想いをかたちに

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ことしの日本経済

2011-01-22 | 住まい・建築
そして、上野から、品川へ移動し、

本日のメイン、ナイス(株) 新春経済講演会へ。

建築の話から、経済の話です。

集まったのは、1500人。クロークに預けるのも一苦労でした。



最初は、経済ジャーナリストの財部誠一氏の講演。

「2011年 どうなる日本経済」



印象的だったのは、本当のイノベーションとは、

会社が持続的発展のため、製品、サービス、作り方、研究開発、組織、

あらゆる分野で変化していく事。その例が、アメリカのGE。

新興国で成功するためには、そこを徹底的に調査する。

現地に、研究開発全ての人員を投入する。

現地の言葉を社員は話さないといけない。

現地にもいかず、言葉も話せず、その国で成功するのは無理。

だから今まで日本企業は進出し、失敗撤退が多かった。

グローカリゼーションではなく、ローカリゼーション。

世界を日本、日本を地方とあてはめると、

まずはやはりローカル、小さいところから。

その地域を知って、それから作っていくという事でしょうか。

家づくり、まちづくりにも通じる事だと思います。





ナイス(株) 平田社長の市況分析と今年の戦略の話があり、

その後は特別パネルディスカッション。

INAX、セイホク、DAIKEN、TOTO、ニチハ、パナソニック電工、

三井住商建材、吉野石膏の社長の方々が、パネラーで、

「住宅業界の市況予測と各社の戦略」についてです。

コーディネーターを平田社長がやり、

突っ込みながら進めていくのですが、

これが面白く、また、今年起こる事の予兆が出てくる場合も。

去年は、ある社長が、

「オーストラリアでエコポイントを導入したら、

東南アジアから断熱材が消えた。という話がある。」

と言っていたそうです。

現在、日本中、グラスウールは欠品状態、

スタイロフォームも納期1ヶ月という状態です。



今年出ていた話は、

リーマンショック対策で各国が投入したという4~6兆ドル、

それもあり、世界中に金余り現象が起きているとのことです。

それに伴い後半、資源インフラ、職人の不足が起こる可能性がある。

とのことでした。



2012年は、世界で選挙イヤーだそうです。

中国の執行部交代、そしてアメリカの大統領選。

選挙をにらみ、経済対策を色々するのは常だそうです。

それで、2011から世界景気は上向くとのこと。

また、過去の統計データで、卯年は株価が平均23%up(3位)、

辰年は株価が平均29%up(1位)しているそうです。

総じて、この上向き傾向の景気の中で、

その流れをどう捉え、自分の会社業績につなげていくかです。



経済の話は、実態、実際、実感がわからない部分がありますが、

将来の先を読む話しなので、それはそうなのかな。と思います。

小さなところから、大きなところまで、

情報を集め、先を読み、前向きに仕事していこうと思います。



大懇親会では、全国から集まった経営者の方達と、情報交換し、

日頃聞けない話しを色々お聞きしました。



最後は、学位時代の先輩と久しぶりに会い、

近況を話し、バスに乗りました。



ちょっと詰め過ぎた感もありましたが、

建築から経済まで、充実した一日でした。
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