NEVER TOO LATE

この年齢になって、チェロを始めた、、、、、

遅い春が

2012年03月26日 | 聴く
 寒さもやっと和らぎ、待ち望んでいたかのようにぼけが咲き始めました。
じっと我慢していた分、いつもより大振りで見事な姿です。
 さて、
20日の休日を利用して霜先生たちのコンサートを聴いてきました。
横浜みなとみらい小ホール。
プログラムは
モーツアルト:ピアノトリオK564
ブラームス:クラリネットトリオOp114
ブラームス:ピアノトリオOp8
尾崎和子:クラリネット組曲「舞」
 
ブラームスのクラリネットトリオは2年前に演奏したので、
あらためて楽譜を見てみたのですが、
「よくやったな~というか・・よくできたな~」と我ながら驚きました。
芸大教授で、日本クラリネット協会会長という山本正治さんの演奏は
どっしりとして深くふくよな素晴らしいものでした。
ピアノの平塚久子さん。
柔らかく豊かな響きでした。

チェロの松岡陽平さん、出ずっぱりで大変でしたが
クラに伍してがんばっていました。
霜先生は「緊張した!」そうですが・・・

とにかく、味わい深いいい演奏会でした。

ゴールドベルグ変奏曲:弦楽三重奏版

2012年03月18日 | 聴く
 大きなイベントを終え、ちょっとふんわりしています。
もちろん、ビラ・ロボスという大曲がありますが、
それはじっくり時間をかけて。

 さて、霜先生から来年は何をしますか?と聞かれ、
ああでもない、こうでもないと議論したあげく、
けっきょく霜先生に一任してしまったわけですが、
「取り組んでみたい曲」を探しておくことにしました。
究極の目標はバッハ無伴奏組曲なのですが、それはソロ。
あくまで合奏曲の中からです。

 で、思いついた第一番が表題曲。
20年以上前、シトコベツキによって編曲された弦楽合奏版は
原曲が「不眠治療」を目的に作曲された?だけに、
夢の中をさまようような美しい曲です。
発売当時まさに夢中で聴いた(レーザーディスクだったから見たといった方が正しい)記憶があります。
そしてそして、その初版には特典として「楽譜」がついていたのです。
つまり、弾いてみなさいということですよ。
黄ばんだ楽譜を見つけ出し拡大コピーしました。
新しいCDの解説には

~愉悦に満ちた至高のアンサンブル!
シトコヴェツキが弦楽三重奏に編曲し、グレン・グールドに捧げたゴルトベルク変奏曲。
クラヴィーア曲である原曲の異なった音域をそれぞれの楽器に受け持たせたこの編曲は、
必要とされる技巧が非常に高く、その音楽性とともにアンサンブル能力が試される難曲です~

とあります。
少しずつ少しずつ挑戦していきたいと思います。

写真はラクリン・今井信子・マイスキーによる2006年の録音。

LDはシトコベツキ・コセ・マイスキーだった。

坂村真民記念館プレイベント

2012年03月12日 | チェロ
 会場は砥部町文化会館。
かれこれ800名のこの座席がほぼ埋まりました。

バッハ:G線上のアリアで始まりましたが、
やや手探り、おそるおそるという感じがあったので、
低音部である私は徐々にですがしっかり気合いを入れました。
二曲目の
滝廉太郎:荒城の月は三枝成彰氏の編曲で、
美しいけど曖昧模糊とした感じになってしまいそうな難曲です。
これを弾き終えたときの聴衆の拍手が予想以上でしたのですごく自信になりました。
その勢いで坂村真民作詞の合唱曲2曲は十分歌えたと思うし、
最後の「上を向いて歩こう」もリズムに乗って、司会者のおかげもあって?
会場から手拍子も加わり、盛り上がって終わりました。

 何度も練習してきましたが、その都度ため息をつき肩を落として終わっていたのですが、
なんだかメンバー全員胸を張って舞台をあとにしたように感じました。

 近くの喫茶店で行われた反省会では、
みんな、おずおずとながら「うまくいったように思う」と異口同音に感想を述べ、
笛子先生も「これからも続けていけそう」というような主旨の発言をなさいました。

