NEVER TOO LATE

この年齢になって、チェロを始めた、、、、、

新年演奏会

2016年01月23日 | チェロ
新年あけましておめでとうございます。

 もはやそんな時期は過ぎてしまったけど一応・・・
新年早々加島祥造さんが亡くなりました。

「求めない」で知られる詩人。

メディアが嬉々として連日報道する
偽装、パクリ、横流し、八百長、談合、収賄、詐欺、
ありとあらゆる事件が反加島イズムの所産。

原発再開はもとよりいっそオリンピックも、ワールドカップもそっくり返上してほしい。

 まあ、それはそれ・・・

 年が明け恒例のエプロンおばさん門下の新年会が開かれた。
今回は昨夏「蛮」で弾いたバッハ無伴奏チェロ組曲第5番プレリュードの前半に次いで中盤。
10人そこそこの集まりながらやはり普段通り弾けなかったが3月への練習と思えばいい。

 このところ、30年ぶりに新しく録音された藤原真理さんの全集を聴き続けている。

 特に5番プレリュード前半は重厚な作りで多くのチェリストは朗々とそして自由に弾く
いわば聴かせどころだが、事実、藤原さんの旧盤もそうだった。
が、30年を経て再録音された演奏は驚くほどスタイルが変わった。

冒頭の4分音符。壮大な曲の始まりをつけるべくダ~~ンとやや延ばし気味になるところ、
ダンと短いアタック、そしてそのまま消えていく。その後全体がすっきり軽やかに進んでいく。オーセンチック?
ご自身がジャケットに書かれているが「響きが不足の場で自分の思う通りこだわって弾けば
手を抜いて演奏しているのかと思われてしまう」
まさに言いえて妙。
演奏は時代によっても、場所によっても変化し何やらブームもあるのだが、弾き手の作為を排し自然な音楽の流れにまかすのは難しい。
後半のフーガは軽快でそのスタイルが特に際立っている。

真似しようとしているんだけど……