授業がハネた9時過ぎ、突然、携帯がなって。
「隣りのカラオケでこれからワシの(送別会の)2次会をやってくれるんで、あんたもオイナイ」
S小の校長先生からである。
えーっ、今日って31日。年度末。お邪魔せな、お邪魔せなと思いつつ、果たせなかったことが、先様から声を掛けていただいて恐縮するばかり。
いそいそと学校の全職員の中に紛れ込んで何気に混じれるぼくっていったい…。そう、それがぼく。
「Who is he?」
そんな空気が流れる中を見知った先生方が紹介してくださって。I先生とT先生ありがとうっす。ぼくは空気になじみやすい。いえ、みなさんが大人なのだ。
高歌放吟盛り上がる場を、校長先生と久闊を叙し、空白を埋める。ぼくを特別講師に引っ張ってくださってから6年が経つ。新たな学校のお招きもあったり、子どもたちとの素敵な交わりの端緒を切ってくださったのがこの先生だ。芸風が変わるばかりか、自分で言うのもなんだが新境地を開いてもいただいた恩人である。退職の日だから言える、訊けることがあり、ぼくは宿題ももらったみたいだ。
S先生だが、持って行ったカメラで存分に遊んでくれて、まるでオーナーのように使いこなせている。なんと129枚、わずか2時間弱の間に…。フィルムカメラの時代なら。36枚撮りフィルム3本半分だ。考えられないことで、時代は変わっている。
で、最近のカラオケ模様を目の当たりにして、ぼくも歌いたくなった。皆さん、一度いかがだろうか、カラオケ大会? やりませう。
今日、初めてOhgi作曲の「KUMO」を聞いた。素晴らしいメロディで、叙情的で、懐かしく、ヒットするよ、これ。ぼくの心に沁みる。この曲、好きだ。彼女の卓抜した才能に舌をまいた。