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Tレックスのアメリカツアーに同行した時、ニューヨークのツアーメンバーの宿泊先はは「グラマシー・パーク・ホテル」だった。(デヴィッド・ボウイのときも同じホテル)
このホテルはレキシントンにあり、クラッシックでロンドンぽい。ホテルに隣接してガーデンがあり、ホテルの滞在客だけがその期間、鍵を所有して中を散策できる仕組みになっていた。ロンドンのポートベロー・ホテル同様、ここを利用するのは、かたや老人、かたやミュージシアンをはじめとするアーティストと、極端に違うふたつのジェネレーションのひとたちが多いと聞いた。
(またこの思い出深いホテルは70年代を舞台とした映画「あの日ペニー・レインで」の後半、ツアーが終わったミュージシャンたちがニューヨークに戻り、主人公の女の子がツアー妻としての役目を終える場所としても登場した)
ニューヨーク滞在中に、今夜はごく身内の試写会があるから来るように、といわれて、指定の場所に鋤田さんと出かけた。
そこにはなんとリンゴ・スターがいた。
マークとリンゴはゆるやかな階段状態になっている試写室の一番後ろの席に座って、親密そうにしゃべっている。鋤田さんは早速カメラを向けて撮り始めたが、私はその合間をぬって彼らの席までいった。
「リンゴ、私にサインちょうだい」というと
「うん、いいよ。でも一個だけね」といわれてしまった。あ、いけない、それじゃ鋤田さんのぶんがない、と思ったけど私は素直にうなずくしかなかった。
あとで、鋤田さんに「女の子はいいなー。さっさとサインを頼めるからなー」といわれたけれど、一個しかないものは私のものとばかり、自分のバッグにお宝をしまいこむのもさっさとやった。
そこで観たのが「BORN TO BOOGIE」だった。
鋤田さんに同行することは、いろんな未知との遭遇があることだった。この映画の試写会にめぐり合ったのも、そのひとつだ。
写真 (撮影・Yacco) ザンドラ・ローズのゴージャスなワンピースが似合うチリタ・セグンダ。彼女はTレックスのマネージャーをしていて、鋤田さんとTレックスのフォトセッションをOKしてくれたキーパーソンだった。(マーク、ミッキーだけではなく、チリタもこの世を去っている)
このホテルはレキシントンにあり、クラッシックでロンドンぽい。ホテルに隣接してガーデンがあり、ホテルの滞在客だけがその期間、鍵を所有して中を散策できる仕組みになっていた。ロンドンのポートベロー・ホテル同様、ここを利用するのは、かたや老人、かたやミュージシアンをはじめとするアーティストと、極端に違うふたつのジェネレーションのひとたちが多いと聞いた。
(またこの思い出深いホテルは70年代を舞台とした映画「あの日ペニー・レインで」の後半、ツアーが終わったミュージシャンたちがニューヨークに戻り、主人公の女の子がツアー妻としての役目を終える場所としても登場した)
ニューヨーク滞在中に、今夜はごく身内の試写会があるから来るように、といわれて、指定の場所に鋤田さんと出かけた。
そこにはなんとリンゴ・スターがいた。
マークとリンゴはゆるやかな階段状態になっている試写室の一番後ろの席に座って、親密そうにしゃべっている。鋤田さんは早速カメラを向けて撮り始めたが、私はその合間をぬって彼らの席までいった。
「リンゴ、私にサインちょうだい」というと
「うん、いいよ。でも一個だけね」といわれてしまった。あ、いけない、それじゃ鋤田さんのぶんがない、と思ったけど私は素直にうなずくしかなかった。
あとで、鋤田さんに「女の子はいいなー。さっさとサインを頼めるからなー」といわれたけれど、一個しかないものは私のものとばかり、自分のバッグにお宝をしまいこむのもさっさとやった。
そこで観たのが「BORN TO BOOGIE」だった。
鋤田さんに同行することは、いろんな未知との遭遇があることだった。この映画の試写会にめぐり合ったのも、そのひとつだ。
写真 (撮影・Yacco) ザンドラ・ローズのゴージャスなワンピースが似合うチリタ・セグンダ。彼女はTレックスのマネージャーをしていて、鋤田さんとTレックスのフォトセッションをOKしてくれたキーパーソンだった。(マーク、ミッキーだけではなく、チリタもこの世を去っている)
