hyperclub

パソコン教室アイラブハイパークラブです。
教室に流れるBGMなどを紹介します。

明日があるさ

2006-12-31 23:59:16 | 音楽

過去は常に新しく、
未来は不思議に懐かしい

 何処で拾った言葉だったか? 暮れともなると妙にセンチで、純情だ。

 今年を振り返るテレビ番組を見てたら、

「激動の1年…」

という言葉が飛び込んで来た。年末特有の常套句?

「ほんまかいな、大げさな…」

が実感である。9.11が勃発した年だったらそうかも知れないが、今年は例年と比べても穏やかな年ではなかったかな。

 家族に不幸がなかったのが何よりである。みんな健康で年を越すことができた。めでたい。

 今年は「禁煙の年」として、記憶に残るだろう。除夜の鐘が鳴ると、66日間、1本も煙草を吸っていないことになる。けっこう意志の強い男ではないの。金も力もないのにさぁ。

 そして、結論、禁煙って身体に悪い。あっという間に、体重70キロ越え。それだけではない。口寂しさを何とかすべく、落花生を食べてしまった。ところがラベルを見て驚いた。

中国製だ。

人権のない国の食べ物なんか口にする勇気はない。まして、反日教育を施す国であれば、常用するのは命知らずの蛮勇だ。うん、これも禁煙のせい。な、禁煙ってよくないよ。

 そうだ、人に恵まれた年だった。多くの上質の皆さんと楽しく交われたのは、嬉しく、張りがあった。なかでも、

「シェアする」

ことの喜びを体験したのが大きい。小さなことでも複数の人が寄り集まれば風船のように膨らんでいく。しかも実体もともなうから凝縮したエッセンスが得られる、一人一人の中で異なるメロディやリズムが流れようが、通奏低音が同じだし、コードも同じだから、外さないし、さらに広がる。

一粒で2度おいしい

 共感を大切にしたいし、感じとれるように耳と心をすませておきたい。

 長年続けて来ている年越し儀式は、エミルー・ハリスを聴くこと。


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発売日:2006-02-15

 やはり、静かに沁みいる、"A love that will never grow old" が素晴らしい。少年の頃のピュアで、透き通った気持ちがよみがえる。

過去は常に新しく、
未来は不思議に懐かしい

かぁ…。




もういくつ寝たら

2006-12-30 23:45:37 | 音楽

 いよいよ詰まってきた。教室の掃除に余念がないのだが、ふだんコツコツやっておけば…。いつもの

「喉元過ぎれば…」

が過(よぎ)る。言い訳?

まとめてやってると、懐かしいグッズや忘れかけたものがひょっこり出現する。と、心を奪われ、その感動がまた新しい。忘却作用が進行しているから、量も凄くまとめて現われてくれる。とても得した気がする。懲りないなぁ。

 シェフの差し入れが立て続けだ。オセチ作りに大わらわだろうに、気づかってもらって、恐縮するばかり。

Canape

 先ずは、お昼。フォアグラのカナッペ。自分を食べるような気がしないでもないが、残さず食べつくすあたりが何とも…、脂肪肝? やっぱりフォアグラは嫌いになれんよなぁ、ウマすぎる。

Beignet01

 トイレ掃除に集中していたら、今度は、ベニエの登場である。フレンチでは衣揚げのことをベニエと言う。トイレ掃除のご褒美にコーヒーとともにいただいた。お味だが、揚げ物特有の脂臭さがなく、さっぱりいただける。ミンチの状態が丁寧、細挽きでさらに裏漉しがかかったかのよう。繊細な食感がある。お肉のうまみがストレートだ。それでいてナンボでもお腹に入りそう。入れたらいかんのやが。

Beignet02

 歳末、何か忘れてやいないかと不安になるのだが、やっぱりあった。来年のカレンダーが足りない。イレギュラーの授業予定が書き込めるタイプが欲しい。

 モリ京さんにバケツを買いに行って、社長に挨拶しに行ったら、折りしも業者からもらったカレンダーが山のようにあり、ちょうど整理の真っ最中。オネダリして3種類もいただいた。よっ、グッタイミイング! オネダリ名人! でっかい日めくりが嬉しい。レトロだ。


パーカーズ・ムード

2006-12-29 02:28:41 | 音楽

Genoa

 最近のお気に入りは、ジェノバ・ソースを塗ったフランス・パンである。あり合わせのチーズを乗っけ、さらにグレープシードのオイルをほんの少量落とし、3分弱ほどトースターで炙れば、香りといい、色目といい、もうタマラン。インド・アッサムの紅茶を合わせば、敵なし。

