすごい」っていえるんだと思います。

スコッチタイプウィスキーを造っている地域は他にアイルランドとニュージーランドがあります。温帯で緯度高めの島国ですね。日本もそう。
アイルランドはスコットランドの隣みたいなもんだから、造ってて当たり前ですな。その南半球の裏側に位置するのがニュージーランドでして、南島のダニーデンがその中心です。アイルランドのはアルコール度が高くてドーンときて、ニュージーランドのはマイルドな感じがしたと思いますが・・・まあ、あんまし飲んだこと無いんで。
それより、昭和の時代にあったカラメルで色付けただけにしか思えない超安ウィスキーの方がインパクトの強さで世界に売り出せそうな気がしますな。翌朝きっついんだ・・・。w w w

ちなみにバーボンは、蒸留装置の違い(ポットスチルと連続蒸留塔の違い)とブレンドする原料のバランスの違い(モルトとグレインの割合)から、スコッチタイプとはいえないので、この話題には入れません。俺的には全くの別物です。どっちも好きだけど♪

今日は阪神淡路大震災の日ですが、当時博多に住んでて、震度3しか感じてない僕には何もエラそうに語れる話しはありません。私たちの社会が少しでも地震に対して強く賢くなっていることを願います。この国に住んでいる限り、明日自分が被災者になってもおかしくないのですから。

本日のお酒:KIRIN 一番絞り STOUT
コメント
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