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パソコン教室アイラブハイパークラブです。
教室に流れるBGMなどを紹介します。

ジャズの創始者と言えば

2005-11-26 23:00:34 | 音楽
ジャズの発祥の地と言えば、ニューオリンズでまず間違いないところか。では、
ジャズの創始者と言えば…?

 誰をさせばよいのだろうか。

 自ら創始者を名乗ったのは、ジェリー・ロール・モートンというピアニストである。今では、映画「海の上のピアニスト」で主人公1900とピアノ決闘をした男としてよく知られているであろう。日本ではジャズ通でこそ「知る人ぞ知る」であるが、映画で初めて知ったという向きが圧倒的に多いであろう。しかし、本場米国においては、ルイ・アームストロング、デューク・エリントンなどと並んでジャズの創始者として高い評価を得ている。

森の石松ではないが、誰か忘れちゃいませんか

と言いたくなる存在の人物がいる。

 その人の名は、バディ・ボールデン。ニューオリンズでひときわ大きいコルネットを吹き鳴らし、多くの女性を魅了したらしい。あのサッチモ(ルイ・アームストロング)が幼少の頃ホールデンのラッパを聴き、それがラッパ吹きになる契機となったといえば話としてでき過ぎだろうか。サッチモ自身、彼のコルネットを聴いたことがあると回想している。

 天才の宿命というべきか、奇矯な振る舞いの多い御仁で、良識派といわれる人々のひんしゅくを随分買ったという。事実、最盛期、パレードの最中に発狂し、以後亡くなるまでの約24年あまり、精神病院で過ごしたという。

 このバディ・ボールデン、 ジェリー・ロール・モートン、サッチモが登場するミステリ小説があり、今日読破した。タイトルが何とも言いづらいのであるが思い切って書いてしまう。ディヴィッド・フルマー作「快楽通りの悪魔」である。ジャケットを見て欲しい。レジーまで持っていくには勇気を要する。

 人種の坩堝、ニューオリンズの歓楽街で娼婦殺しが連続して起きるのだが、町の支配者(実在の人物である)の依頼を受け、クレオールの私立探偵が犯人探しに翻弄される。この探偵と幼なじみで、親友でもあるバディ・ボールデンが容疑者にされ、処刑の危機に瀕する…。

 クレオールといえば、白人と黒人の混血児または子孫をさす言葉である。主人公は白子(ピート・ハミルの「愛しい女」で強烈な印象を受けた)と呼ばれるほど皮膚の色は白く、頭髪の縮れでそれと分かるほどなのだが、当時の差別構造はねじれていてかなり複雑な様相を呈する。過酷な試練に立ち向かう主人公のひた向きな姿に打たれ、夢中になってしまった。場所柄と時代考証がぴったりハマり、印象深い。連続殺人の動機にはたまげるぞ。

 で、サッチモのラッパが今日のBGMであるべきところなのだが、不思議なことにそれがエンヤである。I夫人からお借りしたばかりである。タイトルと同名曲、「Amarantine [from US] [Import]」が素晴らしい。


オータム・リーヴス

2005-11-24 23:14:27 | 音楽
 パソコンの用語というのは厄介なものである。そもそもパソコンを難しいという人の多くは、元来、英語であり、直訳じみた翻訳語に恐怖心を抱くものである。日常、よく使われている言葉でさえ意味合いが違って来て、たまに面食らうことがあるものだ。その一例が、「コピー」である。
コピーができません!

電話の場合、ぼくはファイルなどのコピーができないのと受け止めるのだが、受話器の向こうでは、

印刷ができません!

という意味のことが多い。マシンを前にして喋ると簡単に通じ合うことが、送話器と受話器の間では異なった絵柄が頭に浮かぶのである。あのK画伯にして、サポートの人から

窓を開けて

と言われてマシンの向こうの出窓をあけてしまったという逸話があるほどである。

 あるご婦人のパソコン・ショップでの実話であるのだが、まだ湯気が立つほど新しい。「USBフラッシュメモリ」を購入しようとしているのだが、その名前がなかなか出てこない。そこで思いあまって、若い店員さんにこう尋ねた。

パソコンの、コンなの、ください

その時の、コンなのという仕種が問題なのだが、左手の親指と人指し指をUの字形にしておいて、右手の人指し指をそのUにズッポリ突っ込んだのだそうだ。ショップのスタッフは、

ハイ、これですね

と、すかさずUSBメモリの売り場まで導いてくれた。

ほらね、通じるじゃん!

