hyperclub

パソコン教室アイラブハイパークラブです。
教室に流れるBGMなどを紹介します。

Someone Is Looking For Someone Like You

2014-07-01 23:21:00 | 音楽

  今年も、君のいない夏を迎えようとしている。依然、忘れものをしてきたような、戸締りを忘れたまま寝込んでしまったような、落ち着かない気分でいる。


  もちろんレトリックだ。


  3年ぶりの高校のクラス会をやむを得ない事情で欠席した。案じて電話してくれた友に申し訳なく思っている。同時に、ありがたく思う。


  • 「ええんや、ええんや」
  • 「ウザウザ」
  • 「そうなんさぁ」

の、スリー・エレメンツで象徴される、高2のときの、お気楽で、楽天的で居られた仲間たちとの日々を懐かしむ。暫し、いっとき。時間よ、とまれ。


  


  youtubeで、昔の聞きたかった曲を探している。大むかし、なけなしの小遣いをためて1年がかりで買った枕ほどの大きさのラジオ。高校生の自分には不相応なものだったが、短波放送はおろ当時始まったばかりのFM放送まで聴けた優れもの。FEN(懐かしい)のカントリーミュージック・アワーやメリカン・ヘプレ(アメリカン・ヒットパレードがこう聞こえたものだ)、ノイズ交じりの覚束ないサウンドを必死でノートに歌詞を書き写した。睡眠不足の影響は、今、深刻に足の長さに現れている。


もう10センチ、膝下が伸びていれば歴史は変わっていたように思う。

  インターネット時代の今、カントリーやブルーグラス・ミュージックの氷河期は終焉した。今は音のみか画像でも、動画でも苦も無く得られる。隔世の感を禁じ得ない。


  ようつべで拾った曲は、カバー曲だけど、Rosie Flanaganさんの「Someone Is Looking For Someone Like You」。オリジナルは、Gail Daviesさんの、1978年の作品。長男が生まれた朝、ラジオから流れていた曲だ。


  カントリーならではスチール・ギター、ブルーグラスではフィドルと呼ぶバイオリン、郷愁を感じさせる佳曲。