春夏秋冬 思いのままに

春夏秋冬東西南北右往左往の過去現在、そしておそらく未来も

結石について

2010年05月29日 | 日記
十年前と言えど日本では超音波だかなんか知らないけれど
石を狙い打ちすることはやっていた。

彼の国ではそういうのはなかった。
結構大きな病院にたどり着いた私はVIP用の個室に入れられた。
なりを見れば分かるのに何でVIPだ!。

必死で日本人の飲友達に電話をしたらここに行けという。
持つべきものは勝って知らない国の友である。
結石ならあそこ、と言うよりでっかくて安心そうという理由。

意に反して1週間待たされた。
ドクターが巡回してくるのを待つのである。
なにーーーィ。なのであります。

良い薬が有るからという。
モルヒネ。(多分、モルヒネ。ねじ式注射器で3回以上打っちゃだめだとか言ってたから絶対そうだ。)
夜になると不安も手伝って痛くなる。一週間は夜が何回だ!!!。

日本人用の(っていわれた)特別食を食わされた。
(豚のしゃぶしゃぶ冷えたやつと菜っ葉の冷えたやつを酢醤油で食う)とおかゆ。
朝はパン。昼は忘れた。
確かに特別食だ。一生懸命考えてくれた結果だと思うけど、
一言聞いてくれ。言葉通じないけどね。

やっとその日が来た。
ここでは手術ができない。と言う???だ。救急車で別の病院へ。
完全に騙されている。ほんとに手術してもらえるんだろうかと思った。
勝って知らない国では友達も信用してはいけない。
見本のようなもんだ。

そう言えばどういう手術なのか聞いてない。
超音波だとばっか思っていたが、そんな言葉喋って無かった。
この先どうなんだ。
は次回のお楽しみ。なんて言わない。
次回が有るか確約出来ないから、一気に最後まで行きます。

長い人生やっていると手術がどんなもんか知っているし、経験もしてる。
麻酔だってちゃんとしたのがやらないと大変なことになる。
救急車降りて、即手術室、今んなって思い出せないことがいっぱいある。
血液型調べた?。アレルギーは?もしもの場合の連絡先?。これはパスポートに書いてある。
すっかり忘れた。記憶を飛ばされたかも?。有りえる。

手術室は暗いんです。ここの国のは。
暫く待たされたあとで麻酔医師登場、女性。
先生。背中丸めて。にっこり笑ったような気がする。白人の先生。
こんな時、笑うか?
私。起き上がって背中丸める。
私。(こころの中で、半身麻酔だ。)
先生。背中を調べてなんか塗ってる。
私。(ここから針打たれたが記憶にない。飛ばされてる。)
いよいよ、手術の先生登場。この国の先生。不安。
暗くて良く分かんないんだ周りの雰囲気。

テレビ画面のスイッチオン。
あ、X線。
先生、私の大事なもの持った様だ。画面で分かる。
カテーテル差し込んだ。痛くもなんともない。
麻酔は成功だ。
ずーと上の方に登っていくカテーテル。
私。斜め方向から見えるテレビ画面をしっかり見ていた。
その時、突然。携帯の呼び出し音。誰だ、この大変な時に。
手術の先生。ハロー。止めろーーであります。

とにかく手術は終わったのであります。
私は、今ここにいます。
成功でした。多分、記憶飛ばされてるから、多分です。









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