![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/17/975c15ed943bae5e085c8a28279b2d1e.jpg)
12月はおもしろいことがいっぱいあって、書くヒマがないくらいだった。
でも、これだけは、ということをさかのぼってひとつ、記しておきます。
表参道欅(けやき)会を訪れたのは、2月に出版する「表参道のヤッコさん」に載せる70年代の原宿のマップの資料を確認するためだった。
ところが訪ねて驚いたのは、欅会の皆さんが懐かしい方たちばかりだったこと。
70年代、原宿のブティック、マンションメーカーがこぞって融資をうけた「国民銀行」、焼肉の八角亭、茶巾寿司の八竹、今井美容室、千疋屋、RCAビクターがあったときはよく通ったピアザビル、、そういうところの皆さんが地元のために活動している。
40年ぶりの再会に私自身が興奮してしまった。
それが縁で、エコ・プロジェクト+忘年会に呼ばれ、パネルディスカッションではパネリストのひとりとして、みなさんとお話をすることになった。
この集いでいちばん感動したのは樹木医の方ふたりが半年かけて表参道の163本のけやきを一本づつ診断した結果が発表されたことだった。
健康な木、やや問題のある木、相当弱っている木とあり、そのために何をしなければならないかが報告された。
その上でけやきを通した全国の町村を交流、たとえば、表参道のけやきの苗木を全国の市町村に配る、、というような提案があった。
私は待ってました、とばかり九州の川辺町の産業廃棄物、ダイオキシンを除去したものでつくったレンガの話をした。そのレンガを表参道のどこかに使って欲しい。
このレンガの存在を知っている区会議員の長谷部健さん、ソトコトの月本さんが会場にいらしたのは心強かった。
会場には神宮前小学校の図工の山田先生がいた。
けやき会主催のキャンドルナイトに、照明デザイナーの面出さんや多摩美の学生たちといっしょに、小学生たちと参加しているのだそうだ。
ちょっと控えめなモヒカン刈り、革のジャケット(本当はバリバリの革ジャンがいいんでしょうけど)、ブーツというスタイル。
とてもシャイで、良い感じの先生だ。
「『トントンギコギコ図工の時間』という映画知ってますか?」
「観てますよ」とのことだった。
やっぱり原宿はいいなー、と思った。
そして、これを書いている12月31日。
大晦日の表参道、アンデルセン2階でボルシチのランチ。
おじいさんを囲んで3世代そろって食べている人たちもいる。もう家族のお正月が始まっているようだ。
私は通りに面した席で、ガラス越しの街の風景を眺めながら、スプーンを運ぶ。
けやきの並木には国旗が並び、初詣の準備は整っている。晴れ渡った空も、既にお正月色の青さだ。
一年前になろうとしている今年のお正月、このブログで70年代の旅をしてみようと思った。
お正月休みだけの旅のつもりだったのに、ホットワイアードの江坂さんからアクセス数が急に増えたのでそのまま続けるように、とのメールをいただいた。
ブログってなにかも知らずに始め、いまだにアクセス数も知らない。
書き始めて10日間のあいだにいくつかの出版のお話があり、直感的にアスペクトにお願いした。
それから自分でも不思議なくらい、リアルタイムのことのように、70年代が浮かび上がり、キーを叩き続けた。
一昨日、アートデレクターの葛西さんから、一冊の本になろうとしている原稿の全レイアウトが届いた。
本の中身って活字が並んでいる静的なものじゃないんだ。
とっても活発な生きてる本になりつつある姿をちらっと見せてもらって、感激してしまった。
これから、どんな表紙になるのか、ワクワクしている。
私自身にも、まだたくさんの宿題がある。
葛西さんより、「せっかく挑戦的なデザインをしているのだから、カワイイ前書きはよして欲しい」とのメッセージ。
そうよね、私って、いくつになっても、可愛く見せたい志向がギンギンですもんね。これから書き直しっていうことだけど、うれしい注文だ。
ブログをはじめて一年ちょっと。このブログにきてくださったり、書き込みをしてくれてるかたがた、仕事の現場や街で「読んでますよ」と声をかけてくれるみなさん、このブログのチャンスをつくってくださったホットワイアードの江坂さん、書籍化に勤しんでくださってるアスペクトの貝瀬さん、
新しい年が楽しみで、私は今、走り出したくて足踏みしています。
写真 (撮影・貝瀬裕一) 神宮前小学校の図工の山田先生と。
でも、これだけは、ということをさかのぼってひとつ、記しておきます。
表参道欅(けやき)会を訪れたのは、2月に出版する「表参道のヤッコさん」に載せる70年代の原宿のマップの資料を確認するためだった。
ところが訪ねて驚いたのは、欅会の皆さんが懐かしい方たちばかりだったこと。
70年代、原宿のブティック、マンションメーカーがこぞって融資をうけた「国民銀行」、焼肉の八角亭、茶巾寿司の八竹、今井美容室、千疋屋、RCAビクターがあったときはよく通ったピアザビル、、そういうところの皆さんが地元のために活動している。
40年ぶりの再会に私自身が興奮してしまった。
