のどかな午後、電話が鳴った。
M氏からだ。
岸田外務大臣そっくりと、評判の紳士。いつになく慌てた様子。
「ネットしてて、地雷を踏んだかもしれません…」
「閉じても、閉じても、同じ画面が出てきて、消えてくれないのです」
「ある番号に電話するよう促されてるようです」
「ええ、おっしゃる通り、大人のサイト行きました」
さいわいノートパソコンなので、そのままの画面のまま、電源を切らずに持参してくれるよう頼んだ。
で、その画面というのが上。
M氏にはそのまま「オン・ザ・ジョブ・トレーニング」。OJTね。
教室で、写真を撮った後、ぼくがしたこと。
CTRL+ALT+DELで、タスクマネージャを呼び出し、該当プログラムを選択(この場合、IE)」、
次に、「タスクの終了」で、再起動。
再起動して、怪しいプログラムが常駐してないか観察。
ウィルススキャンして、しばらく放置。異常なしを確認。
一方で、
(教室のパソコンで)ブラウザの検索の窓に、
03-4588-9106
と入力。
検索結果は多く、いずれも
「電話をしてはいけません」。
PCがウィルス感染したように装って電話をかけさせます。電話すると「遠隔操作でPCをチェックします」という案内をされ遠隔操作アプリをPCにDLさせられます。ここでDLしてしまうと実際にPCを乗っ取られますので絶対にDLしない事が重要です。手順どおりに進めていくと「有料なのでクレジットカード番号を入力してください」と促されます。ここでカード番号を入力するとカード番号を抜き取られます。絶対に入力しないでください。そもそも、電話しない事が一番重要です。
電話帳ナビさん
電話をかけさせ、遠隔操作で、怪しげなプログラムを潜り込ませる手法の様だ。
君子危うきに近寄らず。