ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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大阪 摂津市長選は森山氏4選

2016-09-19 21:04:32 | Weblog
摂津市長に森山氏4選(大阪府、投票率32.88%)
当 14471 森山一正 無現
  4744 大沢千恵子 無新
  3506 清水信行 無新


 大阪府摂津市は、茨木市や吹田市などに隣接する人口約8.5万人程の三島地域に位置する市で、市長選は現職で4選を目指す森山一正氏に、元市議の大沢千恵子氏、清水信行氏が挑みましたが、
 防災機能を備えた総合体育館を建設することや吹田市と共同で誘致した国立循環器病センターに触れ「安全安心や健康作りを柱にしたまちづくりをしていく」と訴えるとともに市長の退職金ゼロや職員3割削減などにより、「約1000億円の借金を半減させた」と3期12年の実績も強調した現職で72歳の森山一正氏が14471票を獲得して、
 次の世代の子どもたちに、つけは残さない。交通が不便だったり、ベンチがないといった市民の声一つ一つを拾い上げ、市政に反映させていく」などとと訴え4744票を獲得した48歳の大沢千恵子氏、
 現在の市政運営を「福祉の予算を削り続けてきた」と批判し、「子育てと教育が一番の摂津にする。市民が暮らしやすい摂津に変える」と力を込めるとともに、「国民健康保険料と北摂で一番高い水道代を値下げする」と強調。「全ての学年で35人学級を実現する」。中学校給食にも触れ「学校に調理室を作り、温かい給食を食べられるようにする」と語り3506票を獲得した共産が推薦する69歳の清水信行氏
 の両氏を危なげなく退けて4選を決めています。
 4年前の前回選挙戦では現職と新人の一騎打ちも森山氏は14528票を獲得して対抗候補を破っていますが、今回も前回とほぼ同数の獲得票数を獲得するなど市民の支持を得たと言えるでしょうね。


富山市議会 政活費不正、ずさん請求満載

2016-09-19 12:57:39 | Weblog
富山市議会 政活費不正、ずさん請求満載 2016年9月19日 毎日
http://mainichi.jp/articles/20160919/k00/00m/040/128000c

 政治関連の話題ではニュース番組でも東京・築地市場の移転問題が真っ先に話題に取り上げられるので、こちらの方はいささか食傷気味っぽくなっていますが、地方議会の深い闇を見ているようで憂鬱になりますね。
 茶菓子代名目で空欄の領収書を貰っているのなら、『自動販売機で冷えているお茶は1本160円だから、ディスカウントストアでこっそり箱買いして差額をちょろまかしているのもいるかも…』位には思っていましたが、和菓子屋ではなく寿司屋に茶菓子とお茶を注文する時点で意味不明も甚だしく、癒着を疑われても文句は言えないでしょうし、一部議員は不正受給を認めながら辞職を拒否。
 どうせ来年の4月には本選挙を行うのだから、辞職を拒否している2議員に対しては、その次の本選挙で市民の厳しい答えが出されることになるのだと思いますが、補欠選挙を行ったところで任期は半年程度で、補欠選挙が終わっても数か月すれば再び選挙カーが街中を走り回ることになる。
 私が1票を託した候補は本当に信用に値する人物なのか? と、市民は疑心暗鬼に陥っているでしょうし、市民の議員を見る目はますます厳しいものになるでしょうね。

9割が相場に勝てず、米アクティブ運用ファンド S&P調べ

2016-09-19 11:54:52 | Weblog
9割が相場に勝てず、米アクティブ運用ファンド S&P調べ 2016年9月16日 日経
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGN15H1V_W6A910C1000000/

 これ。一般的にはそんなの当たり前のことじゃない? と思われていることでも、中々客観的な報道記事がなく、投資初心者には非常に参考になる記事ではないかと思います。
 半年や1年レベルで運用するのならば、アクティブファンドが勝つケースもあるかもしれませんが、投資の世界で連戦連勝はなかなか困難。
 まして、最近の株式相場は増益幅が市場予想より少ないといった、『そんな些細な理由で二桁あるいは二桁近い急落をするの?』と誰もが知る有名銘柄でも激しい値動きを示して吃驚させられることも多く、じゃぁ決算時期を外して投資すればいいのでは? と思われるかもしれませんが、投資資金が限られる零細個人投資家としてはやはり高値掴みは避けたい所。
 株式や債券にバランスよく投資するタイプや外債ファンドの場合でも、一旦高値掴みをすると数年塩漬けを余儀なくされることも珍しくなく、運用期間が定まっている金融商品の場合は、そのまま元本割れの状態で償還されたり、変額年金でも、運用に失敗して元本割れで損失を確定するか、十数年かけて元本を取り戻すかの嫌な二択を余儀なくされることも少なくないわけで…。

 販売時にかかる手数料や毎年かかる信託報酬もアクティブ運用ファンドの方が高め(信託報酬は人件費がかかるのだから致し方ない一面もあるものの、ペイする水準か確認することは重要。販売時にかかる手数料に至っては同じ投資信託でもゼロから2~3%程徴収するケースまで様々。3%のディスカウントからはじまるのとゼロからスタートするのとでは利益を確定できる確率も格段に変わるはずです)な傾向が強いようですし、個々の企業業績だけでなく、相場環境がどう流れているか、そもそも今は投資環境に適した時期なのか、英国のEU離脱といったサプライズ材料が近く出てくる可能性はないのか(今なら米国の大統領選でトランプ氏が支持率で逆転すれば、それだけで十分波乱材料になりそうな…)を冷静に判断することの方が最終リターンにも大きく影響するものと個人的には考えています。