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親父のグチ

姿勢

2013-10-06 | アナログ親父の独り言
先日、消耗品の発注をした。
にこやかに店に入って来て、
「毎度様~~!」
の声。
「いくら?」
「173円です!」
「え?」
俺は、800円ほどを見込んでいた。
「そんな値段だったっけ?」
「はい。」
「悪いね。」
「いえいえ、気にしないでください。」

彼は、165円の商品を、わざわざ高いガソリンを使って届けてくれた。
笑顔も添えて。

一時期、知り合いの身内が、消耗品を取り扱う会社に勤めているというのでそこに発注していたが、配達の人間の態度の悪さと営業の人間のいい加減さで、切り替えていた。

タカが配達担当、されど配達担当である。
彼らは、最も重要なポスト。
最も顧客と接する機会が多く、コミュニケーションが発揮されるポジションである。
能力の低い社員を、
「配達でも、やらせておけ」
と、会社が判断したら、その会社は滅亡へと向かう。

末端の従業員の姿勢は、上司の姿勢。
上司の姿勢は、会社の姿勢である。
この配達員が出かける時、誰かが
「こんな少しだけ発注しやがって」
等と言うと、その配達員もそう思う。
それは、会社自体のレベルが下がるだけではなく、従業員の成長も妨げる。
その仕事の姿勢が、身につくからである。

配達員の青年が、
「ありがとうございました!」
と、返る時、
「いい会社に、入ったね。」
と、送り出した。