かなりキワドく、危ういジェスチャではあるまいか。

 目的の商品をレジー場で清算する頃になって、当のご本人、流石に顔を赤らめたという。日頃、慎みのない素振りは微塵も見せない、清楚でおしとやかな奥様である。それを知るぼくには馬鹿ウケで、しばしの間笑いが止まらなかった。

 穏やかな初冬の一日、こんな日にはジャズの「AUTUMN LEAVES」がよく似合う。シャンソンの、いわゆる「枯れ葉よ~」と歌うそれである。アルバムは、「隣のヒットマン」サントラ盤。スクリーンにも登場した、ザ・チャーリー・ビドル・トリオの演奏、特にチャーリー・ビドルのベースがいい。さらに、彼の娘だと思う、奥方だったら許せない、ステファニー・ビドルの枯れて、渋みの冴えるヴォーカルがうっとりさせる。大音量で鳴らしたくなる誘惑を必死で抑えている。


ランディ・トラヴィス「Worship & Faith」

2005-11-20 19:59:09 | 音楽
 新しいことを創めるというのは気分のよいものである。しかし、日々継続してきたものを途中で変革するのは難しい。長男が教室に来て、こう言った。
「この教室、もっと何とかなりそうやなぁ。無駄が多いし、もっときれいに整頓できそうなもんやが…」

 それはその通りなのであるが…。
「整理しようと一つの山(喩えである)に取り掛かったんよな。どうせ整理するのならまとめようと分類しつつ、作業を進めたら、山が5つにもなってしもうて。さらに散らかってしまったんや」
乱雑な現状への言い訳ではあるが、事実である。

 大切なものだからと、きっちり保存したはずなのに、いざという時にしまい場所を忘れてしまって出てこない…、だとか。片づけるはずが、途中で懐かしいモノが見つかってそちらに心を奪われてそっちのけになってしまった…、だとか。狭い空間の混乱は、すべて自分自身の散漫さが招いたことである。

 長男が言う。
「よりよい方向に変えて行こうなぁ」
その通りである。30代までは、日々新たなりの気運が保てた。昨今では変えることに躊躇いがちで、勇気が必要になる。
「年とってから癖性分は治らんよなぁ」
と高をくくる訳にはいくまい。変えるということに適応できる自分にならなければ、と自覚するものの、行動力がなぁ…。

 階下では、いよいよ明日、「うまいもん処 とんちゃん」がオープンする。昼はトンカツ屋さん、夜は居酒屋と、ハイブリッドなお店である。鵜方の町の新しいナイト・スポットの誕生である。仕事が押して、つい食事をスキップしがちな時にありがたい存在だ。tonchan1121_open

 日曜日だからというわけでもないが、ランディ・トラヴィスのWorship & Faith [IMPORT]を聴いている。キリスト教の日曜礼拝などで歌われる宗教歌が収められたアルバムである。

  • Will The Circle Be Unbroken?
  • Love Lift Me
  • I'll Fly Away

など、日本でもよく知られた曲も多く、異教徒のぼくにも心が洗われるものがある。信仰というよりももっと根源的なこころが伝わってくる。新鮮な気持ちで行動しなさい、という呼びかけなのだろう。行動するしかない。


WindowsとMac

2005-11-19 23:48:37 | 音楽
 S氏のMacを借りて使い倒しているうちに、様々な発見をしてきた。新しいおもちゃどころではない。幾世代か前のではあるが、氏のPowerBook G4は、プロセッサは1GHz、メモリが768MBで、15.2インチTFTにTigerを搭載している。Office2004を動かしてもサクサク動くスグレものである。

 瑕疵ひとつない色白のナイスボディは、氏が大切に扱ってみえた証である。

無茶な使い方をしてもいいです。いけなくなっても、何回かOSを再インストールするうちに、自然と熟達しますよ

と仰るが、なかなかどうして大胆に扱える訳もない。小心者である。

 使いこなすうちにMacの魅力に引き寄せられるのでは、との怖れもあったが、Windowsのよさが鮮明に見えてくるから不思議である。もちろん両者の弱点をあげつらうというスタンスに立たず、素直に向かい合っているからだろう。これは随分お得な使い方である。

 あらためて感じるのは、「ことえり」よりも群を抜くMS-IMEの使い勝手のよさ。これはWindowsに軍配をあげたい。誤変換して確定した後のUndo、つまり「Ctrl+BackSpace」で再び変換モードに移行するというものだが、粗忽なぼくがよくやらかす失敗をフォローしてくれる配慮は実にありがたい。また、同じ理由から再変換という機能にも再三お世話になる。こういった当たりから見て、文書作成はWindowsに限るのではと実感する。

 web閲覧にとどまらずデスクトップからダイアログボックスに至るまで、アピアランスにおいては、Macを触ったらWindowsなど振り向きたくもなくなる。隣のお姉さんがWindowsなら、Macはスーバーモデルといったところか。

