10月30日の日曜日、山口市消防職団員の合同訓練がありました。
場所は、山口市消防本部阿知須出張所の屋外訓練場です。
阿知須・井関・佐山の3分団が参加。
今年の4月以降だけ見ても、当地区で3件の建物火災・1件の林野火災が発生しています。
こうした状況ですので、日頃の訓練は欠かせないところです。
まずは、災害時に必須の『土嚢工法』。
ボードを使って、再確認します。
そして、実戦。
土嚢と言えば、砂や土を土嚢に詰めますが、最近は便利なものがあります。
土を使わず、水につけておけば勝手に膨らんで、即 使用できます。
こんな感じで、水に浸します。
これはなかなか便利で、災害時に威力を発揮しますね。
近くに、砂や土が無い現場もありますから、重宝します。
そして、本日メインの『想定訓練』。
これは、ポンプ車に5名乗車して待機している所に、
いきなり 「〇✕地区で建物火災発生。出動!」と指令があり、即 対応するものです。
もちろん、内容は直前までわかりません。
実際の火災対応に、より近い内容となっています。
まずは、水利に部署し 吸管の延長・投入。
基本通り、吸管をしっかり伸ばして投入しています。
吸管は結構長いので、慌てて 輪になっている状態で水利にブチ込むと、
エアーポケットが出来てしまい 落水することがあります。
そして、ホースカーを使って ホース延長!
筒先の態勢が整ったら、無線にて 『放水、始め!!』。
火災の勢いが強いという想定でしたので、もう1線出して 筒先を2本使って放水しています。
私がエラそうに言うことでもありませんけど、やはり 基本は大事ですね。
訓練で出来ないことは、まず本番でも出来ません。
この想定訓練で、スムースにできなかったところがあったら、
「次は、こうしよう!」と改善できれば訓練の価値があったというものです。
訓練終了後は、ホースカーにふたたびホースを収納します。
このホースカーにホースを収める方法も、色々あるようですが 山口消防では、
『馬蹄』という方法で収納するように統一されています。
文字通り、馬のひづめのように 順番に収納していきます。
この方法だと、ホースカーから無理なくホースが延長できます。
こうして、ホースカーにホースを規定数収めたら 準備完了!!
いつでも、出動できます。
阿知須出張所の隊員の方々、及び 各分団の団員各位、
たいへん お疲れ様でした!!