滋賀県 建築家 / 建築設計事務所イデアルの小さな独り言

建築家・清水精二のブログ、何でもあり独り言集・・・。

竹中大工道具館に行って来ました。

2018年02月28日 | 建築

だいぶん暖かくなってきましたね・・・。暖かくなってくるのはいいんですけど、こうなってくると花粉が飛んでくるので花粉症の私としては微妙です。といって寒いのも嫌なので、このまま季節をとばして一気に5月になればいいんですけど・・そんなワケないですよね。

 

ということで、先日、竹中大工道具館に行って来ました。「竹中大工道具館」は、消えてゆく大工道具を民族遺産として収集・保存することにより、研究・展示を通じて後世に伝えていくことを目的に設立された日本で唯一の大工道具の博物館です。もともとは、神戸市中山手にあったようですが、現在は新神戸駅近くの竹中工務店ゆかりの地へと移転しています。館内は、7つの展示コーナーに分かれていて、大工道具の歴史や種類・しくみを紹介したり、大工棟梁の仕事を通して、ものづくりの心を伝えたりしています。また、実際に触れることのできるハンズオン展示もあり、いろいろな種類の継手仕口の実物模型を自分で外して組んでみることもできます。

 

さらに館内には、実物大の茶室構造模型も展示されていて、日本にはまだ究極の美を生み出す技術と感性を持った職人が残っているんだという心意気を伝えてくれています。私としては大工道具よりも、こういう和の伝統美にどうしても興味を引かれてしまいます。こういうのを見ると数寄屋建築の設計がしたくてたまらなくなりますよね。(誰かぁ~、数寄屋の設計をさせてくれ・・!!と心の中で叫んでいました)

 大工道具は、品質の良いものほど摩耗するまで使われ、消滅するという宿命をもっているそうです・・。大工道具には、日本人ならではの美意識や心遣いが秘められています。ものづくりの国に生きる楽しさ、素晴らしさを改めて考え体感することができたひと時でした。

それにしても、誰か・・数寄屋の設計させてくれないかな・・・。

 

 

 

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