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NEVER TOO LATE

この年齢になって、チェロを始めた、、、、、

ジャスミン

2007年04月05日 | その他
 山本裕康さんのレッスンを終えて、なんだか気が抜けてしまった日々を送っています。
緊張から解き放されたというのでしょうか?
ちょうど本業も忙しくなって「充電」と称してチェロから離れています。

 玄関先のネズミの額ほどの花壇に数年前に植えたキャロライナ・ジャスミンが一気に成長して、
今年は屋根を覆って黄色い花をつけました。羽衣ジャスミンほど香りはきつくありません。
庭には木瓜やすおうが満開、何も手当をしていなくても「場所」があうと
植物はビックリするくらい旺盛な繁殖力を見せます。
いくら努力しても水や、日当たりや、風とおし、温度、湿度がうまくマッチしなければ
いつの間にか雑草に覆われ、枯れてしまいます。

 私のチェロも、努力の割に実を結ばないのですが、努力が足りないだけでしょうか?
そういえば山本さんは1日15分でもいいから、1小節でもいいから弾きなさいとおっしゃっていました。
そろそろ充電明け宣言をしたいのですが。。。。。

老梅

2007年01月07日 | その他
 今日はすさまじい風雨を伴った低気圧が去ったあとの寒気がなだれ込み、
ぐうっと冷え込みました。
そもそも、今年初めての笛子先生の合同練習が予定されていたのですが、私は本業がらみで出席できません。
皆さん、この寒さもものともせず今頃はやっているんでしょうねぇ。

 裏庭に昔から老梅があり、今年は元旦にすでに満開になりました。
庭には様々な花をつける木がありますが、おおかたは有名なもので
子どもでも名前くらい知っていましたが、老梅というのは父にその名前を教わった記憶があります。
で、何となく好きな花でこの頃になると気にしてきましたが、
ここ数年、樹勢が弱ったのか濃密な香りもしなくなり、
みすぼらしい姿をさらしていましたがなぜか今年はたくさん花をつけています。
と、ある雑誌に

老梅や穢き迄に花多し    虚子

という句を見つけました。
俳句のことはよくわかりませんが
「寿命の尽きんとする老梅が、にぎやかに大量の花をつけることへの、感嘆と戸惑いを呼んだ句」なのだそうで、
もしかしてこの句の老梅は老いた梅を指しているのかしら?と
いっそう気になる木になってしまいました。

 六十にして六十化すとも、六十の手習いとも言われますが、所詮結果を恐れてはいません。
今年のこの花のようにパーッと咲いて散れれば本望ですが、咲かなくてもやむを得ない。
チェロ弾きは長生きの人が多く、また、高齢まで弾ける楽器でもあるわけで、
カザルスがケネディの招きでホワイトハウスで弾いたのは、82歳であったし、
トゥルトゥリエは、学生を教えたあと急逝したのが80歳、
青木十朗さんは、「80を超えてバッハがわかってきた」として
つい最近CDを出したし、してみるとまだ20年以上もつきあえるわけです。

梅の散りぎわが、桜のように潔くないとしても見られていますがいいんじゃないでしょうか。

すこし緊張してきた

2006年12月11日 | その他
 本番まであと二週間、この時期のメンタルコントロールは、体調管理とともにきわめて重要です。
今までの経験から、テンションをあげすぎては二週間は保ちません。
かといって、気を抜いてしまうわけにはいかない微妙な時期なのです。
まさかというところでミスるので、予測して細々と譜面に書き込みなどをしていますが、
まぁ、最後は開き直るか破れかぶれでやるしかなくなります。
かぜの季節、飲み会の時節でもあり、ぶっ倒れたら何日か楽器にさわれなくなるから、
気は引き締めておかなくてはなりません。

 またまた、藤原真理さんの話になりますが、「職業音楽家」は何より食事の管理や
日頃からのジム通い、マッサージ、さらには腱鞘炎などは職業病だから、鍼治療などは欠かせないそうです。
で、朝起きて軽くストレッチをして楽器に向かい、気持ちいい音が出ないと
自己管理ができていないのではと不愉快になるとか。
食っちゃ寝、飲んじゃ寝の毎日、これではいい音は出ないということか、、、、。

 ということで、今は少しこころを弛緩させています。
なかなかゆっくり音楽鑑賞や読書、まして長時間の映画など見れないのですが、
先週末はアニメ「セロ弾きのゴーシュ」を見ました。
古い作品ですがチェロ弾きにとってとても魅力的な作品です。
なかなかうまく弾けないゴーシュ君の元に、夜な夜な動物たちがやってきて練習の邪魔をしますが、
結果的に彼らにインスピレーションを与えられ本番では大成功。
ゴーシュ君のチェロを聴くと体調が良くなると病気の動物たちも集まってきます。
へたくそチェリストにとっては夢のような話です。
シーンにあわせベートーベンの「田園交響曲」が流れますが、
長らく聴いていなかったけどやはり名曲ですね。

新兵器

2006年10月21日 | その他
 すでに、S社のウォークマンやPCMリニアレコーダーやといった優れものの練習補助機器をご紹介しましたが、
なんといってもチューナーとメトロノームは必須です。
とくに、弦楽器はちょっとした温度変化ですぐに音程が狂ってきます。
プロの皆さんが演奏途中で微調整をしているのをよく見かけますね。
ただでさえ、絶対音感がないわけですから、チューニングが狂っているとさすがに気分が悪くなります。

 古いチューナーを持っていましたが、大きくて譜面台に置くと譜はめくれなくなるし、しばしば落っことすし、
ついつい電源を切り忘れてしまうと、次の練習の時に電池切れ、ということも多く、やる気をそがれていました。
メトロノームも、三角帽子みたいな奴を持っていますが、すぐにねじが切れて止まってしまい、
そのたびにチェロを傍らに置き、弓を椅子においてねじを回し、セットして、とやっかいなことこの上なかったわけです。
チェロ自体をどこかにぶつけるわ、譜面台を倒すわ、楽譜が落ちてバラバラになるわ、
ついでに鉛筆や消しゴムが飛散し、さらには危うく弓の上に座りそうになるわ、
いやはや大変なのです。

 で、チューナーとメトロノームを一体化して、さらにピックアップマイクの機能も備えた1台3役の
最新式クリップオン・チューナー&メトロノームを購入しました。
重さ75グラム、やや大きめの腕時計くらい。
自由自在に角度の変わるクリップで、ちょいとそこいらに止めることができるし、
楽器本体に取り付けると固有の振動を感知してチューニングができますから、
合奏の時など他人の音に影響されません。
その上、時間がたつと自動的にスイッチが切れるという機能まで。
つまり、皆さん同じ失敗をなさっていたわけですね。

難点をあげれば、デジタルで高感度過ぎて、なかなかジャストに合わないことと、
小さすぎて表示がみえにくい、スイッチ類の操作がしにくい。
ま、それらを補ってあまりある機能を備えていますから文句は言わず、
 さ、練習、練習!!

追記
本業がヒマなのでメトロノームで検索をかけてみました。
極小メトロノーム、まるで補聴器というか、大きめのイヤリングというか、
ダウンロードすれば携帯がメトロノームになるもの、
パソコン画面上におけるもの、いやはや、皆さん苦労してるんだ!!