 特にアイコンを並べたような趣きのDockはタスクバーなんかよりも遥かにスマートで、機能的で、お洒落だ。ポイントするとアニメ風に拡大するなんざあ、粋だねえ。Dockにアイコンをつまんでドラッグするだけでショートカットのようなものが簡単につくれてしまうのも嬉しい。

 どちらが素敵か、素晴らしいものかは、正妻と愛人のどちらを選ぼうかと迷う凡人の煩悩に等しい。

両方持つのが正解である。

しかも乗りこなし、使い倒すのが正しい。ここんとこはパソコンに限った話であることは言うまでもない。

 ロンダ・ヴィンセントの「Muleskinner Blues」を聴いてぶっ飛んだ。地声の強さが要求され、息の長さが求められるこの曲を、こともなげに歌いこなすこの女性は、化け物か。ブルーグラスはやはりライブに限る。生のステージでこれだけの迫力を出せるとは、真のブルーグラッサーと讃えるべきだろう。ブルーグラスの世界はもはや男も女も関係ない。


うまいもん処 とんちゃん、21日開店

2005-11-18 23:59:00 | 音楽
 教室の1階に新しい店舗がオープンする。今、開店準備でおおわらわの様子である。店主と呼ぶより大将と呼ぶのがぴったりのオーナーに、昔、ボリュームたっぷりのトンカツを食べさせてもらった思い出がある。分厚いカツなのに、表面はからっと揚がり、よく火の通ったお肉からは肉汁がじわーっと滴って申し分なく美味かった。

 今さら味について力説するまでもないと思うので、少し追記する。何より大将の人柄がいい。明朗快活で、腰が低く、みんなの人気者である。教室にもファンがいてびっくりした。さらに息子の若大将が張り切っている。アイドル度はとっくに親を越しているようだ。明るく、楽しい雰囲気の店になることだろう。21日のオープンが楽しみである。お店の名前は『うまいもん処 とんちゃん』である。大将のニックネームそのままであるが、久しぶりに逢って随分スリムになっておられたのでプレッシャーを感じてしまった。くどいようだが、11月21日月曜日、新規開店である。

 週末、リンダ・ロンシュタットを聴く気分になっている。こちら側、つまりカントリー+フォーク・ロックをルーツに持つ女性で、息の長いシンガーだ。初期の曲、「悪いあなた You Are No Good」から聴き始めると、古き良き70年代の息吹が甦る。窓ガラスに映る自分の姿が若やいで見えるのは、気のせいというより錯覚だろう。


電源入れたらモニターが真っ暗

2005-11-17 23:13:58 | 音楽
 天気もよく、清々しい朝のはずであったのだが…。パソコンの電源を入れてぇ、掃除機をかけてぇ…と定番となっている作業を快くこなしていた。珈琲を淹れ終わって気づいたのであるが、モニターが真っ暗闇のままである。これは一大事、ちびまる子ちゃんのように額にスダレがかかるのを感じる瞬間である。

 電源ランプ点灯、確認。HDDアクセスランプ点灯しきり、何度も確認し、その度、ヤバさを覚える。モニタランプ点灯、ビデオ信号は送っているようだ。パニックという言葉を呑み下し、過去の経験を思い起こす。220Wの電源が駄目になりかけたときに似たようなことが何度もあった気がする。99年の年末に買ったショップブランドのタワー型PCである。BIOSは最終版にまでアップデートしてあるマザーボードのみがオリジナルで、パーツを何度も交換し補強してきたかけがえのない愛機である。手塩にかけてきたのである。購入先のショップの方が先に潰れてしまっているが、今でもメールサーバーとして活躍し、MSNメッセンジャーの貴重な基地になっている。

 今となっては歴史的に希少なSLOT1であり、メモリ貧乏の悲惨さをもろに味わってきた。98からMEに乗り換え、電源を大容量に換え、さらにCPUを換装し、メモリやドライブ群をふんだんに搭載してきた。それらの経験は、自作機を組み立てる際に大いに役立ってくれた。寿命であるなら仕方がないが、糟糠の妻を正妻としてとこしえに添い遂げてやりたいという気持ちが強い。だから、急いで電源を落とさず、一時間余りそのままにして置いた。

 脳裏に新しいパソコンが浮かび、ほんの6万ほどで遥かに凌駕するスペックのものが購えるのは理解できるものの、それでも未練が残る。この愛妻としでかした過去の栄光の数々が甦るのである。それらの思い出が知らず知らず涙を誘う(マジ!!)。教室の歴史なのだから。

