滋賀県 建築家 / 建築設計事務所イデアルの小さな独り言

建築家・清水精二のブログ、何でもあり独り言集・・・。

3食に1食は捨てられている!?

2008年10月07日 | 独り言
玄関を出ると、庭からキンモクセイのいい香りが微かにしてきます・・。昨年の記事でもお話したと思うのですが、私はサクラが咲くころ(春)とキンモクセイの香りがするころ(秋)には、なぜかふと・・「去年の今頃は何をしていたかなぁ・・??」と1年前を振り返る習慣(習性かも・・)があります。それで・・今年も、もうそういう季節(キンモクセイの香りがする。)になったんだなぁ・・と思っている今日この頃です。

以前にも紹介した事がありますが、私が税務をお願いしている会計事務所の月刊誌に「食べ残し大国、日本」と題した興味深いコラムが掲載してあったので、今回も紹介したいと思います・・。

日本のごみの年間排出量は、昭和61年度には4,296万トンであったものが、平成18年度には5,203万トンに増加しています。なかでも食べ残しのごみの割合が増えているようなのです・・。
全国のごみ総排出量は年間5,200万トンで、東京ドームの約140杯分。1人1日当りのごみの量は1㎏を超えます。これだけのごみを処理するのにかかっている費用は、日本全体で年間約1兆8,600億円で、1人当りにすると約1万4,600円の税金がごみの処理に使われている事になります・・。

ごみの排出量を排出形態別でみると、平成18年度では生活系ごみ(家庭のごみ)が3,316万トン、事業系ごみが1,581万トンで、生活系ごみが64%を占めます。その生活系ごみのうち、約3分の1が食べ残しなどの生ごみだというのです・・。
日本の食糧自給率は、わずか40%しかありません。日本では、年間5,800万トンの食糧を輸入している一方で、約2,000万トンの食糧を捨てています。わざわざ輸入していながら、大量の食糧を捨てているのが日本の実情なのです・・。食べ残しや手つかずのまま捨てられたものの価値は、実に年間で約11兆円にのぼると言われています。

国民1人に供給される1日の食事の総カロリーと、実際に食べた分の差(無駄になったカロリー)をみると、平成18年が569kaclとなっていて、毎日ほぼ1食分のカロリー(食べもの)が無駄に捨てられている計算になります。(つまり、3食に1食は捨てられていることに・・!?)

このように考えてみると、私も賞味期限や消費期限が1日過ぎているだけで、手つかずのまま捨てたりしているケースも多々あるので反省しないといけませんね・・。調べてみると、賞味期限や消費期限を過ぎても食べられることのほうが(食中毒防止のために余裕をもって設定されているので・・)多いようで、賞味期限や消費期限にとらわれ過ぎずに、色や匂い、形、感触、味など・・ある程度は、自分で判断してみる事が大切なようです・・・。







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