hyperclub

パソコン教室アイラブハイパークラブです。
教室に流れるBGMなどを紹介します。

He Rode All The Way To Texas

2008-09-23 23:59:11 | 音楽

 空を高く感じると不思議に弦楽器が恋しくなる。ヴェルレーヌの詩の如くバイオリンのみか、チェロ、ヴィオラと、厚みのある重低音が身体ばかりか詩人気取りの心まで揺すってくれる。

 弾き手のことを酔っぱらいと訳すこともできるフィドルは、バイオリンのこと。弦を弓でこするその右腕の所作が千鳥足に見えるところから来ている。これまで多くのフィドラーを聴いてきた。ロバート・アルトマン監督の「ナッシュビル」を観てた時、バックで演奏するバッサ・クレメンツ本人を見た時は涙が出たものだ。1ドルが360円だった70年代、Bluegrassは本当に遠い世界の音楽だったのだ。「ジェントル・オン・マイ・マインド」とくればグレン・キャンベルだが、その作曲者ジョン・ハートフォードも温かいフィドルを聴かせてくれた。最近のお気に入りは、Rickie Simpkins。トニー・ライスのユニットで冴えたバイオリンを弾く人だ。トニー・ライスのヴォーカルはクールだが、まさにハイロンサムそのもの。リリカルで孤独の影がにじみ出る歌いっぷり。Rickieのフィドルが抑えた音色でさらに深みを出す。秋の音色だ。再生ボタンをクリックして欲しい。こんな曲を携帯で聴きながらオヤジはペダルを漕いでいる。

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Discover Rickie Simpkins!

 

 

 デスクトップの壁紙を変えたくならないかい? 幻想的な画像ください!で、すこぶるつきのファンタジーな画像をゲットしていただきたい。芸術の秋を堪能できる。

 すべて開き切るのに少し時間がかかるけど我慢してください。小さな画像はクリックすると大きくなります。


ブルームーン

2008-09-16 23:59:20 | 音楽

 雨上がりの東の空、丸い月が浮かびかけた。午後7時前のこと。秋の気配がここにも。

 ブルーグラス・ミュージックの父といわれるビル・モンローの「ケンタッキーの青い月」を口ずさんでいる。この曲、「Blue Moon of Kentucky」はかのエルビス・プレスリーのデビュー曲としても知られる。

 月光に照らされたものは青みを帯びて見える。だが、月が青いと思ったことはない。黄色か白、もしくは黄金色としか思えない。ブルーグラスに出逢って以来の疑問だった。

月の満ち欠けは、平均約29.5日を周期として繰り返される。月の長さは2月を除けば30日か31日で、月の初めに満月になると、その月の終わりに再び満月が巡ってくる。1980年以降、このようにひと月のうちに満月が2回あるとき、この2回の満月を「ブルームーン」と呼ぶようになった。

 「ブルームーン」は、断定は出来ないものの、3年ないし5年に1度の周期で起こる。満月になった瞬間、さらに見える地域に限定されるので、それぞれの場所、国によって「ブルームーン」だったり、そうでなかったりする。 (引用Wikipedia® ) 

 他にもこのようなサイトをご覧いただきたい。月には妖しい魅力がある。満月でなくても、「お月見」気分にひたりたくなる。

 今夜はちょっとした趣向を用意した。楽しんでいただけたら幸いだ。以下をクリックして月の魅力に暫しひたってみてください。

Fun Fever Greatest Moon Photos Ever

 


GRANDPA'S WALKING CANE

2008-09-13 23:59:00 | 音楽

 連休初日の昼下がり、のどかだ。青く高い空を眺めていると、ヴェルレーヌだっけ、呟いている。

秋の日の ヴィオロンの ためいきの
身にしみて ひたぶるに うら悲し。

続きが出てこない…。

 バイオリンならぬフラット・マンドリンを取り出して弾いてみる。久しぶりだ。弾くというよりチューニングで時間が過ぎて行く。チューニング・メーターの存在を知ってから調弦はかなり楽になった。それでも微妙な狂いを直すのに神経を使う。なのに、楽しい。これだけで充分な息抜きになるから不思議だ。あとは、メトロノームがぼくに合わせてくれるのを待つばかり。

 ジョージ・クルーニー主演の「オー! ブラザー」を観て以来、打楽器のようにリズムを刻む楽器としてのフラット・マンドリンに魅せられている。バックビート。コードを抑えた左手をニギニギしながらミュートを利かす奏法がお気に入り。ぼくの師匠は、「ンッザッ、ンッザッ」といったエッジの利いたコードを、事も無げに、かつダイナミックに刻んでいく。凄い音量、かつ、ど迫力! 専門はバンジョーでしょうが…。

 ぼくが弾くと、

「ッシュッポ、ッシュッポ」

と気の抜けたビールのような音がする。苦節10年というが、まだ8年だもんなぁ。

 こんな感じに弾いてみたい、それがこの曲。欲を言えば、弾き語りたい。初秋の風に吹かれるかの心地して。

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Discover The Chapmans!

