ギャンブルです。w

この週末は建物の電気設備の点検で土曜日は朝と夕の３０分二回停電です。そして、日曜日は朝から夕方まで日中停電。仕事は控え目にしてますが、ラボの設備が無事かどうか見に来る必要もあって出勤はせねばならぬのですよ。ま、しなくていいといわれても出てきますが。(笑)
この歳になると、遊んでくれる友達がいなくてなぁ・・・。

昼まで実験して１時すぎに獅子吼エリアに出かけました。小雨が降る中・・・。
西の空は明るいので、たいしたこと無いだろうと思ったんですよ。それに、雨は西から来るので、降ってるとしたら大気の流れは朝の北風から西風に変わりつつあるかもしれないと・・・ギャンブルです。w

獅子吼のクラブハウスはけだるい雰囲気。風が吹きおろしだ。午前中に一度入山したけど、諦めてゴンドラで下山したそうな。お隣のスクールのパイロット竹Ｄさんは飛んだらしいけど、彼が飛ぶのは鳥やちょうちょが飛ぶのと同じであたり前すぎて参考になんない。(笑)
それより、クラブハウスのテーブルにおかれたドーナツに手を出さないようにするのがたいへんだった。これはわなだ。体重オーバーで新しいグライダーをかわせようとする・・・んなわけないか・・・ないよね？　お願い、「ない」と言って！

ドーナツの甘い誘惑を振り切って、カメラをぶら下げエリアを散歩。春のと違って秋の花は冬になる前に一生懸命咲いてる悲壮感があります。雪国の秋は特に。ここも後２ヶ月もしたら雪に覆われる時期がやってきます。

２時、コンピューターのモニター前の席が空いたので、ライブカメラをチラチラ見ていました。２時２０分頃吹き流しが北を向いた。弱い横風なら可能性がある。校長はたまたま不在だったんだけど、自分は入山手続きをして装備をザックに積み込んだ。そこに校長帰着。講習生さん達も入山させるといふ判断。自分一人で離陸場へ上がるなら、不発に終わっても「ま、しょうがない」で済むんだけど、ちょっと複雑な気分。しかし、ゴンドラで上の駅に着いたらその心配は吹き飛んだ。弱いながらも前から風が入っている。
離陸場でザックを下ろしたところに、一番最後の便で上がってきた千Ｄインストラクター『隊長』が山頂駅からニタニタ笑顔で小走りで下りながら講習生に大きな声で指示を出した。

「すぐに広げてくださーい」

しまった。先を越された。この向かい風も長くはもたない。隊長はそれを読み切って講習生にグラダーをすぐに広げるように指示した。やられた。

今獅子吼の離陸場は翼を２枚広げたらいっぱいいっぱいだ。三人中二人の講習生がグライダーを広げた。しょうがないので、そのまた隅っこに僕は曲久郎を片翼だけ広げた。今日のチャンスは少ない。できる準備はしておかないと少ないチャンスさえ逃してしまう。半分だけでもだ。

この超弱風で講習生を離陸させる隊長の誘導は熱い。彼の声の力が講習生を空に送り出していく。そう、気合い入れてまなじりを決し、アドレナリン大放出して風にむかって中空に体を放り出す。それをしに獅子吼に来ているんだから、なよなよしてたらあかんのだ。

２人が出てから３人目の講習生さんの前に僕の離陸準備は終わっていた。しかし、彼を待った。もう離陸に使える向かい風が売り切れかかっていたからだ。もしものことがあったら、人手がいる。

無風の中、３機目の初級機が出た。ちなみに今日のフライヤー４人は全員MacParaのグライダー。離陸場の風が弱い時には最適な翼っすよ。
３人目の飛たい病患者が地べたを離れた直後、一陣の風が僕のグライダーをあおった。北東風だ。追い風入ってきやがった。

すでに弱い向かい風は萎えてしまって、微弱に風が吹き下ろしていた。が、しかし、地表面にはまだ向かい風が残っている。装備を整えたまま、自分からそっぽを向いてしまっているレストハウスの風向計のペラが止まるのを待った。もう、無風になるのを狙うしかない。隊長が雑に広がった僕の翼をピンときれいに広げ直してくれた。そう、地表面を這い上がってくる向かい風だけで翼形を作り、それを頭上に持ってくるようなライズアップをせなあかん。頭上の風はあてにならないからだ。隊長、さすが分かってらっさる♪

無事に一発で離陸した。北風を想定して風吹峠へ機首を向けたが、渋いはずなのに機速がある・・・上空は南西風か？！ なんだこりゃ。北側の稜線につけるのはやめて街側に出て滑空。穏やかな風の中、チョコチョコ空撮して着陸しましたですよ。秋らしい暗めの空でした。

年末ジャンボ、７億円に…売り上げ減り増額(読売新聞) - goo ニュース
今年の年末ジャンボは１等５億円です。年間売り上げ額は２００５年度の約１兆１０００億円をピークに減少傾向にあり、収益金も減っているための措置だそうです。

本日のお酒：鹿児島黒糖焼酎　喜太浪　＋　立山　特別本醸造