遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

誤差の範囲でしょう

2024-08-22 23:52:12 | BIONEWS
蒸し暑かったです。バイクで出勤したんですが、風に少しだけ秋の成分が混ざってる気がしました。
僕の経験では甲子園の高校野球さえ終われば秋風が吹いてくるんだが・・・・早く終わって欲しい。東京vs京都の首都決戦らしいけど・・・どっちでもいいよ。

厄年ってのが、科学的に証明された?
まあ、日本の「厄年」とはぴったりじゃないけど、誤差の範囲でしょう。
〈以下引用〉
研究結果は米スタンフォード大学とシンガポールの南洋理工大学の研究チームが科学誌ネイチャー・エイジングに発表した。108人を対象に、加齢による分子(RNA、たんぱく質、マイクロバイオーム)の変化を数年間にわたって観察した結果、老化は徐々に進行しているわけではないことが判明。44歳と60歳の2回、急激に老化が進む時期があることが分かった。
スタンフォード大の研究者によると、例えばカフェインを代謝する能力は、まず40歳前後で目に見えて低下し、続いて60歳前後で再び低下する。アルコールの代謝にかかわる成分も、特に40歳前後で減少するという。
40代では脂質代謝の関係で筋肉を傷める人や脂肪が蓄積する人が多く、60代になるとサルコペニア(筋肉量の減少)に見舞われると研究者は指摘する。
この両方の年代で組織をつなぎとめるたんぱく質が変化して、そのために皮膚や筋肉、心血管系の変化が起きると思われる。
60歳を過ぎると疾病リスクも高くなり、心血管系の疾患や腎臓病、2型糖尿病にかかりやすくなることも分かった。
うむむむ・・・心当たりがありすぎる。もう、筋肉量なんて減りまくりっすよ。

こちらは日本の研究成果
新型コロナに対するワクチンで有名になったmRNAの医療利用です。軟骨の細胞を刺激するペプチドを発現させるというのだが、ペプチドを直接打ち込むんじゃなくて、それをコードするmRNAを打ち込む方法。生産コストとか安定性とかでmRNAに発言させる方が良いんでしょうね。

本日のお酒:KIRIN LAGER

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