 こう書くと、ウエイト・オーバーについて情状酌量の余地はなくなり、このまま成人病てなことになれば、同情もされんだろう。しかし、イタリア系の味覚に染まるとなかなか抜け出せない。あり地獄である。

 さて、29日午前2時、年賀状を何とか投函できた。辛うじて間に合った。それが精一杯ってとこ。ところが、例年と異なり、どうもぼくが一番最後では無さそうだ。一番几帳面な面々がまだプリンタに向かってみえる。それだけ今年は忙しい年だったというか、景気も(若干)回復気味という期待を抱かせる。

 クリスマス前には早々とポストに入れたという方から、

「未だなん?」

と、煽られるというかプレッシャーをかけられた。

「あのさあ、今年のお正月、宛名面だけ書いてあって裏面が真っ白白の賀状がけっこうアチコチで目立ったのよ。せっかちなアワテん坊さんってけっこう居るよねェ~。」

と、切り替えしたら、瞬間動揺が走った。案外あり得るかも。ってことはあなたもヤッテナイでしょうねぇ、裏が真っ白な年賀状?

 チャーリー・パーカーのサヴォイにおける名演の、彼のサックスだけを抜き出して、現代のミュージシャンと競演させたのが、クリント・イーストウッド監督作品の「パード」のサウンド・トラック。暴挙というか、技術的快挙というか、判断は分かれるだろうが、そこにリスペクトがあるかが決め手である。ジャズ好きのイーストウッドだから許されたのだろうが、それにしてもよく思いついたものである、面倒くさいことを。

 今夜は、「パーカーズ・ムード」だ。


MERRY CHRISTMAS!

2006-12-24 18:44:36 | 音楽

Cake

 きっと素敵なEVEをお過ごしのことと思う。お昼、シェフからの差し入れをゆったりジャズなど聴きながらいただいた。このケーキの仕立て、さりげない心遣いがニクい。ストーリーのあるスイーツだ。

 午後はクリスマス・カードを発送する準備に追われる。以前利用していたYnotグリーティングカードは、2006年4月から、「楽天グリーティングカード」と統合して、「楽天グリーティング」に生まれ変わっていた。そこで、面倒な登録を覚悟したのだが、何のことはないスムーズな流れで簡単に終わった。

 もっと早くと思いつつ結局は遅れてしまったが、それでも発送する人が抽選のうえ決定し、今日中に送ることができた。このグリーティングカードのいいところは開封済み確認メールが届くこと。送信直後、間髪いれず開封済みメールが届く人もいれば、これがまた忘れた頃に届く人もいる。この間がなんとも言えぬ可笑しさを誘う。お正月も過ぎて、やがて節分という頃に確認メールが届くと、やはりニヤリとしてしまう。頭をかいている姿が目に浮かぶようで微笑ましく、愛しくて、逆に印象深い。

 当選されたあなたは果たして何時開いてくれるだろう。少しワクワクしている。


ベニエ

2006-12-23 23:56:01 | 音楽

Beignet

 鵜方の町っ子なら誰でも知っているミート・ボールがこれ。というより肉団子かな。おやつに、おかずに、これが出るとみんな笑顔になったものだ。これを隠れた地域資源と呼ぼう。歴史的資源になるのはもう30年ほど待たねばならない。

 料理研究会の席でひょんなことから話題になり、M夫人のお孫さんの大好物だっただとか、kiyoさんの懐かしげな微笑みや魔法のじゅうたんさんの絶賛もあって少し場がにぎわった。ぼくの個人的嗜好と自信がなくて控えめにふったネタに意外にも返った反応が大きく、知らず知らず背筋が伸びたものだ。

「ベニエじゃないっすかぁ!」

撮影のためにお皿を借りに行ったぼくにシェフの一声である。

「…?」

「いえフレンチでは衣揚げのことをベニエと言うんっす。天ぷら風ですけど、カリッとしてますよねぇ」

 どう、最近の料理知識の、この豊かさは…。

 シェフ作のクリスマス・ケーキを見せてもらった。さすがシェフ、ヒネリが利き、個性的で、センスは抜群である。単にアピアランス(見映え)がよいというだけでなく、ストーリーを感じたのはぼくだけだろうか。ここらがヴィアンフェ流。スマート&シャープ。で、味の方は…? 残念ながら見せてもらっただけ。ナイフを入れた瞬間を見たかった。

