小浜城
おはまじょう
城主;小浜将監真宗(初代)、小浜民部景隆(五代)
築城時期;天文年間(1532-1555)
住所;三重県鳥羽市小浜町
標高;34m
遺構;曲輪
経緯;天文年間に小浜真宗が城砦を構え、戦国時代の志摩の先駆けとして重要な
位置を占めていたと思われる。
小浜民部景隆(5代)は志摩十三地頭の一人で北畠家に属し安宅船を持ち
海賊衆を束ねる軍勢であったが、永禄年間(1558-1570)、九鬼嘉隆と鳥羽
主水、安楽島左門などが相はかり浦城、小浜城を真っ先に攻略したと「志摩
軍記」は記している。景隆は海上を敗走して三河国に逃れたという。
遺構;現地はホテルが建ち遺構としては認められないが、西端の神社の部分が
一段と高く城の遺構を思わせる、と記す記述物が多い。
感想;神社の部分は規模は小さいが主郭、帯郭、搦め手など山城の体裁は整って
いる。海に向かって標高が下がっていくとして現ホテルの位置が二の郭、三の郭
と想定しても不自然ではない。やはり神社の部分は城の一部と考えてよいと思う。
地図;https://mapsengine.google.com/map/edit?mid=zMB0lt7eZPVw.kfXn7gkwAAkU
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