NEVER TOO LATE

この年齢になって、チェロを始めた、、、、、

雪餅草かな

2012年04月30日 | 園芸
 この時期になると裏庭の木陰に忽然と現れる不思議な花です。
どう検索して良いかもわからず「名無し」のままでしたが
偶然似たような花を見つけそこから探索してみました。
本州の三重から奈良にかけてと四国に分布し、
山地や海岸に近い照葉樹林に生育する、
花期は4月から6月ごろ、とあり条件はあっています。
サトイモ科の多年草で英名は Japanese cobra lily。
名前の通り薄暗い山の中で出会ったらちょっとぎょっとしますね。

ハイポジション

2012年04月26日 | チェロ
2週間前はあの烈風で「無理してこないで」と電話をいただきレッスンは中止になりました。
今回もまた不穏なお天気でしたが、なんとか出かけました。

シュレーダー134~136

いよいよハイポジションだらけになり、
136は写真の通り、ト音、ハ音、ヘ音記号が混在します。

 美しい山を見て何となく歩き出し、時に迷って引き返したり、
知らぬ間に遠回りしていたり、
ぼんやりたたずんでいたりもしましたが、
坂道が続いてフッと振り返ると気づいたら中腹まできてしまった気がします。
で、目の前は急峻な壁。
親指のポジションばかりだし、しかもそれを移動させなくてはならないし。
その間に調性記号が変化するし、
大変なところへきてしまった。
笛子先生は「これからがチェロの魅力よ」・・・・
「しっかり胼胝ができる頃には簡単に弾けるようになるよ」と簡単におっしゃいます。
まだ、小さな胼胝しかできてないけど、もう引き返せないな。

新年度練習はじめ

2012年04月13日 | チェロ
 子どもの頃、薄暗い裏庭にぼんやりと灯りのように咲くこの花に惹かれ
しばらく見かけることがなかったにもかかわらず未だに名前を忘れずにいた。
シャガ、胡蝶花とも呼ばれるらしい。
調べてみると、東京都ではレッドリストの準絶滅危惧種に指定されている。
確かにひっそりとした姿で、派手やかさはない。
数年前、山を散策中群生しているのを見つけ少し採取して
当時咲いていたあたりに植えておいた。
が、いっこうに花をつけなかったためもう少し日差しのはいる場所に移し替えたところ、
昨年あたりから楚々とした花を見ることができるようになった。
子供心に薄暗いと感じていた裏庭は実はもっとよく日が差しこんでいたのかもしれない。

 4月8日
今年度最初のアンサンブルレッスンに参加した。
いつもの通り、シャコンヌを弾き、
「今年はどうしてもビラ・ロボスの1番をやりたい」という笛子先生の意向があり、
メンバーみんなうすうす感じ取っていたので、そこそこ予習はしていた。
1昨年あたりからぼつぼつ取りかかっていたし、初回としてはまあまあかな。
リズム音痴の私にとっては難曲だし、
二楽章はさておき全体にやかましいと感じていてあまり好きではないのだが、
まあ、これも与えられた試練。
なにしろこういう雰囲気の曲、笛子先生好みだから。


弥勒の月~夜叉桜

2012年04月03日 | 読書
 季節の変わり目、年度末、春休み、、いろんな事が重なって本業疲れ。
こういう刻は、かえって長くチェロを弾いていたり、遅くまで本を読みたくなる。
そんなもんだ。
そんなとき読書仲間から回ってきたのが「あさのあつこ」の時代物。
はあ~なんで?
「バッテリー」の作者と聞いても軽い青春小説で、
なにやら賞を取ったらしいくらいの知識しかない。

「まあ、ちょっと読んでみるか」が運のつき。
ぴーんと張りつめた緊張感と底知れぬ不安感。
なにより、
言葉が切れる。
作品の中に主人公を評して「言葉の切っ先を向ける」という表現があったが、
この作者自身がそういう風に読者に迫ってくる。
かなり時代物を読んできたが、これほど多彩な言葉をちりばめ、
難解な漢字をはめ込む作家も少ない。
しかも、そこにはそれ以外の言葉、漢字は見あたらないといった具合だ。
だから、あらためて日本語の美しさ、豊かさに気づかされる。
 
「夜叉桜」はシリーズ二作目。
シリーズ化するとは思っていなかったという第一作は「弥勒の月」。
やや混沌としていた一作目が、徐々に解きほぐされていく。
すでに次作も手元にある。
しばらく楽しい時間がもてる。