 オセチも若干数こしらえると言う。フレンチのオセチ、というよりヴェル・ヴァーグ・ヴィアンフェのオセチとして楽しみだ。

 高校生の駿がジャズに興味を抱いた。感染源はぼく。トロンボーンをフィーチャーしたカーティス・フラーの"FIVE SPOT AFTER DARK"をでっかい屁、鈴木章治とピーナッツ・ハッコーの二つのクラリネットが交差する「鈴懸の径」を可愛い屁と喩えた教え方が良かった。ズンズンズンズンとフォービートで自転車を漕いでバイトに向かう駿の姿が目に浮かぶ。


時のたつまま

2006-12-20 21:27:41 | 音楽
カサブランカ 特別版 カサブランカ 特別版
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発売日:2002-04-05

 ようやく携帯電話の生活に馴染んできた。携帯世代である息子たちのサポートがなければどうなっていたか…。

 カメラであるが、ど素人がのっけから動画も撮れる。

「これって凄いよな」

と自慢したら、

「今日び、当ったり前やん」

と切り替えされた。携帯に関しては石器時代人である。

 ところで携帯のメールが使えるようになった。これで何処にいても受信ができる。トラブル発生の報を受けるやいなや、迅速に的確な指示が送れそう。即効性、機動性のアップグレードだ。パチパチ…。

 でも、気づいた。メール送信がパソコンからしかできない(;´゜Д゜)。課題である。

 さらにショボイのは携帯での入力である。キーが小っちゃ過ぎてもどかしい。2つ、3つのキーを同時に押してしまってる。禁煙した途端にこうもいらつく事態に見舞われるとは…。

 そこで、皆さんにはお手数をおかけすることになるが、パソコンからメアド入りのメールを皆さんの携帯に送って、ぼくの携帯へメールを送ってくださるようお願いし始めた。アドレス帳登録を容易にするためだ。年の暮れの、ただでさえ忙しい時期にご足労をおかけするがご協力をお願いしたい。

 懐かしい顔が揃って情報交換を行った。前向きでユニークな、面白い話題が泉のように湧き出した。

「インスタント・ラーメンに紅茶パックをプラスすると味わい深くなる」だとか、「透明林檎ジャム」とか、凄い人たち。生活に深い彩りを添えていただいている。感謝、感謝…。

 明日からダイエットしようと決意し、"As Time Goes Bye"を聴いている。映画「カサブランカ」でおなじみだ。

「サム、いつものやつを演奏ってくれ」

ボギーのあまりにも有名な台詞で知られる。邦題は「時のたつまま」。


鈴懸の径

2006-12-18 22:49:23 | 音楽

 自分の「ご機嫌度」を測るには、鼻歌がいちばん。

 というのも、今、煙草のウマさをもっとも知る男がぼくであり、隙あらば鰹節を狙う猫のごとくシガーを追うばかりか、一服という甘美なフレーズに飢えるあまり、不機嫌の種は尽きないのだから。

 幸いにして教室のドアを開けてくださる皆さんのおかげで快活にしていただき、見苦しい姿を晒すことはない。いえ、少ない…はず(?)

 今日の上機嫌は、スウィング・ジャズをハミングしてることで分かる。

  • シング・シング・シング(ベニー・グッドマン)
  • ビギン・ザ・ビギン(アーティ・ショウ)
  • チェロキー(チャーリー・バーネット)
  • A列車で行こう(デューク・エリントン)

あたりを口ずさめば、まあ一人遊びが楽しくできてる状態。

 そんなハイな状態で、ハタと気づいた。ぼくが日本人であることに。

 鈴木章治のクラリネットを真似て、「鈴懸の径」を歌っていることが多いのだ。

 「灰田勝彦の歌じゃん」と知ってる人は少なく、「何ソレ」という人の方が多いだろう。戦前、1942年の流行歌である。鈴懸とはプラタナスのこと。えらっそうな顔はしない、最近知ったばかりだ。当時、立教大学出身者の作曲者(灰田勝彦の兄)が、母校のプラタナスの並木をイメージして作ったという日本初のキャンパス・ソング。一風変わったモダンさで、故鈴木章治が自分のスィングバンドのレパートリーにしていた。

 世の中は面白い。偶然なのか、必然なのか。こんなドラマとあいなった。

 1951年1月、スイングの王様といわれるベニー・グッドマン楽団が来日し、そのときに、ベニー・グッドマンと彼の楽団でリード・アルト・サックスを担当していたピーナッツ・ハッコーが、銀座のクラブで鈴木章治とリズム・エースが演奏していたのを聴いた。スィングの王様、ベニー・グッドマンは鈴木章治という日本人クラリネット奏者を賞賛し、ピーナッツ氏は「鈴懸の径」に魅了された。そればかりか、彼はこの曲の録音にゲストとしてクラリネットで参加したレコードは、1951年、ジャズ・レコードの記録を破る大ヒットとなった。

