想いをかたちに

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建築の要素

2011-05-14 | 住まい・建築
皆さんこんにちは。

今日は、総会が二つ。

長野県建築士会と長野県木材青壮年団体連合会です。





建築士会の総会には、長野県北部地震被災地の栄村から、

副村長がお見えになり、ご挨拶がありました。

地震が起きた時の状況、そして雪が溶けた今の現状。

30棟以上の住宅の全半壊があったそうですが、

半壊、損壊は、全額村の負担で直すことが決まったそうです。

今は、避難で村の外へ出て行ってしまった方々に、

戻ってもらうよう、直接会いに行って話をしているとのこと。

「戻りたいけど、怖い。」

という方が多いそうです。

やはり、村に人がいなくなるというのは、

心の空洞化、寂れを招くと危惧されていました。

副村長の言葉は、非常に重く響きました。



先日、構造計算の勉強会があり、その中で、

古代ローマ時代の書、「建築十書」のに書かれている

建築の三大要素「強・用・美」

についての話がありました。

建築十書、学生時代以来の懐かしさもありましたが、

その中で言われていることは、改めてなるほどでした。



「強くなければ、用を果たさない。

強と用が無ければ美は形だけのもの。

そして、美が無ければ建築とはいえない。」



『強』は文字通り、強さです。

『用』は、機能、お客様の要望というところです。

『美』は、美しさ、デザインです。



私たち、建築、住宅に携ある者は、

それぞれの重要性を今一度認識し、責任感を持ち、

全てのバランスを図りながら、

ものづくりに取り組まないといけないと思います。

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