とは、チリタがYaccoさんとの初対面に際して発した言葉ですよね。
Yaccoさんが初めてT・レックスのオフィスを訪ねたとき、チリタは電話中のまま、Yaccoさんのことをじっと見つめ、それでYaccoさんはOKになったのだった、とかつてのエッセイで読みました。
衝撃的でした。高校生でしたが人間関係というものを初めて意識し、後年、人の話を聞かせていただくインタビュー中心のライターという仕事を始めてからも、そのときのYaccoさんとチリタの出会いの言葉が、ひとつの大きな指針になっています。
単に好き嫌いで何かを決めるというようなことでなく、もっと原初的な人間同士、動物同士の感触のようなものがすべてを動かして行ってる……という厳然とした事実と人の感性、直感が選び得るもっとも大切なものがあるということ。それはいつの時代にも、いえデジタル世代だからこそ、忘れてはならないものだと思っています。
書いてください「エッセイや回転扉」を読ませてもらい
今度どんなものを書くか楽しみにしています、じつは
小説を期待してるのですが・・・・
>でも今の若い世代の方に伝えたいなー、と思ったり、いろいろです。
『現在は過去と未来を分ける境界線として存在するが
それを確認することは出来ない。今が現在だと見定めたとたん、それは一瞬過去になってしまっている。反対に私が生きている時間には現在しかない。昨日は今思い出してる過去だし、明日は今想像してる未来。両方とも今生きている現在の内容以外の何ものでもない。』なのだそうです。・・・語る時には「今」さえも過去になるわけで、1分前も100年前も同じである、と。
何より服飾の世界には「過去という不変」を「変化させる面白さ」があると思います。ですからそれと同じで全てを含めてYaccoさんですから是非伝えたい事を好き勝手に、無責任に責任を持つ!という位のスタンスで表現してOKではないでしょうか。愚生はblogというより完全なる作品として拝見させて頂いております。写真にも文章にも鼓動を感じ、とても素敵だと思います。
現在をどう生きるかで過去と未来の生き方まで変わってしまうし、だからこそ堂々と現在をお伝え下さい。勉強になります!(生意気すいません)
※2005-01-19分にミニ情報ありますのでご参考まで。
お言葉ありがとう。
好き勝手に、楽しみながら、がんばります。
そのサインは今でもお持ちですか?当時のサイン…
お宝ですね。
マーク、ミッキー、チリタ。ボウイのバンドのミック・ロンソンも亡くなってますし…あの頃尖がっていた人達の中で、現在も頑張ってるデヴィッド・ボウイとか(ルー・リードとかストーンズとかも)ここまで音楽業界・人間としても、生き残るのは大変だったでしょうね。そういった人たちと同じ空気を吸っていた、当時の息吹を体感していたヤッコさんや鋤田さんて凄いです!もっともっと貴重なお話、読ませて頂きたいです。
あることかも。ゴールデンウイークはお宝捜しをしよう、とおもいます。
私は一般ピープルです(笑)「表参道のアリス」を読みたくて、本をさがしてますが、なかなか
それで やはり 今のYaccoさんの言葉で
「表参道のアリス」に 触れていただけたらな
とおもったりしていました。
また、Shioriさんのお話、ときめきました。
ファンであって、Yaccoさんのエピソードを
指針にされてるなんて、人と人の結びつきは
やっぱり尊いですね、そう感じました。
T・レックスをまったく知らない私ですが、
覗いてよかったです。そして、デジタルの
時代でも、理力的、直感、感性が大切だと
いうご意見に、全く同感だといゆことを
お伝えしたいです!!!
イスがあって、そこを立ち去っても、
しばらくは人の温みがある、心の温度も
また大切なんだなと感じました!
ヨド物置、、わくわくします、楽しみです。
T.rexとYaccoさんの仲のよさが
伝わってきました、かっこいいです、、
モノクロームのマドンナ!
流行通信5月号を、明日拝見したいとおもいます、70年代の風をTVでも感じました、
似たファッションを、、拝見。
リトルダンサーのバックの音楽というので
わかりました。いいかんじです。