今日、購入して一年は経とうかというパソコンのユーザに出会った。ちなみにパソコンの腕前は初心者同然という。ある意味、豪傑だ。
「使いづらくははなかったですか?」
「えっ、こんなもんじゃないんですか?」
まず、表示メニューから「グリット線」を出す。
「わあ、友だちのと同じ画面だぁ!」
ノートやレポートの用紙に書き込む感覚は、いくらかなりとも文章を作るという行為を親しみやすいものにするはずだ。
よく見受けられるが、「標準」と「書式設定」ツールバーが横に並んだままの人がある。どうしても隠れて見えない機能がある訳で、必要なとき、使うべき機能を知らないままで過ぎてしまっていることが多い。メニューだってしかり、全部のメニュー項目を表示しきれていない。そこで、「ツール」メニューから「ユーザー設定」と行こう。次の二つにチェックを入れよう。*WORD2002の場合*
- 「標準」と「書式設定」ツールバーを2行に並べて配置する(S)
- 常にすべてのメニューを表示する(N)
「文字の色はいつも『書式メニュー』→『フォント』でしか変えれないと思ってました…」
だったらこれからの作業はかなりはかどるはずだ。ツールバーを1行に配置するのは画面を広く使わせたいという配慮からだろう。そうであるとしたら下方に配置する「ファンクションキーの表示」ツールバーの方がむしろ邪魔な気がするのだが。ここでは、「F4」キーが「繰り返し(リピート)」だ、ということを頭に叩き込んで、表示メニューからクリックしてこのツールバーを消してしまおう。基本的には、ここまでだけでも充分使いやすいWORDに変身する。
ぼく自身WORD2002になってたまげたのは、オートシェープを使った際、突然「描画キャンバス」が現われて文書がどっかに(上下に分かれただけなのだが…)消えたように思えたときだ。これも大きなオブジェクトを作るときには邪魔くさくてしょうがない。即、撤収だ。その方法だが、「ツール」メニューから「オプション」と来て「全般」見出しに注目。中ほどあたりに、
オートシェープの挿入時、自動的に描画キャンバスを作成する
があるので、チェックを外そう。ただしMOS検定を受検しようとするひとは慣れる必要があるから我慢しよう。
他にもオートコレクトをはじめ、WORDには独特のおせっかい(実は親切?!)な機能があるのだが、それはまたの機会に、お楽しみはこれからだ。
夕食は久しぶりに娘と二人、中華だ。店内のBGMで五つの赤い風船の「遠い世界に」が流れてきた。昭和40年代が甦ってくる。ちょうど娘と同じ世代だったろうか。それにしても娘、微妙に外すのだが、おおらかで明るい。一緒に居るとハマる。