☝ 主郭跡
主郭西の土塁
主郭西の切岸と下方に曲輪
堀切道
Ⅱ郭の土塁
Ⅱ郭の虎口
Ⅱ郭の切岸
Ⅱ郭南の谷
古墳を利用した土塁の片りんかもしれない
丘陵の中心部、奥の竹林はⅡ郭
主郭に咲くハナカタバミ
北から遠望
GPS軌跡
城名 |
城阪城 |
読み |
じょうさかじょう |
住所 |
津市安濃町戸島城阪 |
築城年 築城者 城主 |
不明 |
形式 |
丘城 |
遺構 |
郭、堀切、土塁、土壙(どこう:土葬された穴)、住居跡 |
規模 |
東西200m×南北80m |
標高 56m 比高 20m |
経緯 |
昭和57年の町道改良工事のため第一次発掘調査が行われ土塁や空堀、掘立柱建物跡などが確認された。 |
その後、第二次発掘調査の城阪古墳調査時には、二か所の堀切(幅4~5m、高さ3m以上)と土塁が丘陵を横切る形で南北に遺存していることが確認された。 |
書籍 |
津市史 |
知られざる郷土史・津とその周辺(浅生悦生著) |
環境 |
東700mに安濃川、足元に安濃の美田を一望する、東西に延びる丘陵に築かれている。主郭は丘陵の東先端にある。南北には谷地が横たわる。 |
現地 |
丘陵の西以外は急崖に囲まれている。 |
グリーンロードの脇にある溝はかつての堀切の跡かもしれないと考えられている。 |
発掘調査時の現地の人の話として。「ここは他に比べて水はけがいい」と言った場所は堀切が発掘された場所であった。 |
考察 |
発掘調査によって相当規模の城館であることが推定されるようになってきた。今後の調査によっては西に向けて更に拡大する可能性があるとのことだ。 |
感想 |
事前調査なしで現地を訪れると丘陵最東端の主郭跡を垣間見る程度となり得る。 |
実際はこの丘陵全体が城郭であったと「津とその周辺」の著者、浅生氏は語られている。 |
古墳を利用した縄張や、丘陵を3か所で切る堀切の先に60m四方の略方形館を持つなど、規模の大きい実力者の城館であることが考えられる。 |
その他メモ |
家所城から7km北。 |
2017-11-01訪城 |
地図 |
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