滋賀県 建築家 / 建築設計事務所イデアルの小さな独り言

建築家・清水精二のブログ、何でもあり独り言集・・・。

ドイツ・ポスター1890-1933

2008年03月11日 | アート・文化
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今日は、午後から京都市内に2件打ち合わせに行っていました・・・。天気が良くて暖かかったのはいいのですが、私は昨日あたりから花粉症が全開状態になってきているので、くしゃみは出るわ・・、鼻ズルズルで大変でした・・。さっそく帰ってきて、お医者さんに行って、毎年もらっているアレルギーの飲み薬と鼻が詰ったときにプシュ・プシュと鼻に入れる薬(これがないと、鼻が詰って夜眠れません・・)をもらってきました。

1件目の打ち合わせが結構早く終わって、次の打ち合わせまで時間がだいぶん空いたので(この前も同じような事を言っていましたよね、打ち合わせの時間設定に余裕を見過ぎているのかな・・)、京都国立近代美術館で開催されている「ドイツ・ポスター1890-1933」と題した展覧会に行って来ました・・。

19世紀末に創刊された美術雑誌「パン」や「ユーゲント」そして1920年代バウハウスのグラフィック・デザインはすでに当時から日本でもよく知られていたようですが、今回のようなドイツにおけるグラフィックとりわけポスターの発展と展開を紹介したような展覧会は、これまで開催されていなかったそうです。
ドイツ近代的ポスターが、第一次世界大戦前に最初の黄金期を迎えたときの特徴であるザッハプラカート[即物的ポスター]などが展示されていて、新しい芸術分野であったポスターが商業活動と結びついて急速にその視野を広げていった様子がわかります。
即物的ポスターは、広告ポスターの基本要素を三つのパーツ「画・背景・テキスト」に還元し、美的でありながら瞬間的な内容伝達を可能にする新たな画面構成を創造しています。

ポスターというよりも芸術品的な要素が高く、これらは多色リトグラフの発達によるものが大きいのでしょうが、現代のポスターのような洗礼されたものがない分、広告というより芸術的な味わい深さを感じました・・。(と言っても、ドイツ語が読めないので絵画的要素を多く観ていた影響もあるのでしょうけど・・)
ちなみに、鑑賞に夢中になっていて気付いたら、次の打ち合わせの時間が迫ってきていたので、あわてて美術館をあとにしました・・・。











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