 で、「4月からですが<ビラ・ロボス:ブラジル風バッハ1番>をやりましょう!」と宣言されました。
ああああ~
笛子先生の大曲、難曲好み・・・・・
以前から手をつけてはいますが、混沌の中にある曲です。
またまた苦難の道を歩まねばなりません。


坂村真民記念館

2012年03月09日 | チェロ
いよいよ明日、坂村真民記念館プレイベントが開催されます。

チェロ合奏団「セレスト」のプログラムは

バッハ:G線上のアリア
滝廉太郎:荒城の月
坂村真民作詞の合唱曲を2曲
上を向いて歩こう

荒城の月は三枝成彰がベルリンフィル12人のチェリストたちのために編曲した美しくも難しい曲です。

このところイベントが続いてややお疲れ気味ですが、
こういう事がないと必死で練習しないし、
夏の「蛮コンサート」までにもう一回くらいないかな~とも思っています。

発表会

2012年03月06日 | チェロ
 今年も会場は県立歴史博物館です。
写真は石庭を模した中庭。
前にも書きましたがバブル期の遺産。
使っていないような研修室がたくさんあります。

 それはともかく、できは80点くらいかな。
数え上げればいろいろ問題がありましたが、上々でした。
例のきざみは最後までテンポに自信が持てず、
結局遅くならないようがんばったあげくやや走ってしまいましたが、
最後はぴったり。
ウィンナワルツもうまくいきました。
霜先生は目をギョロつかせ意外と厳しい表情で弾かれるんだなと感心?しました。
それだけコンタクトをとる余裕があったのです。
ソロも無難にこなしました。
「去年に比べてずいぶん進歩していますよ、右手も柔らかく使えているし・・・」
「そうでしょうか?」
「だから今回はあまり問題なく本番にいけました」
「ありがとうございます・・」前回はそんなに問題があったのか~
ということで、
二次会ではすでに来年の曲は何にするかという話題で盛り上がりました。

今から楽しみです。

ヨーゼフ・ランナー

2012年03月03日 | チェロ
明日に向けて先生方と最後の「あわせ」をした。
昨夜はメインのモーツアルト:ディヴェルティメントK136が
「いいじゃない」の一言で一発合格。
懸案のきざみも、
「弓の位置をやや根元で弾きましょう」というアドバイスでかなりらしくなったし。
ところが、
軽く考えていたヨーゼフ・ランナーでつまづいた。
新ウィーン(Neue Wiener)Op.1はともかく、
『マリア・ワルツ』はなかなか呼吸が合わない。
飛び出してみたり遅れてみたり。
単純に拍を刻むだけと思っていたが、メロディーを聴いているとなんだかずれが生じ、
ヴィオラのきざみをしっかり聴いてないと走ってしまうことが判明。
さすが、
「ワルツの始祖」と呼ばれるだけあって独特のムードが漂うのだ。
ウィンナワルツはなかなか本場の雰囲気は出せないと聞いていたが、
まさにこのことなのかな?
ウィーンなんて行ったこともないし。

明日はやっぱり開き直ります。


ようやく春めいてきて

2012年03月01日 | 園芸
 なんだか長かった今年の冬もようやく春めいてきました。
小学校の先生にいただいた桜草の苗もがんばって花をつけました。

 さて、エプロンおばさんの恒例の発表会がもう明明後日。
明日には、霜先生、佐田先生が到着され、
夕方から「あわせ」が始まります。
モーツアルト「ディベルティメントK136」
などなど。
ソロはバッハ1番のメヌエット。
かなり弾き込んできましたが、
やっぱり本番が近づくと年甲斐もなく
何となく身体が硬くなってどきどきしてきます。
悪い癖で、直前に指使いを直してしまったり・・・・・
緊張をほぐすにはいろいろ方法があるそうですが、
開き直るという方が多いですね。
でも、開き直って失敗しては元も子もない。
まあ、先生方は優しいし、リラックスさせてくださるので
今回は「委ねて」楽しむことにします。