秋の夕暮れは 釣瓶落とし

秋の夕暮れは、釣瓶落とし。
５時近くなると、一気に暗くなっていきます。
夏のように、夕焼けを楽しむ余裕など、ありゃしません。

ところで、この釣瓶とは、井戸で水をくみ上げる時に利用される、綱等を取り付けた桶などの容器である。
最近の方々は、堀井戸などは見たこともないでしょうが、怪談話のお菊さんが出てくる所。
今では、貞子が落とされた所と言った方が解り易いのか。
その井戸の上の方にについていて、それを井戸の中に落として水を汲み上げるんです。
昔は、水を一杯飲むのも、大変な労力を要したのですよ。
いや、俺が餓鬼のころは、もう蛇口をひねると水が出てきました。
念のために言っておきます。

とにかく、その釣瓶を落とすかの如く早い日没。
夕日を楽しむ事から、長い夜を楽しむ季節になったということでしょうか。
さて、この長い夜。
あなたは、何を楽しむのでしょうか？

誰ですか？
早い時間から酒が飲める等と喜んでおられるお方は？