 その曲を乳母車で聴いてたぼくが、今、自分で運転しない乗用車や電車の中でハミングしてるだけではない、必死で自転車のペダルを漕ぐとき、ズンズンと4ビートを体現している。蒼空に突き抜けるクラリネットが心地よい。冬の寒さを忘れるぞ。

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重いなぁ

2006-12-17 23:39:33 | 音楽

Update_1

 自分のメカタではなくBLOGZINEが重いので、今夜は要点だけ。

 Windowsのアップデートが来ている。タスクバーの右端にあるシステム・トレイ(時計のあるトコ)に黄色い盾のアイコンがあったら、そこをクリックしよう。また、終了オプションにもじっくり目を通そう。いつもと違う画面だ。終了まで時間がかかるが落ち着いて対処しよう。

Koushin_1

 日曜夜、隣りのシェフの店はDVD鑑賞の気配だ。サラウンドで、かつサブウーファがよく利いて、臨場感のある大迫力の音響が轟く。いいなぁ、仕込みは終わったのかな?


素晴らしき哉、人生!

2006-12-16 18:24:28 | 音楽
素晴らしき哉、人生〈特別版〉 素晴らしき哉、人生〈特別版〉
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「イタリアへ連れったろやんか!」

 誰あろう、おとやの大将のお言葉である。のみならず女将さんの太鼓判まで付いている。

「ヨッ大将、太っ腹ぁ!」

 素晴らしき哉、人生! 苦節10年、ぼくのしょぼい人生に曙光が見え始めた。パレルモからコモ湖まで、ぼくの頭ん中のイタリア地図が廻り出す。こんな僥倖があるんだ。いいなぁ、いい夫婦だよなぁ、さすが、元プログラマー。もう一度叫ぼう、お・と・やぁ! 

「ただし…」

 えっ、この場合、オチは要らんのやが…(;´゜Д゜) 、

おもむろにでっかい業務用冷蔵庫に貼ってある紙を指さして、

「アレが当たったらなっ!」

 瞼の裏のピサの斜塔がもう10度ほど傾いた。

 どうなる、ジーナ・ロロブリジータみたいな女性との邂逅は? すべてが一束の宝くじに委ねられている。こうなりゃ、誰のためでもなく、ひたすらおとやのために祈るしかない。断食まではしないが、この夫婦のために祈り倒そう。

 かくして今年の大晦日はイタリア旅行が決まる特別な日になった。普通なら、

「そんなん夢か、戯言さぁ、当たる訳ないって!」

てなもんだろうが、何の何の。このおとや夫婦には不可能を可能にする無理やりなパワーがあるから侮れない。宝くじなんぞ奇跡には値しない。彼らにしたらロト6なんて屁のようなもんだ。外すなんて信じられない。

 もし、疑うことがあるとしたら、3億円が当たっても知らんぷりされることだ。

「ありゃあせんよぉ、ナイナイ、すぐに顔に出る性質(たち)やで…」

と、断言したが、プログラマーを侮ってはならないと思う。シミュレーションの達人であり、ポーカーフェイスはお手のものはずだから。

 大晦日の昼飯、カウンターで大将の顔を睨みながら鮨ランチだ。


不機嫌…禁煙のせいかも

2006-12-15 22:47:26 | 音楽

 携帯を換えた。そのためだけに3回ほどショップに通う破目になった。

何故か?

 自分の無知のためである。

 だって、携帯ってのは恐ろしくややこしい。しかも、自己責任を前提に否応無く選択を迫られる。誤ると、無駄なお金を費やしたり、有利な条件を見逃して損したり、と、これはイラツク。しかも、店頭では、温もりのある説明は期待できない雰囲気なのだ。的確なのだろうが、ユーザ側ではないガイド。

「こうすればさらにお得ですよ」

なんて言葉が聞かれない。

「それでいいんですね、よろしいですね」

 責任を押し付けられる形で切り込まれる感じ。パソコンの相手してた方がはるかに気楽だ。無知が被害者意識を尖らす。不案内な分野に途方に暮れて吠えそうだ。

 さらに使用開始を待たされ、直ぐには手元に届かないことが判明し、とうとう言葉が荒ぶった。このぼくが…。電話番号を知らせ、

「また、出直す」

と店を出た。めったに見せない感情を晒した自分が嫌になった。憮然とした自分も嫌だが、買い物してこんなに楽しくないのも初めての体験だ。

 もしかして、禁煙のせい? お店の人に悪いと今さら反省する自分も嫌いだ。

 今夜のBGMは、"Oh Lonesome Me"しかないな。