それが縁で、エコ・プロジェクト+忘年会に呼ばれ、パネルディスカッションではパネリストのひとりとして、みなさんとお話をすることになった。
この集いでいちばん感動したのは樹木医の方ふたりが半年かけて表参道の163本のけやきを一本づつ診断した結果が発表されたことだった。
健康な木、やや問題のある木、相当弱っている木とあり、そのために何をしなければならないかが報告された。
その上でけやきを通した全国の町村を交流、たとえば、表参道のけやきの苗木を全国の市町村に配る、、というような提案があった。
私は待ってました、とばかり九州の川辺町の産業廃棄物、ダイオキシンを除去したものでつくったレンガの話をした。そのレンガを表参道のどこかに使って欲しい。
このレンガの存在を知っている区会議員の長谷部健さん、ソトコトの月本さんが会場にいらしたのは心強かった。
会場には神宮前小学校の図工の山田先生がいた。
けやき会主催のキャンドルナイトに、照明デザイナーの面出さんや多摩美の学生たちといっしょに、小学生たちと参加しているのだそうだ。
ちょっと控えめなモヒカン刈り、革のジャケット(本当はバリバリの革ジャンがいいんでしょうけど)、ブーツというスタイル。
とてもシャイで、良い感じの先生だ。
「『トントンギコギコ図工の時間』という映画知ってますか?」
「観てますよ」とのことだった。
やっぱり原宿はいいなー、と思った。
そして、これを書いている12月31日。
大晦日の表参道、アンデルセン2階でボルシチのランチ。
おじいさんを囲んで3世代そろって食べている人たちもいる。もう家族のお正月が始まっているようだ。
私は通りに面した席で、ガラス越しの街の風景を眺めながら、スプーンを運ぶ。
けやきの並木には国旗が並び、初詣の準備は整っている。晴れ渡った空も、既にお正月色の青さだ。
一年前になろうとしている今年のお正月、このブログで70年代の旅をしてみようと思った。
お正月休みだけの旅のつもりだったのに、ホットワイアードの江坂さんからアクセス数が急に増えたのでそのまま続けるように、とのメールをいただいた。
ブログってなにかも知らずに始め、いまだにアクセス数も知らない。
書き始めて10日間のあいだにいくつかの出版のお話があり、直感的にアスペクトにお願いした。
それから自分でも不思議なくらい、リアルタイムのことのように、70年代が浮かび上がり、キーを叩き続けた。
一昨日、アートデレクターの葛西さんから、一冊の本になろうとしている原稿の全レイアウトが届いた。
本の中身って活字が並んでいる静的なものじゃないんだ。
とっても活発な生きてる本になりつつある姿をちらっと見せてもらって、感激してしまった。
これから、どんな表紙になるのか、ワクワクしている。
私自身にも、まだたくさんの宿題がある。
葛西さんより、「せっかく挑戦的なデザインをしているのだから、カワイイ前書きはよして欲しい」とのメッセージ。
そうよね、私って、いくつになっても、可愛く見せたい志向がギンギンですもんね。これから書き直しっていうことだけど、うれしい注文だ。
ブログをはじめて一年ちょっと。このブログにきてくださったり、書き込みをしてくれてるかたがた、仕事の現場や街で「読んでますよ」と声をかけてくれるみなさん、このブログのチャンスをつくってくださったホットワイアードの江坂さん、書籍化に勤しんでくださってるアスペクトの貝瀬さん、
新しい年が楽しみで、私は今、走り出したくて足踏みしています。
写真 (撮影・貝瀬裕一) 神宮前小学校の図工の山田先生と。
この勢いで2006年も頑張ってください!
うわー図工の先生、お洒落ですね!
私の子供の頃の図工の先生と…エライ違いです。
「表参道のヤッコさん」とっても楽しみにしています。2月が待ちきれません~。
勿論、この千駄ヶ谷スタイリスト日記の更新も楽しみにしています。
町並みを想像してます
ソトコトは愛読書です、
一個人も好きです、
個性的な雑誌には信念
がみえます。
Yaccoさん一年間
ご苦労様でした☆
そして、2006年も
いつものように
可愛く見せたい志向
ギンギラギンにさりげ
に、やっぱりみせてく
ださい☆
良いお年をそして御健勝
をお祈り申し上げます。
愛すべき人へ。
サン・アドの葛西薫さんでしょうか、もしそうなら
とても楽しみです、どなたが決めたか知りませんが
以外な人選に拍手を送ります。
占いで決めました(そのこと、今度書こうとおもってるんですけど)
サンアドの葛西さん、引地さんが時間をかけてデザインしてくださっているのです。
いざとなると、私自身、いくら時間があっても足りないものだな、と感じてます。
ところで葛西さんの名刺の肩書きは、今でもアートディレクターのままなんでしょうね。肩書きじゃないんです、あのひとは。
「表参道のヤッコさん」を、今読んでいます。
ボウイの事で10代の頃に知り、憧れの人でしたが、あれもこれもYaccoさんの作品だったのかと驚きました。
あの時代、原宿、夢がいっぱいでしたよね。
そして、山田先生との2ショットにびっくりです!
私の娘たちは山田先生の教え子で、大変お世話になりました。(神宮小ではありませんが)
2~3日の間にそんなことがあって、なんだか不思議なような嬉しい気持ちです。