 意を決し、電源スィッチを押し強制切断。さらに一分ほど間を開けてスィッチ・オン。緊張しつつ、BIOS画面を見入る。ビデオ信号確認、メモリテスト384MBOK、各種デバイス良好、認識してくれている。そして、Windows画面へ。セーフモードになってしまったが、エラーチェック無しだったので一息ついた。セーフモードでの起動を充分待ち、再起動。どうやらいとしの妻は復活したようである。気分はサラ・ヴォーンの「ラヴァース・コンチェルト」である。

How gentle is the rain
That falls softly on the meadow
Birds high above in the trees
Serenade the flowers with their merodies oh oh oh

別に歌い出すこともないのであるが、口ずさんでしまった。


酒とバラの日々

2005-11-11 23:35:51 | 音楽
 河豚のかき揚げを差し入れてもらった。今、売り出し中で、話題の安乗産である酢橘を搾ってさくっと口に入れる。淡白で、独特の味覚が口いっぱいに広がって清々しい。志摩に産まれてよかったとしみじみ思う瞬間である。
スマヌ、美味いものはひとりで食え

 伊勢海老、鮑だけではないこの地における食材の豊かさ、そして旅人に饗し続けてきた伝統の技、そして新しき挑戦を試み続ける人々を誇りに思うのである。

 mogeさんが新しいノート・パソコンを披露しにやってきた。見せびらかすのは本体ではなく、価格である。15インチ液晶モニター、コンボドライブ、XPプロフェッショナルというスペックで、8万5千円である。ショップ・ブランドのデスクトップがありながら、さらにサブ機としてノートを買う。仕事にかける心意気を買う。微弱ながらテレビにノイズが走るとか、ぼくは首からネックレス代わりにUSBフラッシュメモリとプラスティックの笛をぶら下げている。大地震の後、瓦礫の底から虫の息で笛を吹かなくてもよいことを願うばかりである。今日はF夫人にインスパイアされ、ヤフオクで「高輝度白色46灯LEDハンディライト」をゲットした。1,100円である。LEDは衝撃に強く長寿命であり、電気効率が高いくわずかな電力で長時間点滅し、生活防水加工とあっていざというときモノを言いそう。未使用のまま、廃棄物になってくれることを祈らずにはいられない。

 朝からサラ・ヴォーンを聴いている。「酒とバラの日々」が今日の気分にハマっている。町いちばんの下戸だと自負するのであるが…。


ルイ・アームストロング「この素晴らしき世界」

2005-11-10 23:39:24 | 音楽
 今もっとも重宝しているのが延長用のUSBケーブルである。ルータの限界なのか、LANを通しての印刷、待ち時間が長く、もどかしくてならない。ネットを捜していろいろ対処法を考えてみた。もちろん、チープな予算で、と注釈がつくのであるが…。使用する場合を想定すると、主に持ち込まれた皆さんのノートパソコンからダイレクトに印刷するのがいちばん多い。

 そこでパソコンショップを覗いてみたら、サンワサプライから販売されている2mのものを見つけた。正式な商品名は"コア付USB延長ケーブル"で、品番は"KU-VC20EN"である。ネットでググってみたが見つからないのは愛嬌か。

 フェライトコアといってノイズを吸収するフィルタの役目を持つ出っ張りがある。だから、パソコンの誤動作や転送時のエラーを防止してくれる。ただ、USB2.0の規格には延長ケーブルの規格はない。USB2.0並みのスピードは望めないが、これまでの環境に比べれば雲泥の差がある。

 思えば、伊勢 La Mia Vitaの開店前に導入しておったらと悔やまれてならない。ただでさえ慌しい時期に無駄に時間を消耗させることはなかっただろう。
進化はいつも遅れてやってくる
とスマシテいられない。シェフの奥方の涙ぐましいほどの労作、メニューやPOPをぜひご覧いただきたいと願わずにはいられない。

 10月22日付けの拙ブログで紹介したマイクル・コナリーの暗く聖なる夜には、ルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界」が効果的に登場する。強盗事件の現場に居合わせたため余儀なく半身不随になった元刑事から
「妻から介護虐待を受けている」
と告げられた主人公が監視カメラを内蔵した掛け時計を設置する件(くだり)には思わず息を呑む、そして意外な形で虐待が発覚するのであるが、その締めに登場するサッチモの「この素晴らしき世界」が印象的だ。原語の歌詞が深い。余韻が素晴らしく、胸を打つ。


