事務所をシェアしているきよみさんと、名古屋へでかけた。
大雪の予報があるなか、彼女は8時の新幹線で出発。途中ケイタイで富士山がきれいという、メールが届く。
11時には私が出発。私も美しい富士山を見て、駅弁を食べて名古屋に到着。
きよみさんは、名古屋からさらに一時間半かけて豊田市の美術館へ川俣正氏のインスタレーションを観に行っていた。
それは廃材を使ったインスタレーションで、彼女に見せてもらった「アーティストの個人的公共事業」という本には、彼のプロジェクトのさまざまな系譜がある。廃材のほかにも、「アートと関連した新聞紙リサイクルと環境」というのがあって、これは夥しい量の新聞紙によって成立している。
私はといえば、名古屋駅の地下街をさまよい歩いて「足裏マッサージ」の店がけっこうあることを知り、1時間20分にわたってマッサージを受けた。
(かなり休めました)
往復4時間の美術館めぐりから名古屋にもどったきよみさんと、ひたすらマッサージ派の私はケイタイで位置確認し合って、手打ち蕎麦やで落ち合った。
それから愛知県芸術劇場・大ホールへ向かい、坂本龍一さんのピアノコンサートのオーディアンスとなった。
渋谷のオーチャード・ホールのときは1階のかなり前の席だったのだが、今回は四階の真ん中辺ではるか下のステージを見下ろす体勢だ。
坂本さんは四階、五階に向かって「聴こえますか?」と気遣ったが、天井桟敷に近い席も最高だった。ホールの構造は多分サントリーホールと似ていて、演奏が直接私自身に届く。ステージと四階の一客席が何ものにも邪魔されずまっすぐ繋がっているようだった。
(そのあと、22日に東京フォーラムのCホールに行ったが、この日は冬至で「100万人のキャンドルナイト」だった。もしかして、、という予想通り、5本のキャンドルの光りで演奏された)
というわけで、コンサートは演奏者と場所の空気、さまざまな要素が混じり合って、それぞれ異なった魅力が生まれるということを体験した。
それがライブの醍醐味なのだろう。
終電に近い新幹線で名古屋を発つ時、雪が本格的に積もり始めていた。
駅前で雪の夜空を見上げて、私たちのクリスマスはこれでOKということにした。
おしゃべりしながら帰ってきたけど、雪の遅れはまだ20分くらいだった。
写真 (撮影・星川きよみ) 4時過ぎ、雪が降り始めたころ。
大雪の予報があるなか、彼女は8時の新幹線で出発。途中ケイタイで富士山がきれいという、メールが届く。
11時には私が出発。私も美しい富士山を見て、駅弁を食べて名古屋に到着。
きよみさんは、名古屋からさらに一時間半かけて豊田市の美術館へ川俣正氏のインスタレーションを観に行っていた。
それは廃材を使ったインスタレーションで、彼女に見せてもらった「アーティストの個人的公共事業」という本には、彼のプロジェクトのさまざまな系譜がある。廃材のほかにも、「アートと関連した新聞紙リサイクルと環境」というのがあって、これは夥しい量の新聞紙によって成立している。
私はといえば、名古屋駅の地下街をさまよい歩いて「足裏マッサージ」の店がけっこうあることを知り、1時間20分にわたってマッサージを受けた。
(かなり休めました)
往復4時間の美術館めぐりから名古屋にもどったきよみさんと、ひたすらマッサージ派の私はケイタイで位置確認し合って、手打ち蕎麦やで落ち合った。
それから愛知県芸術劇場・大ホールへ向かい、坂本龍一さんのピアノコンサートのオーディアンスとなった。
渋谷のオーチャード・ホールのときは1階のかなり前の席だったのだが、今回は四階の真ん中辺ではるか下のステージを見下ろす体勢だ。
坂本さんは四階、五階に向かって「聴こえますか?」と気遣ったが、天井桟敷に近い席も最高だった。ホールの構造は多分サントリーホールと似ていて、演奏が直接私自身に届く。ステージと四階の一客席が何ものにも邪魔されずまっすぐ繋がっているようだった。
(そのあと、22日に東京フォーラムのCホールに行ったが、この日は冬至で「100万人のキャンドルナイト」だった。もしかして、、という予想通り、5本のキャンドルの光りで演奏された)
というわけで、コンサートは演奏者と場所の空気、さまざまな要素が混じり合って、それぞれ異なった魅力が生まれるということを体験した。
それがライブの醍醐味なのだろう。
終電に近い新幹線で名古屋を発つ時、雪が本格的に積もり始めていた。
駅前で雪の夜空を見上げて、私たちのクリスマスはこれでOKということにした。
おしゃべりしながら帰ってきたけど、雪の遅れはまだ20分くらいだった。
写真 (撮影・星川きよみ) 4時過ぎ、雪が降り始めたころ。