 

 フラマンはソロも素敵だが、トレモロでバックアップしても沁みるし、カット奏法も味わい深い。よかったら再生ボタンをクリックしてください。夜だったら音量に注意して_(._.)_。

The Chapmans 「GRANDPA'S WALKING CANE」

 今日はポツンとひとり。穏やかで程のよいメランコリーさ加減を楽しんでいる。iTunesの「Bluegrass Radio」をビットレート128Kで聴いている。iTunesのインジケータでも曲名とアーティストは表示されるが、コチラだとタイムテーブルになっているので便利だ。「最新の情報に更新」ということで頻繁に「F5」キーを押す必要があるが、これが結構楽しみだ。演奏者と曲名を当てっこするのだ。ブルーグラス鎖国以来、長年の空白がいっぺんに埋まった気がして快い。秋は何といっても音楽だ。

Bluegrass radio


ヨガ

2008-09-09 00:19:25 | 音楽

Yoga02_2

 悠久のとくれば、さらに深遠なると続けば、やはり印度である。

 亡き友の忘れ形見がインドに渡ったのは、正月を迎えるやいなやの頃だった。ヨガを究め、ライフワークにすべく、彼の地は幾度も訪れていたから自分の庭のようなものだったのだろう。案じるぼくに、

「ヨガの精神性を窮めてみたい。」

と、軽やかに言い切った。

 彼女のインドでの生活はそのブログで知ることができたが、ダライ・ラマ法王に三度も謁見を許されるなど起伏にとんだものだった。

 その彼女のパソコンが危機を迎え、せめてデータだけでもを救い出そうという時、見つけたのがこれらの写真だ。

 精神性を説く人の熟練の深さを目の当たりにしてしばらく息ができなかった。

「あっ、コレ、スコルピオンです」

確かにサソリに見えるが、人間技でこんなことできるものなのか、息を呑むばかり。フィジカルの完成度なんてものではない。

 彼女の父親は剣道部員で剣士としては優秀だった。人を斬るようなタイプではなく、慈愛の目で人を育てる男だったが、身体は硬かったと記憶する。父娘の極端な違いが面白く、ぜひとも紹介したいと許可をねだった。ぼくの感動のほどをお伝えする次第だ。

Yoga01


家族

2008-09-07 23:57:59 | 音楽

 知り合いがテレビに出てくるのってケッコウ時めくものだなと思う。ドキドキする。普段着とは異なりヨソユキなんだけど、でも、やはり本人が透けてきて、いっそう本人の生っぽい魅力が滲んでる。「頑張って!」と、掛け声をかけて励ましたくなっている。テレビやん。

「いやぁ、朝からKちゃんと大泣きです」

とは、そのKさんと一緒に環境活動をしているS子ちゃん。

「好きなことをとことん貫く…うんうん…」

南の島で家族と離れて世界一の真珠づくりを目ざす真珠職人の姿勢は同じスタンスに立つ彼女らに少なからぬ感動を与えたようで。お互い見ず知らずの関係なのにすっかり共感してる。さすがグループ名どおりだわ。夕方わざわざメールをいただいた。

 かくいうぼく。奇跡だ。起きれたの、6時に。

 その昔、早朝野球で遅刻して、チームの9人が揃わず放棄試合と宣告を受け、罰金払わされるわ、仲間から白い目で見られるわ。あの頃の自分からは想像も出来ん早起きぶり。まだ爺さんにはなってないはず!

 話す文体が絶妙で、ユーモラス、一緒に居るだけで周りを虜にする彼女、真珠職人の嫁さん、今回は脇役。最後に遠くにいるお父さんを思い出したのか、ポロリと涙をのぞかせたご長男にヤラレタ。泣かされた朝、一日心地よかったよ。

グッと! 地球便


国本武春

2008-09-01 23:59:00 | 音楽

 ブルーグラスの師匠といえば、安乗 かねよ旅館の大将である。太平洋に向かってバンジョーをかき鳴らすその姿は神々しい。

 その師匠とインターネット音楽配信サイト、Woodsongsを聞いた。フォークソングが中心の番組だが、時にブルーグラス・ミュージックも観ることができる。約2時間の番組が動画で見られるのだからたまらない。まして、師匠とこうして並んで一緒に聴く機会は久しぶりだから、嬉しさも倍増する。

 アーカイブの「489」に注目だ。

Takeharu Kunimoto & The Last Frontier

 国本武春氏って「英語でしゃべらナイト」で観た記憶が。確か浪曲師じゃなかったかしらん。しかも、曲師(三味線弾き)を付けず、自ら三味線を弾き語る。珍しいというより唯一のひとだ。

♪聴いて二人はのけぞったぁ~♪

思わず浪花節調になってしまった、それも虎造節。バンジョー、フラットマンドリン、フィドル(バイオリン)、ギター、ウッドベースに三味線がフィーチャー(feature)し、キワモノでないホンマモンのブルーグラスを聴かせる。隣りのブルーグラッサーを唸らせるほどの迫力で。

 これぞブルーグラスという凄いのを喩えるとき、「ギンギンの」ブルーグラスと表現するが、まさにギンギンのそれ。コテコテじゃない。迫力ある音を聴かせるバンジョーには「バリバリ」という擬音がピッタリだが、この三味線は何なんだ。

 かつて国内のバンジョー・プレ-ヤーがバンジョーを三味線に見立てて演奏したことがある。そればかりかバンジョーをお琴に擬して宮城道雄の「春の海」を弾いたりと、ブルーグラスって何でもありなのだが、三味線がハイロンサムの世界に入っていっても何ら違和感がないどころか、遜色ない。アパラチア山脈が発祥地と言っても本当に聞こえそうだ。

 二人して圧倒された昼下がり。夏が終る。

うなるカリスマ!! 国本武春

どかーん!武春劇場 tour 2007 どかーん!武春劇場 tour 2007
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