ぽん・ぽん・ポンちゃん

慢性腎不全でもがんばる猫ポンちゃんと、飼い主の親子のいろいろなお話

食道拡張症

2007-09-08 18:09:33 | Weblog
昨日の検査の結果、ポンちゃんの食道は10日前と同じで
喉から胃にかけて、全部開いていた。
吐き気や、ゲップが無く過ごせたのは薬のおかげだった。
食べているのに体重4.85kg。

介護人、検査結果にかなりショックで、今はまだこの
猫の症例の少ない病気について調べる気力が出ない。

先生が言うには、食道拡張症には大きく分けて3種類あり、
運動神経系の異常で起こるもの、ホルモンの異常で起こるもの、
そして原因不明の突発性のものがあるらしい。
運動神経系の場合、体の他の部分にも症状が出るので
ポンちゃんには当てはまらないし、ホルモン異常も
血液検査からは見あたらないので、原因不明という事になる。

でも自分としては、サポートごはんや投薬をしていた事が
とてもひっかかっている。
今更遅いけど、もしポンちゃんが普通に自分で食べていたら、
投薬が一切なかったら…と考えずにはいられない。
自分のせいで、こんな事になってしまったかも知れない
と考えると、眠る事もできず、食べ物も喉を通らない。
ポンちゃんに謝ったら、どばっと涙が出て、
申し訳なくて姿を見ている事もできない。

さっき、ばあややりんごと相談して、
「なるべく悪い事は考えないようにする事、
 ポンちゃんにできるだけ楽しく過ごしてもらう事、
 過去や未来は考えないで、今できる事を考えよう」
という事を口に出して話し合った。
と言うより一人では気が狂いそうになり、話し合ってもらった。
大人である介護人の方が精神的にヘロヘロになっているので
気質の違うばあやが、いろいろ言ってくれた。
そして、やっと文章を書く気力も出てきた。

昨日の診察では、今日から徐々に
薬を減らしていく事を指示された。
抗生剤、制酸剤、胃の空気を取る薬は昨日で中止、
ステロイドは5日かけて、徐々に減らして中止、
プリンペランだけ半量にしてもう2週間続けて、
それで様子を見る。

今日はまだステロイドの影響で食欲があるので
柔らかくしたシニア缶を好きなだけ自分で食べてもらっている。
(ぴかさん、本当にありがとう。沢山あって心強いです)
食べないのはもともとなので、食欲が無くなっても
元通りなんだけど、薬を減らしても吐かないのかとか、
胃に空気が溜まって苦しくならないのかがとても心配。

素人考えだけど、心臓や食道などの動きはたぶん自律神経が
宰どっているので、自律神経の働きを良くして、
食道の状態を改善できないかと先生に聞いてみた。
「例えば、人間ならヨガをやるといいらしいですけど、
 猫にも何かないでしょうか」
(↑落ち着きのない、すごい必死な聞き方で)
こんな発想が出たのは、実はいちごおばさん自身が
自律神経失調症の大御所で、数カ月前にヨガセラピーを
始めたところだったから。
先生は、うーん…と考えてから
「鍼! 鍼はどうかな?」と思いついたようだった。
別に前例があると言うわけではなく、
急に思いついたという感じで。
そう言えば、動物の鍼灸治療というのも聞いた事がある。
知り合いを何件か当たって、出来るかどうか聞いてくれる
という事だったけど、今日現在まだ連絡はない。

検索すると経過が良くなかった事例ばかり出てきてしまって、
小心者なので、まだあまり病気の事が調べられない。
それに、先生に「食道の幅がこれ以上広がらないように
維持できるんですか?」と聞いた時の答えが曖昧だったのも
心にひっかかっていて良くない。

鍼灸治療に関しては、少し気持ちが落ち着いてから
ギャオスや老猫会でも聞いてみるつもり。

少し薬を減らしたせいなのか、暑さが戻ってきたせいなのか
今日はポンちゃんのペロペロゴックンがまた増えてしまい、
それを見ると胃をつかまれたようになるので、
とにかく自分が落ち着かないと…。
本当に情けない状況だけど、見てくださっている皆様に
何とかご報告だけでも…。

●9月6日のポンちゃん●
サイエンスダイエットシニア缶 80g(自力3回で)
サイエンスダイエットシニア缶 15g&
k/d缶 20g(1回でサポート)
合計 W115g=126kcal

●9月7日のポンちゃん●
サイエンスダイエットシニア缶 140g(自力5回で)
合計 W140g=146kcal


自宅輸液 180cc

プリンペラン 1/2錠×3回
ガスターD錠 1/4錠×2回
ガスコン 粉末×2回
プレドニゾロン 1/2錠×1回
抗生剤(ウエルメイト)1/2錠

おしっこ&うんち
9月 6日5回(240cc) うんち2回
9月 6日7回(310cc) うんち1回