4月29日は、ミック・ロンソンの命日。初めて観たデヴィッド・ボウイのコンサート(ロンドン、ロイヤル・フェスティバル・ホール、72年)で、ミック・ロンソン、デヴィッド・ボウイ、ルー・リードの3人がステージに並んだ時はひっくり返るほど素敵だった。
どの曲だったか、思い出せないけど、ステージの中央で、3人そろって前進と後退を繰り返すと、観衆は興奮して声を上げ、私自身もドキドキして立ち上がってしまった。
金髪のミックは膝までの白いソックスをはき、私には現代のモーツアルトのように見えた。
ミックを検索すると、
「デヴィッド・ボウイがもっとも華やかなグラム・ロック・スターだった頃、そばには常にレスポールをかき鳴らす儚げな佇まいの金髪のギタリストがいた」とある。
私の印象では、その頃ミックはピシッと筋肉質で、動作はきびきびしていたから、男性らしい優雅さはあっても、決して儚げではなかった。
身体のラインをぴったり包んだシャツを、第3ボタンぐらいまであけて着たりしていたと思う。
後に、ツアー中のある日、デヴィッドとミックがいっしょに曲作りをしているのを垣間見たことがある。
デヴィッドがソファに寝そべり、ミックは床に腰を下ろして、頭をくっつけるようにして、ふたりでなにやら紙に書き記していた。
その姿は小学生が仲良く宿題を考え合っているような感じだった。
誰かが、「ミックは学校でクラッシックの勉強をしていたから、デヴィッドにとって貴重なブレインなんだ」と言っていた(ような気がする)。
日本のツアーで、私はミックと結構仲良しになり、楽屋には「ミック・ロンソン ラブス ヤッコ」と落書きをされたりしたけど、 残念ながら何のマチガイも起こらなかった。
それどころか、すでにちゃんとあるストーリーが進行していたのかもしれない。
そのとき私といっしょに黒子となってステージ上でデヴィッドの衣装の引き抜きをしたヘアメイクの女性と後に結婚したと聞いている。
写真 (撮影・Yacco) 新幹線で移動中のミック・ロンソン(左)。4月29日は彼の命日(享年46)
どの曲だったか、思い出せないけど、ステージの中央で、3人そろって前進と後退を繰り返すと、観衆は興奮して声を上げ、私自身もドキドキして立ち上がってしまった。
金髪のミックは膝までの白いソックスをはき、私には現代のモーツアルトのように見えた。
ミックを検索すると、
「デヴィッド・ボウイがもっとも華やかなグラム・ロック・スターだった頃、そばには常にレスポールをかき鳴らす儚げな佇まいの金髪のギタリストがいた」とある。
私の印象では、その頃ミックはピシッと筋肉質で、動作はきびきびしていたから、男性らしい優雅さはあっても、決して儚げではなかった。
身体のラインをぴったり包んだシャツを、第3ボタンぐらいまであけて着たりしていたと思う。
後に、ツアー中のある日、デヴィッドとミックがいっしょに曲作りをしているのを垣間見たことがある。
デヴィッドがソファに寝そべり、ミックは床に腰を下ろして、頭をくっつけるようにして、ふたりでなにやら紙に書き記していた。
その姿は小学生が仲良く宿題を考え合っているような感じだった。
誰かが、「ミックは学校でクラッシックの勉強をしていたから、デヴィッドにとって貴重なブレインなんだ」と言っていた(ような気がする)。
日本のツアーで、私はミックと結構仲良しになり、楽屋には「ミック・ロンソン ラブス ヤッコ」と落書きをされたりしたけど、 残念ながら何のマチガイも起こらなかった。
それどころか、すでにちゃんとあるストーリーが進行していたのかもしれない。
そのとき私といっしょに黒子となってステージ上でデヴィッドの衣装の引き抜きをしたヘアメイクの女性と後に結婚したと聞いている。
写真 (撮影・Yacco) 新幹線で移動中のミック・ロンソン(左)。4月29日は彼の命日(享年46)
当時のミックを間近で見られたなんて…羨ましいです。その上…目の前でボウイとミックが曲作り~なんて、夢のような光景を見られたんですね。クラクラ。
ステージを下りたミックは、落ち着いた大人で意外と男らしく、物憂げな感じなどしませんでした。ミックと(今はなき)神戸の旧オリエンタル・ホテルで撮った記念写真を見ながら、来日コンサートについて回った遠い日を、懐かしく想い出しました。デヴィッドと別れ、その後イアン・ハンターと組んだ作品に、ミックらしいスタイルをより強く感じます。
今はミックの3人の子供たち、ミュージシャンのマーク・ロンソンと、双子の妹たち、ファッション・デザイナーのシャーロット・ロンソン(すでに日本でも若い女性に大人気ですね)と、ミュージシャンのサマンサ・ロンソンも、それぞれ一人立ちして大成功を収めています。
マークは、トミー・フィルフィガーのモデルもやっていたようです。(確か、去年か今年のトミー・フィルフィガーのイメージモデル、ボウイ&イマン夫妻だったような。)
ミック・ロンソンがボウイとやっていた1970年代…
そしてこの2005年に、子供さん達が、ファッションやミュージック業界で大活躍されてるのを知り、とても感激しました。現在進行形で活躍してるボウイもヤッコさんもスゴイ~。
http://wmg.jp/artist/markronson/
そうでしたか。いろいろ教えてくれて、ありがとうございます。
なんだか歴史的なことのようで感動しました。
彼らの父親は、英国の不動産王、サー・ローレンス・ロンソンです!!残念ながらミックとは関係ないです。