三重を中心に徹底訪城 検索「山城遺産」「セルフコラボレーション」 ペン画で歴史を伝承 時々徒然に

中世の城を主に訪城しています。三重県が多いです。百名城は96/100。総数で600城。新発見が4城です。

野中城で新遺構確認

2020-01-22 22:09:17 | 日本の城

野中城再訪城

 ☝ 現在、鉄塔が建つピークの西側に竪堀があるのを確認した。北側の尾根にある堀切は以前から認

知されているが、こちらの竪堀はは先輩諸氏の縄張図に記されていない。

 ☟ 同時にその堀切の先に、少し線がずれるが竪堀も認められ、これも先輩諸氏の縄張図にない。

 写真には収められなかったが同ピークの南側のブッシュの中には竪堀と堀切がそれぞれ一つずつある

ことを同行者が確認している。

 野中城の兄弟とも思える二こぶのピークは両方とも砦、或は城として機能していたことが裏付けられ

た。鉄塔工事により山頂は改変されて当時の面影もない。いかにも残念である。はたして、鉄塔が建て

られる前の調査資料はこの世にあるのだろうか?

 一つ疑問が残る。先輩諸氏がこれほど見やすい遺構をなぜ縄張図に記さなかったのだろうか、という

点である。現在、ブッシュに覆われている南側は当時もそうだったかもしれない。しかし、西側の遺構

は木立の中なので以前ブッシュとは考えにくい。

 ピークの周辺を歩けば見つかる遺構である。

 何れにしても収穫のある再訪城であった。

 ☟ 帰りがけには谷に水場と思われる場所を確認した。

 野中城は別名「野中浅間砦」といわれるが、なかなかの遺構である。

 

 

 

 

 



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