ぽん・ぽん・ポンちゃん

慢性腎不全でもがんばる猫ポンちゃんと、飼い主の親子のいろいろなお話

諦めない事

2008-06-22 02:31:12 | Weblog
TAMIさんのハル様
長い長いお散歩に出てしまった。
腎不全発覚はポンちゃんより少し前だった。
でも、さすがにお外に出掛けている
強いお猫様らしく、
数日前までTAMIさん選りすぐりのごちそうを食べたり、
お散歩もかかさず、よそのお宅の敷地で毛繕いするほど
まったり過ごしていたはずなのに。
あまりに突然で、最初何が書いてあるのか
呑み込めないほどだった。
TAMIさんが「いってらっしゃい」と声をかけて
虹の橋に送り出してあげるくらい、
本当に最後の最後まで普通に生活して、
猫生を謳歌して旅立っていったね。
私にもハル様はお散歩に出掛けているだけなんだと思える。
そして、実は時々はTAMIさんの近くに
そ~っと帰っているんだよ。

*   *   *

TAMIさんが少し前に絶対に諦めない事を書かれていたけど、
実は飼い主さんより獣医さんの方が
病気に対して先に諦めてしまうというケースも多いらしい。

そんな時に、ポンちゃんが最後にお世話になっていた
N先生のブログで17歳の猫の乳ガン手術の話を読んだので
心強かった。
その猫ちゃんは14歳から17歳の間に4回の手術を乗り越えた。
普通なら、もう高齢だからという理由で行わない手術を
N先生は飼い主さんに打診し、飼い主さんも同意して、
手術は成功した。
おかげで猫ちゃんは今も元気。
諦めない獣医さんであるN先生を頼もしく思った。
そして、そのせいなのか何なのか、
ポンちゃんが亡くなってから、朝まで記憶に残るような
ポンちゃんが出てくる夢は一度もみた事がなかったのに
N先生とポンちゃんが出てくる夢をみた。

理由はわからないけれど、うちにN先生が来ていて
ポンちゃんが先生の顔をペロペロ舐めている。
先生は急いでいるらしく、ちょっと舐められてから
「もう行かなきゃ」という風に顔を離した。
ポンちゃんが人の顔を舐めるなんて本当に珍しい。
よほど先生の事が好きなんだと驚いた。
そして私の言った言葉がちょっと変。
「先生、ポンちゃんは明日には死んじゃうんです。
 だから、もう少し舐められていてください」
夢の中で先生は、もう少しいてくれたようだった。
でも、夢の意味は何だったんだろう。