トラウマがある。大好きな子にはパスされて、そうでもない子から周波を送られる…。何の話だ。
今日は、無線LANが買った翌日から繋がらないというちーやんの家まで出張講義だ。出前も致します。先日のK氏宅はバッファロー製。お定まりの
「あれーッ?」
は、三回ほどあったものの、独自のAOSSという簡単接続で事無きを得たつもり。始めから自分で設定するというのはトラブルがあったとき、回復しやすい。逆に、すでに設定されたものを修復するのは、ちと骨だ。まして、未知のメーカーだと心細い。
いつもの笑顔に迎えられ、すんなり
「お邪魔しま~す」
と遠慮もなく我が家のつもりだ。強みというか、あつかましさというか、でも、こんなタイプがほんとはシャイで繊細なのだ、と自分でいうか。
これまでの体験で学んでいるから、モデムも、ルータも、当然、パソコンも電源を落す。しばし余談にふける。モデムから順番に電源を入れ、ランプ(古い…)を確認する。しっかり時間をおいてから、次にルータ、そしてパソコンと慎重に。
パソコンが立ち上がるや、
「新しい接続ウィザード」
が現れるではないか。そこで、CD-ROMを入れてみる。すんなり進行していく。そしてインターネットに接続、OKだ。メールもノープロブレム。過去一月分ほどのメールの受信ができた。
こんなに簡単でいいのだろうか? きっと何かある…。その予感は当たった。
前回のアップデートから時間がずいぶん経っているので、Windowsとアンチウィルスソフトのアップデートをしてみた。必然的に再起動を促がされる。その再起動後、ネットに繋がらなくなったのだ。
「工事の人が帰った後、自分でやったら駄目になった…」
てのは、このことだったのね。右往左往は立場上できない。取説を読み返す。もっと簡単な図説があったはずと、あってはならないはずのモデムの箱から探し出す。遅まきながら学習だ。
が、直感は大切だ。システムトレイに注目。「ネットに未接続」のアイコンがある。その隣には、「サテライトマネージャ」というソフトのインジケータがあるぞ。すかさず「プロパティ」を開く。
「無線機能を無効にする」にチェックが入っている。
「これだ!」
繋がらん訳だが、でも、何で再起動ごときでチェックが入るのだろう。疑問が沸くが、さらに図説によると、親機の背面の「SET」ボタンを押すようにもなっている。
無効のチェックを外し、トレイの「らくらく無線スタート」から始める。おや音声で指示してくれる。ボタンを押すよう音声に促がされ、赤から緑に変わるまで押し続けると、みごと復活だ。
これで安堵することなく、すべての電源を落すところからやり直し確認。油断してはなるまいと、再起動してみて確認。さらに念を入れ、もう一度パソコンの電源を落して確認と、時間ぎりぎりまで慎重に作業を繰り返した。もう大丈夫だ。
見えないが、強い絆で結ばれたパソコンは、スイスイサクサク、ネットの波を泳いでいる。無線LANにおいては、各メーカーともずいぶん苦心して工夫を凝らしているようだ。簡単な接続を心がけている。値段もこなれてきている。パソコンが複数台になったらお奨めだ。
今日のテーマミュージックは、 伊藤薫 君への道 で決まりだ。