滋賀県 建築家 / 建築設計事務所イデアルの小さな独り言

建築家・清水精二のブログ、何でもあり独り言集・・・。

2008 F1 第15戦シンガポールGP

2008年09月29日 | F1
01

F1史上初のナイトレースが昨日、シンガポールのマリーナ・ベイ・サーキットで行われました。1500基の照明によって、サッカースタジアムの4倍の明るさに照らされたコース上をF1マシンが疾走する光景は、F1サーカスをよりエキサイティングに演出してくれます・・・。

前日に行われた予選では、ベッテルやハミルトンがコンクリートウォールぎりぎりまで、マシンをハリ付かせてコースを攻めるシーンがあり、モナコGPを彷彿させる思いがしました。(モナコGPは、ガードレールですけどね・・。)、それにしても、ベッテルやハミルトンのような若くて勢いのあるドライバーの走りにはシビれるものがあります・・。

レースは、15周目にネルソン・ピケJr(ルノー)がクラッシュして、セーフティカーが導入されたところから大混乱がはじまりました・・。その極め付けが、それまでトップを走っていたマッサ(フェラーリ)が、同じチームのライコネンを後ろに待たせた状態でピット作業を行っていて、なんと給油ホースが抜けていないのにマシンをスタートさせてしまい、根元から引き抜けた給油ホースを引きずったままピットレーンを走行し、ピット出口付近でマシンを止まらせました・・。
ライコネンのピット作業を済ませたフェラーリのビットクルーが、全力でマッサのマシンに駆けつけるも、給油ホースがなかなかマシンから取り外せず、結局マッサは最後尾でコースに戻ることに・・、その後もマッサは、ピット内で危険な走行をしたという事でペナルティを受け最悪のレース結果となりました。

その後も混乱が起こる中、それらを上手く利用して後半トップに躍り出たのが、フェルナンド・アロンソ(ルノー)です・・。ロズベルグ(ウィリアムズ)とクビサ(BMW)がペナルティを受けたことで、トップに立ったアロンソは、これまでの今シーズンの鬱憤を晴らすかのように、怒涛の走りを見せつけて今季初優勝を飾りました・・。
アロンソは、前日の予選で絶好調だったのにもかかわらずマシントラブルで15位からのスタートとなり、全身で悔しさを表していた翌日の大逆転勝利となったわけです・・。
それにしても、非力なルノーのマシンで優勝できるのは、おそらく現役F1ドライバーの中でもアロンソだけでしょうからね。本当の意味で、アロンソの腕でもぎ取った1勝という事になります・・。(ここまで言うと、私がアロンソのファンだとバレてしまいますね・・。)

中嶋一貴(ウィリアムズ)は、久しぶりの8位入賞でポイントゲットとなり、次回の日本GPに向けて弾みをつけましたが、チームメイトのロズベルグが2位ということを考えると、少し微妙な気持ちになります・・。富士では、ロズベルグより前でチェッカーを受けてくれることを期待しています・・。
画像は、ナイトレース初ウィナーとなったフェルナンド・アロンソの勇姿です・・・。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする