先週に続き、F1第2戦マレーシアGPがセパン・インターナショナル・サーキットで開催されました・・・。レース中盤から降り出した雨による混乱の中、ジェンソン・バトン(ブラウンGP)が開幕戦からの2戦連続ポール・トゥ・ウィンで完勝。予選・決勝を通じてブラウンGPの別次元の速さばかりが目立つレース結果となりました・・。(画像は、雨の中を走るジェンソン・バトン)
バトンは、予選においても燃料を多く積んだ状態で余裕のポール・ポジションを獲得し、決勝ではスタートこそ出遅れて4番手にグリッドを落としますが、その後ドライでもウェットでもファステストラップを叩き出し圧倒的な速さを見せつけます・・。(レース序盤、ロズベルグやトゥルーリもファステストを叩き出しますが、燃料を多く積んでいない状態でしたからね・・。)
トヨタやウィリアムズのマシンもかなりいい仕上がりのようですが、ブラウンGPのマシンには一歩及ばないと言ったところでしょうか・・。
それにしても、開幕2戦を通じて散々な結果になったのがフェラーリです。今回のレースにおいても、予選Q1でマッサがまさかのノックアウトで姿を消すというポカをする始末・・。(自分の出したタイムでQ1を通過できると思っていて、マシンに乗り込んでいなかったため最後にアタックできなかったとか・・???)
決勝では18周目にピットインしたライコネンが、まだ雨が降っていないのにウェットタイヤ(深溝)を装着するという大きなギャンブルに出たのが大誤算となり、レースを台無しにする事に・・。(ちょっと無謀過ぎるタイヤ選択だったようです・・。)
フェラーリとしては、1992年以来の開幕2戦でノーポイントという最悪のスタートとなりました。
結局レースは、31周目に雨が激しくなってセーフティカーが導入され、32周目には赤旗が振られてレース中断、そのまま再開されることはなく終了。規定周回数の75%に達していなかったため、レギュレーションによりポイントは通常の半分となりました・・。
開幕2戦で圧倒的な速さを見せたブラウンGPのマシン・・。次戦の中国GPからは、正式なスポンサー契約がなされて、マシンのカラーリングが一新されるのではないでしょうか・・?(一説にはチーム名も変更されるとか・・。)
次回、F1サーカスは上海へと向かいます・・・。