今日、文部科学省を訪れ、城井崇（きいたかし）文部科学大臣政務官に対して、先般、民主党「教育の情報化推進に関するWT」がとりまとめた『教育における情報通信（ICT）利活用の促進に関する提言（中間とりまとめ）』に基づく、具体的な取り組みに着手することを要請してきました。
今日、要請したのは、提言の中でもとりわけ、短期的かつ優先的に実現を図るべき課題について行動を起こすこと。例えば、デジタル教科書の正規化（検定教科書化）に向けて、法令の改正（学校教育法や著作権法など）を進めるために専門家による研究会を立ち上げることや、教員養成課程において、ICTを活用した教授法・学習法をより体系的にカリキュラムに盛り込む方向で検討を開始すること、さらには、障害のある児童・生徒のための教材やAT（アシスティブ・テクノロジー）の開発促進の具体的な方針を立てることなど、すぐにでも取り組みを始めるべきテーマが中心です。
城井政務官とは、提言のとりまとめに至る間にも何度となくやり取りをさせてもらってきただけに、中身については特に異論なく、確認をいただきました。併せて、現在、議論が進められている日本再生戦略の中で人材育成戦略の中核として位置づけを図ることや、来年度の予算編成および税制改正要望に向けて具体的な取り組みを盛り込んでいくこと、さらには、今後議論になるであろう今年度補正予算に関する議論の中でもしっかりと進捗を図ること、などについても意見交換しました。
私たちワーキングチームとしても、提言の具現化に向けて、継続的に取り組みを進めていきたいと思います。
