さて、前半一曲目。
ブラームス:ソナタ第2番の最初の音。
やや心細いくらいすっきり。
チェロが豊かで渋くあるいは甘く深い音の楽器と思っていたらやや肩すかしを食ったかもしれません。
一言で言って、端正。
ブラームスのなんだか重たっくるしい田舎臭さい部屋がすっきり掃除されたみたい。
姿勢のせいではないだろうが情緒過多とは無縁。
気品溢れる、太くはないが芯の強い音色。
これがフランス風っていうの?テストーレの音?
そういえば、フランスのチェリストを生で聴いたことがない!
後半は1シューベルトの歌曲から「セレナーデ」と「鱒」だけ!
ああ、もっと聴きたかった~「水の上でうたう」とか
2.フォーレ:エレジー、夢のあとに
3.ラフマニノフ:ヴォカリーズ
4.ショパン:序奏とロンドカプリチオーソ
やはり線は細いがなにしろ美音、細やかなニュアンスが一つ一つの音につけられる。
アンコールは例によって「白鳥」、そしてここでもすっきりさっぱりと1曲のみ。
で、とにかく今まで聴いたことのないスタイルの演奏であり、
自分の中で?だったのですが・・・・・
買ってきたバッハの無伴奏を聴いて驚愕!!!!
バッハの無伴奏チェロ組曲というと、概ね気合い入りまくりか、
何とか個性を出そうとした鼻白む演奏を聴かされますが、
これはなんとも!!
柔らかく豊か、自由で節度があり、口ずさむようで下品にはならず、
全く異次元のバッハです。
彼女自身
「バッハの音楽はそもそも類を見ない緻密さで、それ自体美しく表現される要素を網羅している」
「演奏家の感性は出す必要がない」
「若い時期からずっとバッハとともにあり、何度弾いても同じものにはならない」
「どれだけ弾いたら終着点があるかわからないが録音したものは現時点で納得いくもの」
といったことを述べているが、これほど感性豊かに演奏された無伴奏は思い出せない。
言葉では表現しづらいのですが、通常、ゴシックや太い明朝体であるのに対し
腰の強い流麗行書という感じかな。
まだ1番しか聴いていませんが、「 デュ・プレの再来」とは的はずれの評価であり、
全く反対側にあるように思います。
ブラームス:ソナタ第2番の最初の音。
やや心細いくらいすっきり。
チェロが豊かで渋くあるいは甘く深い音の楽器と思っていたらやや肩すかしを食ったかもしれません。
一言で言って、端正。
ブラームスのなんだか重たっくるしい田舎臭さい部屋がすっきり掃除されたみたい。
姿勢のせいではないだろうが情緒過多とは無縁。
気品溢れる、太くはないが芯の強い音色。
これがフランス風っていうの?テストーレの音?
そういえば、フランスのチェリストを生で聴いたことがない!
後半は1シューベルトの歌曲から「セレナーデ」と「鱒」だけ!
ああ、もっと聴きたかった~「水の上でうたう」とか
2.フォーレ:エレジー、夢のあとに
3.ラフマニノフ:ヴォカリーズ
4.ショパン:序奏とロンドカプリチオーソ
やはり線は細いがなにしろ美音、細やかなニュアンスが一つ一つの音につけられる。
アンコールは例によって「白鳥」、そしてここでもすっきりさっぱりと1曲のみ。
で、とにかく今まで聴いたことのないスタイルの演奏であり、
自分の中で?だったのですが・・・・・
買ってきたバッハの無伴奏を聴いて驚愕!!!!
バッハの無伴奏チェロ組曲というと、概ね気合い入りまくりか、
何とか個性を出そうとした鼻白む演奏を聴かされますが、
これはなんとも!!
柔らかく豊か、自由で節度があり、口ずさむようで下品にはならず、
全く異次元のバッハです。
彼女自身
「バッハの音楽はそもそも類を見ない緻密さで、それ自体美しく表現される要素を網羅している」
「演奏家の感性は出す必要がない」
「若い時期からずっとバッハとともにあり、何度弾いても同じものにはならない」
「どれだけ弾いたら終着点があるかわからないが録音したものは現時点で納得いくもの」
といったことを述べているが、これほど感性豊かに演奏された無伴奏は思い出せない。
言葉では表現しづらいのですが、通常、ゴシックや太い明朝体であるのに対し
腰の強い流麗行書という感じかな。
まだ1番しか聴いていませんが、「 デュ・プレの再来」とは的はずれの評価であり、
全く反対側にあるように思います。