Can't open kernel driver asLM75.sys

2005-11-08 22:59:19 | 音楽
 スケジュールが空き、久しぶりに伊勢で居候を続ける娘とじゃれ合おうと段取りをしていたのだが、何のことはない、メインマシンに再起動をかけたところ、見事にネットに繋がらなくなった。
「…んな、はずない」
と、2度、3度リセットを繰り返すのだが症状は同じ。挙句に電源まで落とし、しばらく休憩しても依然繋がらない。普通であれば、これだけすれば機嫌を直してくれるのだが…。

 で、表示されるエラー・メッセージをメモしてみる。本来なら真っ先にやらねばならないことなのだが、アワヨクバという根性があって…。

  • Can't open kernel driver asLM75.sys
  • Can't load AsmiHwIo.dll

 よく言われることであるが、
「何故メールを削除しないで、溜めてばっかいるの?」
まあ、金は貯められないが、情報も貴重で、商売道具でもある。コチラを溜めるのに余念がないというのも…。
「実はこんなときのためにとってあったのですよぉ」

 自作マシンに挑戦する度、使用パーツのことごとくを価格コムのくちコミ掲示板でチェックし、さらに「くちコミお知らせメール」の登録をするよう努めている。だから、掲示板上に掲載される皆さんのトラブルの一切がメールとして届き、パーツごとのフォルダにきちんと仕分けが済んでいる。メーラーはトラブル解決のためのデータベースとして完璧に機能する、はず。で、今回のような場合に検索をかける。もちろん、過去に同様の事例が数件見つかった。ありがたい。

 マザーボードは、ASUSのP4P800-E Deluxe。このメーカーのマザボには、PC Probeといって電圧・温度およびファンの回転数をモニタするユーティリティ・ソフトが付属していていて、当然、ウチにもインストール済みだ。どうやらこのソフトの不具合であるようだ。そこで、アンインストールした後、(再起動は必然で)もう一度インストールし直して再起動をかけてみた。見事に復活した。だが、娘のもとに向かうには時機を失している。断念するしかない。

 思えば伊勢へ行ったのは、1月に「ハウルの動く城」を観に行って以来だ。フットワークが悪いなんてものではない。そのハウルも16日にDVDが発売だ。特典付のハウルの動く城 特別収録版 1/24second付きの予約はまだ可能のようである。

 昼休み、郵便局でばったりH氏に出あった。わざわざ車まで取りに戻って持ってきてくれたのが、THE GREATEST HIT'S KAYAMA YUZO。歓んでお借りしたのは言うまでもない。それにしても、人目のある局内で
「今度は何を出品したの?」
とのご挨拶はいかがなものか。


エレキの若大将

2005-11-04 23:18:10 | 音楽
 今となっては御免蒙りたいことではあるが、実は物心ついて以来、
「もう3年ほど早く生まれてたらなあ…」
と思ってばかりいた。理由といっても大したことではない。幼少の頃から遊びのグループのなかでいつも下っ端を勤めなければならず、面白そうな、イケないことからいつも外されてしまっていたからだろう。

 年長者と居ると、
「こうありたい自分なのに、こんな自分しか居ない」
などと思い知らされることが多いものだ。知恵や意識は高まるものの、身体や立場がついていかない。自分のなかで進歩はいつも遅れてやってくる。歯噛みするしかなかった。

 ラジオから流れるカントリー・ミュージックやブルーグラスだって、日本で全盛といわれる時期には味噌っかすだった。もっと浸りたいと願っても、ロカビリーやプレスリーにとってかわられてしまう。ファッションにおけるアイビー・ブームだって、いざという頃には、裾幅の広いのヒッピースタイルやヨーロッピアンなるものに変遷して行く。リアルタイムで恩恵を受けたといえばビートルズぐらいか。それはそれで幸せだったが。映画においても、カルディナーレやロロブリジータを知らない。映画館に入るには勇気が要った。日頃敬愛する田曽のアニサンに頭が上がらないのはそういうことなのかも知れない。

 ずい分長い枕になったが、今日、加山雄三のエレキの若大将を観た。すき焼き屋、田能久の跡取り息子、田沼雄一の爽快な活躍ぶりを何も考えずに見入ってしまった。アメラグ、エレキ合戦…と、60年代の高度成長に向けて元気いっぱいだった日本の若い姿がそこにあり、これとて当時ぼくにはまだ背伸びしてみるしかなかったのだが、"こうありたい未来"を見せつけられたものである。様々な感慨が湧いてくるような気がして、書くよりも話すネタが膨らんでいる。年に一度は観てみたくなる楽しい世界がある。

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